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「プロフェッショナルとは、ブレないことである」by 出川哲朗

先日、偶然テレビをつけてみたら、「プロフェッショナル 仕事の流儀」という番組で出川哲朗さんの密着取材をやっていました。


とっても反響が大きかった様子。だって、こんなコラムも東洋経済オンラインにアップされていたくらいですから。


この番組の特徴は、番組のエンディングで取材してきた登場人物に「あなたにとってプロフェッショナルとは何ですか?」という質問で締めくくるというもの。

さて、そこで出川哲朗さんですよ。

あのキャラからどのようなセリフが飛び出てくるのか、期待していたら・・・

「プロフェッショナルとは、自分の好きなことをブレずにやり続ける人のこと」と言うではないですか!

なんとも本質的でなおかつ共感度100%の素晴らしいセリフなんでしょうか。

リアクション芸人の彼への見方が良い意味でかなり変わりました。


さて、突然話の場面は変わりまして、冒頭の写真ですが・・・

この本は僕が個人的に愛読書にしている人生バイブルです。

もともと吉田松陰が好きだったのですが、本人が書き残したと言われる『留魂録』は言葉が難しく、現代語訳もしっくりくるものがなかったのです。

そして、あるときこの齋藤孝教授の超訳に近い意訳本と出合いました。読みやすく、本質を簡潔に整理されていたのですが、それ以来、人生のバイブルに。

※吉田松陰の生涯は出身地の山口県萩市のサイトにも掲載されています。↑

で、様々な切り口で残された言葉の中でも僕が毎日のように眺めてから仕事につく、名言をご紹介しておきたいと思います。

本書の斎藤先生の現代語訳から抜粋すると概ね以下のような内容です。

「一度、自分のやるべき
仕事を決めたら
事あるごとにいちいち迷うな。

昼夜を分かたず、ただひたすら、
その一事に
まじめに取り組むのみ。

その結果としての成果が
上がろうが上るまいが、
気にするほどのことはない。

すべては死に呑み込まれるのだから。
日々の営みにこそ全力を傾けるべきである。」

きゃー!

しょっちゅうブレブレな僕には痛いほどに刺さりました。


元々は、リーマンショックの影響が尾を引き仕事は激減のまま既存事業の立て直しに試行錯誤する毎日。自分がどこに向かっているのか、今後の展望に迷い、悩み、自分への苛立ちと焦りで将来にも一喜一憂する状況。

そんなタイミングで出会った言葉ですから、刺さり方が半端ないのです。

これが2014年頃のこと。


その後、8年の時を経て、出川哲朗さんの名言に番組内で触れる。。。

あれ?

この言葉どこかで聞いたことがあるなぁ。

あー!

吉田松陰の僕が毎日のように眺める名言と言ってることが同じだー!

そうなのです。


「ブレないこと」


この言葉はとっても僕にとっては大きいのです。


吉田松陰は日本の未来を憂い、ブレずに自分の理想に死に、出川哲朗さんはバッシングされながらも自分の好きなことをやり抜いて国民的な人気者に。

時代背景は違っても、本当に大切なコトは同じなんだなぁと痛感した瞬間でした。

そして、点が線で、過去の書籍内容が現在のテレビで語られる内容につながった瞬間でした。


さて、思考の整理家を名乗る僕としては、そろそろこの投稿を整理しないとダメなのですが、なぜかテンションが上がってまとめるのが苦労するハメに。

なので、一言だけでまとめようと思います。


志を持って、自分の道をブレずに突き進むこと。


自分の本質を明確にしておけば、先のことに一喜一憂し、ノイズに振り回されることもなくなるはず。

つまり、ブレないものを持っておくことこそが、最大の思考の整理法なのだということに改めて気づきをいただきました。

というお話です。

おわり。

さて、今回の内容はいかがだったでしょうか?

少しでもお役に立てば幸いです。

それでは、また会いましょう!

著者・思考の整理家® 鈴木 進介


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