松本窓

誰かのためのものではない、フィクショナルな私小説。

2021年の終わりにむけて

よく聞かれる。「仕事忙しいの?」と。 仕事はそれほど忙しくない。忙しくならないよう、周囲の人々が配慮してくれているからだ。本当にありがたい話である。 「じゃあな…

4か月前

フルリモート映画をつくってみて

世界が急変して、しばらくが経った。なんだか糸がぷつんと切れたように、元の生活に一斉に戻りつつある。 なにが必要でなにが不要かの選別や、それに伴う闘争は明確な収束…

2年前

どこへも行けない僕たちへ(リモート映画作品キャスト募集)

今日も陽が沈む。総武線がゆっくりと通る音、閉じられた釣り堀で喘ぐ鯉たち、風に揺れる木々。 斜陽に照らされ、木々の影がアスファルトの上に長く伸びている。 水面に反射…

2年前

彼女について①

愛とはなんであろうか。ここ数年、そんな問題にぶつかることが度々ある。 それを探るために誰かと色々な愛の話をしたいのだけど、どうにもむず痒い。そこで考えた。 気恥ず…

2年前

彼について①

愛とはなんであろうか。 ここ数年、そんな問題にぶつかることが度々ある。実際にあった話かはもはや定かではないけれど、夏目漱石は「I love you」を「月が綺麗ですね」と…

2年前

満たされた日々の隙間に

僕の実家は、田舎とも都会とも言えないような地味な首都圏のはずれの街にあって、僕は市内の普通の公立高校に通っていた。 高校生3年生になって初めて彼女ができた。元気で…

2年前