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【超超短編小説】書いてください

「書いて下さいよ」
 自分でも驚くほどの大声で俺はそう言った。
「才能があるんですよね、書いて下さいよ」
 自分が加速していく。視野が狭くなる。脳が硬化して顔が強張る。
 手の中で奴の書評が音を立てて曲がっていく。出版社の編集者の顔を思い出す。俺を嗤いやがって、全員死ねばいいんだ。

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569字
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