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八百屋のちょっとまじめな話

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「野菜で笑顔を結ぶ」をモットーに、ほれた農家さんのおいしい野菜や果物を販売している八百屋(@函館)のちょっとまじめな話。3児の父ならではの視点で書いた「主夫な八百屋の子育て日記」…
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2020年1月の記事一覧

全国紙に”すず辰”の名が!

全国紙に”すず辰”の名が!

青果仲卸マンガ”八百森のエリー”を発見し、大興奮の八百屋。思わず、作者にネタを提供。

送ったネタは、「なぜ北海道産の越冬ジャガイモは本州ではおいしくない
のか?」という話。

北海道産のジャガイモは、越冬中、零下ギリギリの温度(0~3度)に保管されるため、細胞中のでんぷんを糖化させ、糖分濃度を高めることで凍結しないように変化します。結果、年明けの2~3月あたりのイモは甘みが増し、おいしくなります

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青果業界初!? 青果仲卸マンガ!

青果業界初!? 青果仲卸マンガ!

おそらく青果業界初です!!

青果仲卸会社に就職した新人、エリーこと卯月瑛利(うづきえいり)の奮闘を描くマンガが、18年9月から週刊漫画雑誌「モーニング」で連載が始まっていました!

たまたま、コンビニで立ち読みして見つけたのですが、もうびっくり!うわっ、青果業界がマンガになってる!!、って。しかもなかなかに熱く面白い!

第1話と第2話がウェブで読めるのですが、主人公エリーが学生時代(農学部)に

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「よくねたいも」は起こさない

「よくねたいも」は起こさない

東京時代に、北海道のじゃがいも産地の方に「じゃがいもは3回おいしくなる」と教わりました。

とれたての新じゃがの芋の香りを楽しむ時期と、しっかりと完熟してから収穫した、ほくほくしておいしい晩秋以降の時期と、年が明けデンプンの糖化が進み、甘さがぐっと増す春の時期と。

6月あたりからCMを賑わしている、ホクレンさんの“よくねたいも”は、3番目の糖化が進んだ、“甘~いじゃがいも”のことですが、個人的に

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出会いは探せばありました。妹の縁を手繰り寄せた兄の話。

大阪にいる8つ下の妹が2年前ついに結婚しました。

実は新郎さん、私の大学時代のサークル仲間の、旦那さんの会社の後輩さん。店主が縁をつなぎまして。

きっかけは、25年ぶりにネット上で再会した、中学の同期の子の婚活手伝い。東京で働いているというので、10年ほど前は東京にいた店主。軽く「何人か紹介できるで」と言うたところから、独身男性探しに(笑)。

年賀状やSNSを駆使して、東京時代の知り合い

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”とうふ”でうわさされる八百屋

”とうふ”でうわさされる八百屋

初めて来たお客さんの第一声。
「京都のおとうふってどれですか?
○△医院で先生からおいしいと聞いて」

「それはそれは、ありがとうございます。」と私。

「野菜は高いんだけど、とも先生おっしゃってましたw」とさらにお客さん。

「いや~、そんなイメージですか!?
ものを考えるとそんなに高くないんですけどね~(^_^;)」(私)

「娘さんはおいしいからと野菜も買ってるともおっしゃってましたよw」(

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八百屋視点で、農業界を知る上で読んだ方がいいおすすめ本。

以下のツイートを見つけ、思わずおせっかい魂が。

ぱっと浮かんだのが漫画”八百森のエリー”。
青果仲卸会社に就職した農学部卒の新人エリーの奮闘記。
面白おかしく青果流通の肝が学べます。
一・二話がウェブで読めます。

それ以外だと、ざっと自分の本棚を見た限りから以下列挙。
順番は特に意味はないです。思いついたままに。気になったものがあれば
読んでみてください。

・「タネが危ない」 野口勲著
種屋

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電子書籍、編集中!

電子書籍、編集中!

店で毎週発行していますチラシ「週刊すず辰」。

季節のオススメ野菜に、子育ての小ネタ、そしてコラムと書き連ねてきました(noteの記事も大半がその一部)。

過去のコラムを編集し、すず辰マガジンとして3冊発行しましたが、開業してから8年弱で発信してきた内容を再編集し、1冊の本に仕立てたいなと思っています。
 すず辰マガジン① 日々の料理が楽しくなる八百屋
 すず辰マガジン② 主夫な八百屋の子育て日

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