旅するヨット

外洋クルーズ艇を手に入れ、スキルアップと船のメインテナンスに明け暮れるこの頃。 人生一…

旅するヨット

外洋クルーズ艇を手に入れ、スキルアップと船のメインテナンスに明け暮れるこの頃。 人生一度だけ、ヨットで旅に出かけよう。

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最近の記事

ヨット旅を勧める30の理由

海外のヨット乗りが、ヨットクルーズによる旅を勧める50のメリットという記事を掲載されていました。 私の経験とそのリストの見直しで、30ポイントに絞りヨット旅の魅力を簡潔にまとめたいと思います。 クルージングボートによるロングクルーズ(海外含む)では、自宅を処分して全ての所有物を整理し、大型ヨットを家代わりに旅暮らしと言うスタイルが存在します。 日本人でもごく僅かですがその様な旅人に出会う機会もあります。 ポイント1 多様な文化、習慣、古い町並み、そこに暮らす人々との出会い

    • ヨットの自作あれこれ コックピットカバー制作

      今回の作業はセンターコックピットを保護するカバーの制作に挑戦です。 先輩セイラーが昨年、クッションやエンクロージャーを自作したと聞き、同じミシンを持っているので、私も挑戦してみました。 教材としてはミシンメーカーSailrite社がアップしているYoutubeが先生代わりです。 この会社のビデオシリーズは画期的で殆どのミシンワークを学ぶことができるのです。もちろん英語ですが。 今回はパターンを取るための透明なビニールも購入。現場合わせで実寸をとります。 たまたま前のオ

      • ヨットでお湯を沸かす温水ヒーター

        今回のお話はヨットでの温水ヒーターにまつわるお話。 ヨットと言ってもその目的や航海する海域、生産国によって仕様が変わってきます。 クルーズ艇にはレース艇にないような設備、例えば暖房装置や温水器が設置されており、日本であれば冬季も快適にキャビンライフを楽しめます。 私の船はスウェーデンで建造された寒冷地仕様です。ヒーターは軽油を燃料としたファンヒーターで真冬でも船内を20度程度に保ってくれます。 今回のお題である温水ヒーターですが、仕組みはシンプルで、エンジンを回している

        • イギリスの海事情

          イギリスではNPOやNGOで運営される巨大な組織が行政に代わり、ヨットのスキルアップや、安全にかかわる様々な教育や、トレーニング、資格認定などのサービスを提供している。 中核的な存在が、ロイヤルヨット協会であり、ディンギー、クルージング、ヨットレース、あらゆる形態のセーリング、トールシップ、RIB、ウィンドサーフィン、水上バイクなど全般をカバーし、スキル習得をサポートしている。 出版物も多くこの世界でのインストラクター資格を取るコースも用意されている。 ヨットであれば、デ

        ヨット旅を勧める30の理由

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        • ヨットメインテナンスあれこれ
          4本
        • 海外ヨット事情
          3本
        • クルーズ派
          7本
        • SNSとクルージング
          0本
        • 気候変動の影響
          0本

        記事

          カタマランって、どうなの?

          初回の瀬戸内ヨットラリーに参加してくれたのは、アメリカ船籍のカタマランヨットでした。 初回は広島から、尾道、大三島、仁尾、白石島、小豆島、最後は芦屋まで2週間の行程で開催されました。アメリカから参加の海外艇は42フィートのカタマランでした。 彼らは、カリブ海スタートで、パナマを抜け、南太平洋から、オセアニアを約5年かけてゆっくりと回ってきたとのことでした。多くの島々をほとんどアンカリングで過ごし、係留費用を抑えながらの長期クルーズとのことでした。 その為には持ち物をガレージ

          カタマランって、どうなの?

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          18mのマストに上りセンサー交換作業

          18mのマストに上りセンサー交換作業

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          自前で航海計器の更新作業

          自前で航海計器の更新作業

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          キャプテンは奥様

          Kiwi Coyote は50フィートクラスのピカピカの豪華クルージングセイリングボートです。 マスト高も22mあります。 建築士のサイモンはとても物静かな紳士で。よく働くご主人です。 2016年にインドネシアラリーに参加されていて日本のラリー参加を打診したところ、来年参加希望との事でした。 同じNZのSagataと一緒に翌年ラリースタートの地である広島観音マリーナまで航海してきました。 このインドネシアラリーは規模が大きく50艇前後が参加する様です。 日本からの参加艇

          キャプテンは奥様

          27フィートの小型艇で日本訪問

          たまたま出かけた下田の港で小さな外洋艇を発見しました。 もう8年前、2012年に偶然であったヨットです。小型艇ですが、いかにも大洋を渡って来たという雰囲気のヨットでした。 ご本人達はちょうど不在でお会いできませんでしたが、船名から、彼らのホームページを見つけメールでやり取りを行いました。お茶でもと誘われたのですが、ちょうど下田を離れて後であったため直接お会いする機会を逃してしまったのが残念です。 航海記はとても簡潔で、写真も含め読み応えがありました。 イギリスのSailin

          27フィートの小型艇で日本訪問

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          海外から日本を訪れたヨット乗り その1

          海外から日本を訪れたヨット乗り その1

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          ヨット購入後のアップグレード作業 その1

          ヨット購入後のアップグレード作業 その1

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          ネットワーキング

          ヨットは購入してみたが、さて何をどのようにすればスキルが上がるのか? クルーズ主体だと、自力で試行錯誤をしていくか、コーチを雇うか、知人に乗船してもらいスキルアップを図るか? やはりシングルハンドやダブルハンドで20ノットオーバーはまだ落ち着いて対応ができるかと言うと課題があります。 ある人からは、出航してからスキルは付いてくるとのアドバイス?も。 当初は、下田に船を置いて週末セーリングを楽しみましたが、港を出ると即外洋なので、うねりが1-2mあるのはごく当たり前です

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          ヨットオーナーへの道

          とても人気のあるドライブコースでもある江ノ島から逗子あたりの海岸線(135号)を週末に渋滞覚悟で、運転しているとほぼ年間を通してサーファー達の先に海に浮かぶ大小のヨットを見かける。 一時ほどの賑わいはないかもしれないが、学生の部活や、地元小中学生たちも真冬であってもディンギーに乗っている姿を見かけます。 白い帆をあげて沖をゆったりと動いていく姿は、海岸線の景色の一部となります。 ヨットは眺めても美しい乗り物なのです。 風の力を利用し、推進力に変えるその仕組みには、機能美が備

          ヨットオーナーへの道