すずくま

東京の片隅でひっそりと生きるトリュフ嗅ぎ。 Magic the Gatheringと麻…

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東京の片隅でひっそりと生きるトリュフ嗅ぎ。 Magic the Gatheringと麻雀を遊びながら緩やかに死を待っている。 お金がないのでPauper(コモン構築)しかデッキが組めないけど、そんなことは関係なくPauperという遊び方が好き。 Pauper流行らせコラ!

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MH3コモンカードPauperレビュー

2024年6月14日発売の『モダンホライゾン3』のコモン評価です。 常に禁止カードを輩出してきたモダンホライゾン・シリーズの最新作ということで強力なカードが期待されていましたが、発売前から禁止確実というぶっ壊れから新枠では初の伝説のクリーチャーまでインパクト抜群の収録内容となっています。 強力なだけではなく、これは面白いことができそうだというカードも紹介しているので、何かの参考になれば幸いです。 白《激震の目覚め》 近年では白にも《再稼働》のような対象に制限のある軽量リア

    • OTJコモンカードPauper評価

      2024年4月19日発売の新セット『サンダー・ジャンクションの無法者』の全コモンカード(C枠81種類+L枠10種類)が公開されました。 セットの雰囲気は良いものの、メカニズムは過去のメカニズムの焼き直しが多く、目新しさに欠ける印象。 カードパワーも通常セットらしく環境を激変させそうなものは無いため、嵐(モダンホライゾン3)前の静けさといったところでしょうか。 そんな中でも既存のアーキタイプのパワーを底上げできそうなカードがチラホラあるので例によってファースト・インプレッション

      • MKMコモンカードPauper評価

        2024年2月9日発売の新セット『カルロフ邸殺人事件』(MKM)のカードリストが公開されました。 ドラフト・ブースターとセット・ブースターが統合されプレイ・ブースターとなり、コモンの枚数が81種類と大幅に減少する初めてのセットということでパウパーへの影響がどうなるか注目でしたが、確かに追加されたカードが少ない印象こそ受けるものの、構築に入るかもしれないというレベルのカードがガッツリと減っているわけでもなく、通常セットらしい通常セットになっている気がしています。 カルロフ邸殺

        • RVRコモンカードPauper評価

          かなり唐突な発表ではありましたが、本日の午前3時に2024年1月12日発売のリマスター・セット、『ラヴニカリマスター』(RVR)の全カードが公開されました。 前回の『ドミナリアリマスター』のコモン落ちが微妙だったので、あまり期待はしていませんでしたが、それでも「もしかしたら《頭蓋割り》や《舞台照らし》がコモンになるかも」と希望を捨てきれずにいました。 まぁ当然そんなわけもなく、前回に引き続き環境に食い込みそうなカードはなかったものの、8種類のカードが新しくコモンになったので紹

        MH3コモンカードPauperレビュー

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        記事

          LCIコモンカードPauper評価

          2023年11月17日発売の新セット『イクサラン:失われし洞窟』の新カードが公開されました。 通常セットではありますが、見るからに環境に影響がありそうなカードがチラホラ見えますので今から非常に楽しみです。 取り敢えず、いつものようにファースト・インプレッションをば。 イクサラン:失われし洞窟のメカニズム作製 アーティファクトに備わった変身能力で第1面は何かしらの戦場に出た時に効果のある非クリーチャーのアーティファクト、第2面はクリーチャーであったり装備品であったりと何かし

          LCIコモンカードPauper評価

          WOEコモンカードPauper評価

          本日、2023年9月8日発売の新セット『エルドレインの森』の全カードが公開されました。 ざっと見たところ通常セットらしく突出したカードこそないものの、新メカニズムの協約関連や人気メカニズムの出来事を中心によさげなカードがいくつかありましたので、注目カードとして20枚を評価してみます。 エルドレインの森のメカニズム役割・トークン これまでに手掛かりや宝物など定義されたアーティファクト・トークンがいくつも登場していますが、エルドレインの森では定義されたエンチャントとして役割・

          WOEコモンカードPauper評価

          CMMコモンカードPauper評価

          本日深夜、公式から統率者マスターズ(CMM)の全カード公開がありました。 ここまでコモンカードの公開が十数種のみで最後の全カード公開時に100種以上のコモンカードがまとめて明らかになるという珍しいパターンでしたが、パウパー民を焦らしただけのことはあるラインナップでした。 というわけで統率者マスターズでコモン落ちした全カードのファーストインプレッションを語っていきたいと思います。 白(7種類)《きらきらするすべて》 追加の《天上の鎧》としてパイオニアやモダンでの実績のあるカ

          CMMコモンカードPauper評価

          PAUPER SUMMIT CUP #2023/6/11

          はじめに 2023年6月11日にPauperMTG.comさんが主催されたPAUPER SUMMIT CUPの第2回大会に参加してきました。 第1回目、第2回目から引き続き参加できたのはとても嬉しいことです。 今回からSEありになり、参加者数も100人近く大会の規模が大きくなってきたのを感じましたが、一参加者としてはトラブルもなくパウパーを楽しめたので非常に充実した一日となりました。 改めて運営の皆様へ感謝。 デッキリスト 今回の大会に用意したリストです。 コンセプトと

