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2021年4月の記事一覧
ハッピーなバッドエンド:Unnamed Memory Ⅳ、Ⅴ、Ⅵ
・Unnamed Memory Ⅳ・Ⅴ・Ⅵ
著者:古宮九時
出版:KADOKAWA(Kindle版)
第一部(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)を読んで、
「これはまとめて読むべきやな」
と思って「Ⅵ」が出版されるまで1年数ヶ月。
いやぁ、「第一部」のストーリー、忘れちゃいましたがなw。
とは言え、第一部ラストの衝撃的な展開は記憶に残ってましたし、まあそれが頭の中に入っていれば、基本的なところは分かります。
精緻に
「ポーの一族」の続きをお待ちします:読書録「一度きりの大泉の話」
・一度きりの大泉の話
著者:萩尾望都
出版:河出書房新社
これはもう、「痛ましい」としか…。
<執筆が終わりましたら、もう一度この記憶は永久凍土に封じ込めるつもりです。ちゃんとお墓を作り、墓碑銘も書きましょう。
「1970〜1972年の2年間
夢を見て大泉に集った
漫画家たちがあった。
仕事をし、語り合った。
だが地雷もあった。
それが爆発して大泉は解散した」
青春はこのように終わりました
現代版「悪党パーカー」って感じかな?:読書録「続・用心棒」
・続・用心棒
著者:デイヴィッド・ゴードン 訳:青木千鶴
出版:ハヤカワ・ミステリ(Kindle版)
楽しませてくれた前作に続いての第2作。
期待を裏切らず、楽しい時間を過ごさせてくれます。
正直、「第1作って、どんな話だっけ?」ってとこもあったんですが、
大丈夫。
ちゃんと冒頭で「前回のお話」的なマトメをしてくれています。
まあ、それがなくても別にいいっちゃあ、いいんですけどw。
ストレー
確かにこれは「完結編」:読書録「小説イタリア・ルネサンス4 再び、ヴェネツィア」
・小説イタリア・ルネサンス4 再び、ヴェネツィア
著者:塩野七生
出版:新潮文庫
「3」を改めて読んで、
「キレイに終わってるやん」
と思ったんですが、25年ぶりの続編である本作を読むと、
「なるほど、<完結編>やわ」
とw。
物語は前作のすぐ後からスタート。
前半は「完結編」っぽく、これまでの物語のフォロー編になります。
特に1作目の「アルヴィーゼ」の遺児の件は、3巻に「匂わせ」はありました
丁寧な描写が世界観を生み出している:読書録「高瀬庄左衛門御留書」
・高瀬庄左衛門御留書
著者:砂原浩太朗
出版:講談社(Kindle版)
藤沢周平の「三屋清左衛門残日録」を思わせる
と言う評をどこかで読んで、気になって購入してしまいました。
読み始めて、一気に読了。
好きですね、こう言うの
藤沢周平にしても、池波正太郎にしても、物語としての面白さに加えて、描き出すその「世界観」への共感が根底にあります。
「あ〜、ここへ行って、縁側でゴロゴロしてぇ」
…みたい
そうそう、こういう決着。…ん?続きはどうすんの?:読書録「小説イタリア・ルネサンス3 ローマ」
・小説イタリア・ルネサンス3 ローマ
著者:塩野七生
出版:新潮文庫
以前出版された時は3部作で本作が最終作。
主人公(マルコ)の愛人である高級娼婦オリンピアの<過去>が明らかにされ、その恋愛の最後の顛末が描かれます。
「そうそう、こうなったんだよな」
と思い返し、
「ありゃ?じゃあ、新作(4巻)はどうすんの?」
とも。
まあ、でもこのシリーズ、二人の大人の恋愛を描きつつ、ホントのところは「
これからの人生で「ある」と想定した方が良い:読書録「首都直下地震と南海トラフ」
・首都直下地震と南海トラフ
著者:鎌田浩毅
出版:MdN新書
業務でBCPの見直しみたいなことに着手してるので、その背景となる知識のアップデートとして一読。
作者は京大の教授で、その退官記念のつもりで本書を執筆(正確には東日本大震災後に海砂作品を大幅加筆修正)されたようです。
Clubhouseで成毛眞さんと対談してるのを聞いて購入してみました。
<知識>的なところで言うと、こんなまとめでしょ
安定/マンネリの「新章」スタート:読書録「新 謎解きはディナーのあとで」
・新 謎解きはディナーのあとで
著者:東川篤哉
出版:小学館
そもそも前作でシリーズが終わってたのを知りませんでしたw。
風祭警部が「栄転」したんでしたっけ?
で、本作の第一話で「左遷」されてきて、戻ってくる…と。
ヒロインの「後輩」として新しいキャラが登場するんですが、特に登場したからって「何がどう」って感じもないんですよねぇ。
まあ、パターンギャグが一つ増えた感じはありますが。
…と言っ
トラップで泣かされる:マンガ評「さよなら私のクラマー」
ゴールでも、シュートでも、セーブでも、ディフェンスでも、台詞でも、勝敗ですらなく、
トラップ。
いやぁ、やられたわ。
連載最終回を読んだ時は、
「え?ここ?もう少し先まで…」
と思ったんだけど、単行本で読むと、
「ここしかない」
いや、もし番外編とかで浦和邦成戦があったら、喜んで読みますけどw。
しかし、これ、どういう風にアニメにすんのかなぁ。
楽しみ半分、不安半分。
#読書感想文
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