気づいたら昨日、彼氏ができていました。
継続でカウンセリングを受けてくださっているSさんから、
とっても嬉しいご報告をいただいた。
今年のはじめ、
私のところへメッセージをくれた、Sさんからの相談は
「新しい恋をしたい」だった。
はじめて会った時、Sさんは、
大好きな元カレとの失恋のこと、
その痛みに自分なりに一生懸命に向き合ってきたこと、
そして、新しい恋をするために前に進みたいと思っていることを話してくれた。
辛そうな顔は見せずに、ニコニコと可愛らしい笑顔で、そんな話をしてくれた。
でも、はじめて会ったSさんの、その笑顔の下には、まだたくさん傷があって
少し指先でコツっと突いただけで、笑顔はパラパラと崩れて、痛がっている心がでてきてしまうような状態だった。
そのことに自分で気がついたSさんは
「私、まだまだ彼のこと、手放せてないんですね、、、。」
と、悲しそうにして、
でも、
「無理に手放さなくていいんだよ」と言う私の言葉に、
少しホッとした表情を見せてくれたことを、とてもよく覚えている。
それからの半年、Sさんと私は
Sさんの心の中にある傷、悲しみ、痛み、そして少しずつ起こる心の変化、
それらのたくさんのことを共有し、
私は絡まったり、離れてしまっているSさんの心の配線をつなぐ作業のお手伝いをさせてもらった。
2ヶ月、3ヶ月と
「自分と繋がる」作業が進むうちに、
Sさんの笑顔が、どんどん明るく輝いていったのを私は知っている。
もともと私が出会った最初から、Sさんの笑顔は魅力的だった。
でも、本来のSさんに戻っていくにつれて、その笑顔は本当にとてもキラキラしてくる。
笑顔は彼女の最大の武器だ。
だからこそ、少しくらい心に痛みがあっても、その笑顔を使って、それを容易く隠してしまう。
Sさんが笑顔で上手に隠してきた心の痛みを、
私に共有すること、そして、自分がそれに向き合うことは、とても怖かったんじゃないかと思う。
本当に失恋の傷は痛くなくなるのだろうか。
本当にまた、恋ができるのだろうか。
本当に、わたしは、また誰かと繋がれるのだろうか。
「怖れ」に目を向けたら、それはどんどん大きくなって、逃げたくなる。
誰だってそうだ。
でも彼女は、それでも投げ出さずに、根気よく自分と向き合うことを続けてくれた。
「昨日、彼氏ができました。」
この一文をSさんから貰った時、私はもの凄く嬉しかった。
本当に、とても、嬉しかった。
過去にたくさん人を愛して、傷ついた分だけ、また誰かと繋がることは怖くなる。
それでも、愛してくれる人を自分に引き寄せて、「繋がる」ことを選んだSさんが私はとても誇らしいし、
本当に愛おしい。
新しいSさんの恋が、どんなふうに育っていくのかは、分からない。
でも重要なのはそこではないと、私は思っている。
Sさんがまた「誰かと繋がる」ことを選んで、
前に進んだことが、凄いことなんだ。
何かまた乗り越えないといけないことがあっても、
Sさんは大丈夫。
あんなに苦しくて痛かったことを、ちゃんと自分の力で超えた女性だから。
Sさん、これからもっともっと、人生を楽しんでください。
たくさん幸せになって、いいんだよ。
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こんにちは、心理カウンセラーのスズキチサです。
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