時間管理は、コンセプトの設定で決まる
先日、「時間管理」をテーマに講演をさせていただきました。
細かいスケジューリングのテクニックというよりも、本質的なお話をということで、時間管理に「コンセプト」を導入することの大切さをお話したのです。
コンセプトとは、様々な解釈がなされますが、僕は「価値を生むもの」とシンプルに定義しています。
時間管理においては、コンセプトを「価値を生む時間」と定義し、コンセプトを中心にスケジューリングをしましょう!と説いています。
たとえば、noteへ自分の思考の整理結果をアウトプットし、文章力を強化することが今自分にとって一番価値を生む時間としましょうか。(まさに僕の今の状態)
文章を書く行為は単にSNSへの発信という次元ではなく、頭の整理につながり、自分と向き合いながら物事の本質を見極めることや、表現力も磨けるため、”自主トレ”の時間として価値を生みます。
であれば、今日のコンセプトとしてたとえば「思考の整理強化DAY!」と命名します。
その上で、今日1日の予定は、コンセプトを中心としたスケジュールで組んでいきます。
コンセプトに直結するタスクのみ時間配分を多くし、コンセプトからは遠いタスクの時間配分は少なくします。
こうすることで、「あれもこれもやらなければ・・・」と、手を広げている割にはすべてが中途半端に陥ることなく、設定したコンセプトにフォーカスするためメリハリがついて成果もでやすくなるのです。
やるべきタスクを明確にし、優先順位付けやスケジューリングには意識がいっても、コンセプトは設定していなかったという方がクライントには複数いらっしゃいます。
何を中心にし、どこにフォーカスするかなどコンセプトを決めずして時間管理をすることは、せっかく車に乗っても行き先も決めずに蛇行運転しているようなものなのです。
コンセプトの意義が理解されても、必ず反論も返ってきますけどね。
「そうはいっても、無茶ぶりの仕事が来たり、予定外の割り込み仕事も入るのでコンセプトとは遠いタスクもやらざるを得ないじゃないですか!」と。
そこで、気を付けたいのがコンセプトの立てっぱなしです。
コンセプトを立てても、もちろん突発的なことや想定外のタスクが降ってくるのが普通のため、たとえば1日3回ほど立ち止まって振り返りをして欲しいのです。
上図のように、自分に問いを立てて、コンセプトから脱線しすぎないようにスケジュールをメンテナンスしていきます。
こうすることで、少しでもコンセプトに直結する時間を確保し、惰性でこなすだけのタスクではなく、価値を生む時間を生み出していきましょう!というお話です。
ここまでの話をまとめると・・・
この5ステップを使うことで、価値を生む時間を確保しやすくなるということです。
時間管理とは、「コンセプトを軸にした時間の”整理”」とも言い換えることが可能ですよ。
コンセプトという言葉がイメージしづらい場合は、「〇〇強化時間」と命名すれば、少しはイメージしやすくなるのではないでしょうか?
今回は、たまたま時間管理というテーマでコンセプトの大切さをお話しましたが、コンセプトの効果は時間管理にとどまりません。
文章を書くとき、商品を開発するとき、プロモーションするとき、すべてはコンセプト(価値を生むもの)を明確にしておくことで、コンセプトから脱線する情報や思考をそぎ落として、本質を的確に発信することができます。
そういう意味では、コンセプトの設定は、思考を整理させる最強のツールというだけでなく、仕事の”基本のキ”と言ってもいいかもしれませんね。
おしまい。
さて、今回の内容は
いかがだったでしょうか?
少しでもお役に立てば幸いです。
それでは、また会いましょう!
著者・思考の整理家® 鈴木 進介
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