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2023年7月23日

ここに来て、やりたいことが溢れている。
かつて感じたことのある、思わず走り出したくなるような泣きたくなるような、心に留めてはいられない渇望のような情熱のような感情が、再び湧き上がってきている。どうしたらよいのかわからない。吐き出したい、でもそれによって失いたくない。同時に、これまで無駄にした数々の時間が頭をよぎり、後悔に食い尽くされそうになる。それでも湧き上がる情熱で、胸が満ちる。なにかへの憧れ、負けたくないという気持ち、今までなにしてたんだという後悔、今から始めなきゃという焦り。どうしようもないほど、青い。青くて良かったとも同時に思う自分も見つける。ずっとずっと青い。僕は青いままだ。あらゆることを諦められない。でも、諦めることを身に着けかけていたような気がする。自分が好きだった自分でなくなってしまうような感覚が、たしかにずっとあった。

「良さ」で勝ちたいとずっと言ってきた。「良いものを良いと言える世の中をつくりたい」とずっと思ってきた。だとしたら、自分の思う良さを手放すべきではなかった。誰かに嫌われようと、そこを手放してはいけない。諦めが悪い人間であったはずなのだ。そのままであろう。自分の思う「良さ」を同じく「良いね」と言ってくれる人はこの世界の何処かに居るはずだ。少なくとも、居ると信じながら生きていたいと思う。そういう世界であれと願っていたはずだ。それが自分らしい姿であったはずだ。青い。もう青さに無自覚であるほど子どもではなくなってしまった。でも、それでいいじゃんか。と、思えなくてどうする。

必ずしも、思ったことや考えたことを他者と共有する必要はない。自ら進んで煙たがれる必要はない。けれど、自分の中で「良さ」を大切にし続けなきゃいけない。その気持ちを育てたい。理想を諦めない、憧れを見つめ続ける、それがありたい自分の姿であったのではないか。

この文章が恥ずかしいと思わない自分でありたい。これを「青い」と笑える自分になりたくない。カッコつけんなバカヤロー!っていつも言ってやりたい。

やりたいことがたくさんある。誰かに話したい。ワクワクしたい。うつくしい世界に憧れていたい。同じ気持ちでいてくれる人が、もしこの世界に居るのだとしたら、その人らとだけ、ずっとうつくしい世界を追い求めていたい。自分の好きなものは、本当はこの世界のどれでもないと思っている人に、できれば「ああ自分が欲しかったものはこれだ」と思えるものを届けたいし、いつも「自分だけが周囲と違う」と悩んでいる人と連帯したい。

どうせなら、そんなふうに生きたいと強く強く思った。


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