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エイプリルフールのネタに見る思考を整理する大切さ

今日から4月!

4月1日といえば?

エイプリルフール!!

ということで、罪のないジョークやいたずらで笑わせてもいい日とされるためか、SNSにも”くだらない”ネタが氾濫しております。(;^_^A

エイプリルフールとは何ぞや?については、以下のサイトがよくまとまっているのでご参照ください。

毎年この日に出てくるネタを見て思うことがあります。

それは、センスのある人とない人の差です。

1.センスは何で決まるか?


大前提として僕はユーモアのセンスには自信がない人間です。なので、ひな壇からガヤを飛ばす芸人のごとく、個人的な意見で好き勝手言いますね。

まず、センスがない人のエイプリルフールネタは、たいてい「①オチのパターンがすぐに予想がつく、②ネガティブなネタ、③他の人と似通っている、④誰かを傷つけてしまい配慮がない、⑤そもそも面白くない」が僕の私見としてあります。

手厳しくてすみません。。。

だからといって、僕が考えればスペシャルなネタができるわけではないので、先に謝っておきます。はい、ごめんなさい <m(__)m>

逆にセンスの良い人は、「①毎年個性的、②信憑性が高いがジョークだと予想できる余地を残している、③くすっと笑える、④世相をとらえている、⑤その人らしさがにじみ出ている」

こんなところでしょうか?

企業も毎年、いろいろと考えますね。
 ↓↓↓

もちろん、正解はありません。

では、センスの良し悪しは何で決まるのでしょうか?

感覚?

持って生まれた才能?

それとも・・・

僕の答えは、思考の整理的視点で語れます。

それは、「何に重点ポイントを置くのかの”選択と集中”ができるかどうか」です。

2.やみ雲に考えてもダメ


いくら嘘やおふざけが容認される日といっても、ただいつもと異なる行動や表現をすれば良いってものではないと思うんですよね。

社会性をうたいたいのか?(たとえば環境を大切にしよう!という暗喩が入っている)、笑わせたいのか?(人を喜ばせること重視)、自社商品のPRにつなげたいのか?(あったらいいな!の空想ニーズに応えつつブランドの浸透を図る意図)

あらゆる要素を加味したうえで、中心軸をどうするのか考慮しなければ、このネタは何を言いたいのかよくわからない。”とりあえず”でエイプリルフールに乗っただけでしょ?と冷めた反応しか得られないことになります。

何も、これはエイプリルフールに限った話ではありません。

中心軸がない企画や行動は、力の分散を生むだけです。

相手に伝わらない、非効率につながるなど、”幕ノ内弁当”では仕事もビジネスの展開もうまくいかないのでは?と思うのです。

つまり、エイプリフールのネタでさえ、「選択と集中」の意識をもって十分に”思考を整理”しなければ、ただ面白そうなネタを詰め込んでも効果は発揮しにくいものです。

何を中心軸に選び、何を捨てて、どこに集中するのか?

トガリの部分をつくることに最大限のパワーを割くべき!

そう思うのは僕だけでしょうか。。。

3.成功の鍵を意識しよう!


「成功の鍵」という言葉があります。経営用語でいうところの「KSF=Key Success Factor・・・重要成功要因」です。

成果を出す上で様々な要素が必要になるが、その中でもどの要素が成果に一番インパクトを持っているのかを検討し(設定し)そこに集中することで成果を最大化する考え方です。

言い換えれば、成果を出す上での中心軸の設定です。

詳細は、以下のサイトが用語解説として、よくまとまっていますのでご参照ください。

たとえば、スタバの創業期からの発展過程では成功の鍵は「店の雰囲気づくり(空間)」だったとされています。少なくとも価格ではないですよね。それが証拠に未だにクーポンも配られず、CMもやっていない。

リッツカールトンホテルであれば、成功の鍵は「マニュアルを超えたスタッフのおもてなし」と言われています。少なくとも立地や朝食の味を最大の訴求ポイントにしていないわけです。

このように、成功した企業や商品は、あの企業(商品)といえばココが強い!のような成功の鍵が顧客側からもよく見えてくるものです。

逆に、「あれもこれも」とやみくもに考え、動いているだけでは何も伝わらず非効率化を招くだけでしょう。

また、身近なところでは、ある友人のSNSには「美味しいラーメンを食べに行きました!」と毎日のように写真が投稿がされているのですが、いつ見てもおいしそうに見えません。(+_+)

写真がいつも暗めで光加減がいつも軽視されているのです。

個人的な意見としては、写真はアングルやインパクトも大事ですが、「明るさ」が”成功の鍵”だと考えています。なのに、とりあえずでアップされた写真はその対象物の良さが見えてこないのです。(どちらかといえば、不味そう~)

YouTubeでとっても良いノウハウを語ってくれる人がいます。ところが、内容がどうも頭の中に入ってきません。

理由は、音質が悪いか音量が小さいからです。

個人的な意見としては、Youtubeは内容やサムネ、テロップも大事ですが、ノウハウの解説系動画に関しては「音」が”成功の鍵”だと考えています。

なのに、ピンマイクを付けていない、もしくは(別売りの)高性能マイクも準備していない。実にもったいないことです!

こう考えると、ビジネスもSNSも、エイプリルフールのネタも共通する大切なポイントがあります。

成果を出す上で必要な、あらゆる要素をリストアップし、その中から選択と集中を繰り返し、成功の鍵を十分に検討すること(実際には高速で仮説検証しながら勝ち筋が見えてくる)。

以下の図が、成果を出す思考過程として大切であるとは僕自身もよくクライアントにお話ししていることです。

なんでもやみくもに考え、動き、詰め込めばよいというものではない。という当たり前のことに気づくことは、大前提で大事なことのような気がしますね。

まとめると、やっぱり選択と集中を軸にした「思考の整理」こそが、物事の成果を生み出す上での、それこそ”成功の鍵”になるのではないでしょうか?

という個人的な仮説に基づく問題提起でした。

おしまい。

さて、今回の内容は
いかがだったでしょうか?

少しでもお役に立てば幸いです。

それでは、また会いましょう!

著者・思考の整理家® 鈴木 進介

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