          PAUPER SUMMIT CUP #2023/6/11

          LTRコモンカードPauper評価

          2023年6月23日発売の新セット『指輪物語:中つ国の伝承』の全カードが公開になりました。 コラボセットかつポスト『モダンホライゾン』なセットということで注目を集めていましたが、見たところ通常セットに近いカードパワー、そしてEDH意識なカードが多くモダン環境への影響は大きくなさそう? 一方でPauper環境に影響を与えそうなカードが何枚かありましたので、今回もコモンカードのファーストインプレッションを書いていきます。 https://twitter.com/mtgjp/st

          LTRコモンカードPauper評価

          MOMコモンカードPauper評価

          2023年4月21日発売の新セット『機械兵団の進軍』の全カードが公開されました。 ストーリーが公開された際には「ソードマスターヤマト」がTwitterでトレンド入りするなどということもありましたが、肝心のカードの内容のほうは3ページでは纏まり切らないくらいには質も量も充実しているのでリリースが待ち遠しい限りです。 機械兵団の進軍のメカニズムバトル 本セットの最大の目玉であり2007年にローウィンでプレインズウォーカーが追加されて以来の新しいカードタイプの追加となりましたが

          MOMコモンカードPauper評価

          ONEコモンカードPauper評価

          本日、WotC公式よりファイレクシア:完全なる統一(ONE)の全カードが公開されました。 ファイレクシアが中心のセットということで、毒性と堕落という2つの新メカニズムが毒カウンター関連という異色なセットとなっています。 例によって今回も収録されたコモンカードがパウパー環境にどう影響しそうかという観点でレビューをしていきます。 ファイレクシア:完全なる統一のメカニズム毒性 未来予知でタイムシフトとして登場していた有毒のリメイク。 今回、毒性が収録されたことで有毒の再登場は無

          ONEコモンカードPauper評価

          J22コモンカードPauper評価

          本日、WotC公式からジャンプスタート2022(J22)の全カードが公表されました。 個人的には《熱錬金術師》が日本人アーティスト版の新規イラストを貰ったのに相変わらずオッサンのままなのが非常に残念ですが、それはそれとしてコモン構築で新しく使えるようになった新カードの評価をしていきます。 新カード《拘束の鎖》 《岩への繋ぎ止め》系の除去ですが、エンチャント先がクリーチャーとなっているため、①構築の段階でエンチャントする用のクリーチャーをある程度の採用しなければならない、②

          J22コモンカードPauper評価

          BROコモンカードPauper評価

          WotC公式より兄弟戦争(BRO)収録の全カードが公開されました。 例のごとく、コモン構築の目線で気になるカードをピックアップしてみます。 兄弟戦争のメカニズム試作 いくつかのアーティファクト・クリーチャーが備えていて、重くサイズの大きいクリーチャーを幾分か軽く小さなサイズで出すことができます。 単体ではキッカー類似のメカニズムで、キッカーを支払ったら+1/+1カウンターが追加で乗って出てくるタイプのクリーチャーと大差はないですが、正規のコストのほうが重く、大きいという点

          BROコモンカードPauper評価

          UNFコモンカードPauper評価

          2022年10月7日発売のジョークセット(Unシリーズ)の新作であるUnfinityの全カードが公開されました。 通常であればパウパー的にはスルーする話題なのですが、今回のUnfinityはジョークセットで初めて一部のカードが通常フォーマットで使用可能となるため、コモンカードについてパウパー目線の評価をしていきます。 ジョークセットということで奇抜なカードが多く能力もごちゃついているので、メカニズム毎に注目カードを見ていきます。 ステッカーステッカーはチケット・カウンター

          UNFコモンカードPauper評価

          DMUコモンカードPauper評価

          昨日、2022年9月9日発売の新セット団結のドミナリア(DMU)の全カードが公開されました。 例によってPauper目線で注目カードを評価してみます。 なお《汚染された帯水層》などのタップインデュアルランドはカルドハイムで氷雪版が既に登場していて、氷雪を使用しているのであれば氷雪版を、使用していないの発掘されたマナ労働機であれば基本こちらを使えばといった程度なので省略。 (追記:2022/8/28) 《アーボーグの奪還》を入れ忘れていたので追加。 紹介するカードが21枚だと

          DMUコモンカードPauper評価

          PAUPER SUMMIT CUP #2022/7/16

          昨日、PauperMTG.comさんが主催されたPAUPER SUMMIT CUPの第2回大会に参加してきました。 前回の大会に続いての参加になりましたが、スイス・ラウンド5回戦の結果4-1の4位入賞という結果となりましたので大会の感想をば。 大会に向けて神決定戦の敗北から まず今回のデッキを選ぶにあたって最も影響があったのは先月に開催された晴れる屋の神決定戦。 自作のグルールで参加し0-3して即ドロップしたのは……まぁどうでもよいのですが、決勝SEの8人に赤単果敢が2人

          PAUPER SUMMIT CUP #2022/7/16