マガジンのカバー画像

海外のお話

10
運営しているクリエイター

#旅

言語のお話

言語のお話

あっという間に金木犀の香りが過ぎ去り、今度は銀杏の香りがしてきました。
秋が深まってきましたね。大好きな季節です。

言語のお話をしたいと思います。

20代の頃、パティシエとして働くためヨーロッパのベルギーへ渡りました。
オランダ、フランス、ドイツに隣接したこの国の言語は、オランダ語、フランス語、ドイツ語が主に話されています。
島国の日本ではちょっと想像しにくいですが…。

パティシエとして働き

もっとみる
ブロカントのお話

ブロカントのお話

「ブロカント」って?

響きからしてオシャレ感がある。

そう、欧州で長年愛され大切に使われ続ける古道具のこと。
フランス語かな?たぶん。

どうしてフランス語ってこんなに素敵な響きのある言語なんだろう?トレビアン。

その中でもやはり菓子作りに使われてきたものに惹かれる。
若い頃から雑誌で見たり、パティスリーに飾られている古い型に憧れていた。
向こうに行けたら絶対に買おうと。

26歳の時、よう

もっとみる
「人生を変えた一冊」恩師との出会い①

「人生を変えた一冊」恩師との出会い①

今年の「ジャムの旅」も無事終了したので、ちょっと懐かしい人に思いを馳せてみよう。

たくさんの人達との出会いの中で、僕はパティシエとして20年以上も働くことができているのだけれど、その中でも大きな影響を受け、人生を変えてくれた恩師がいる。

ベルギー、ゲントという街にある老舗パティスリー「ダム」のシェフ、ピット・ファベールさんだ。

パティシエとして働き始めて5年ほど経った頃から、ヨーロッパに渡っ

もっとみる
「自分は何者でもない」

「自分は何者でもない」

4年ぶりに海外へひとり旅へ出た。
オーストラリアのキャンベラという街だ。
現地で暮らしているオーストラリア人の友人に会いに来た。

オーストラリアというとまずはシドニー、そしてメルボルンといった大都市へいく人が多いみたいだが。

キャンベラはオーストラリアの首都でありながら、自然に囲まれた静かな街。
人口は約37万人だから、日本の地方都市という規模感かな。

日本の首都東京では考えられないが、キャ

もっとみる
100%キャッシュレスな旅

100%キャッシュレスな旅

「いつ現金使えばいいんだ?」

オーストラリアへの旅、1週間滞在したが結局最後まで現金を使う機会がなかった。

カフェでバーガーをかぶりついた時も。
ブリュワリーでクラフトビールを堪能した時も。
ファーマーズマーケットで新鮮な野菜、果物を仕入れた時も。
リムジンバスでシドニーとキャンベラを往復した時も。
博物館でアボリジニの歴史を感じた時も。

どんな場面でもスマホのApple Payで簡単に支払

もっとみる