ねぇ、最近スマホ疲れしてない?
ご機嫌いかがですか?思考の整理家の鈴木です。(^-^;
普段、僕は著者としての活動や講演、研修、コンサルなど「思考の整理」をテーマにした仕事をしています。
今日はある日のできごとからお話したいと思います。
先月くらいのこと、「東京オリンピックで日本人初の金メダルを獲得!」という速報がスマホ画面に通知されたので見てみることにしたんです。
試合の結果を見ていると、その横には有名タレントが不倫で別居したというニュースが表示されたのでついリンクに親指がかかる。すると今度はマンションの新着物件情報の告知が表示されてくるではないですかー。これは、2021年夏、東京五輪開催中の日のできごとです。
「あれ?もともと何の情報を見ようと思ったんだっけ?」
こうして、小さな画面からは必要もない情報が、間髪入れずに私たちの脳をハッキングしてきます。本来の目的は見失われ、集中力まで奪われてしまう始末。どおりで最近、仕事がなかなか進まなかったわけです。失礼しました・・・(泣)
ついでにスマホの利用時間もチェックしてみました。
「平均4時間弱」
これが僕の1週間の平均スマホ利用時間でした。iPhoneの場合、スクリーンタイム機能によって、アプリの分野別利用時間まで確認できます。内訳をみると7割がSNS、2割が情報と読書、1割が仕事効率化という結果になっていました。
「あれ?ぜんぜん仕事していないじゃないか!」
単なる惰性と無意味な情報に接するだけに終始する毎日をすごしていたのです。1ヵ月に仕事以外のアプリを利用する時間は全体の9割ですから1日平均「約3.6時間」、ということは1か月で「108時間(3.6時間×30日間)」、1年にすると「1,296時間(108時間×12か月)」。恐ろしいほど“スマホの奴隷”になっていました。
スマホが誕生してからというもの、僕たちは“常時接続”の状態になり大量にインプットが可能になりました。
分からないことがあればすぐに手元で検索し、あらゆることを瞬時に情報収集できるようになったという点ではスマホ前とスマホ後では隔世の感があります。
ところが、同時にスマホの弊害も目立つようになりました。必要がない情報まで勝手に視界に入り、脳に到達してしまうのです。仕事を効率的にしようと思っていたのに、逆に情報に埋没してしまい停滞することさえ起きてしまいます。
「いったい何を調べようと思っていたのだっけ?」、「入手した情報をアウトプットするためにはどう整理すればよいのだろう?」と。
スマホで情報はたくさん入手できているのに、徒労感だけが残ってしまう状況。これらは、「スマホ疲れ」や「インプット疲れ」と表現されることがあります。
あなたも、このような経験をしたことがありませんか?
スマホは、「効率さ」(手軽にたくさんの情報にアクセスできる)と、「非効率さ」(無駄な情報が多くて欲しい情報が埋没する)が同居しているため「飛び道具」にもなるし「ノイズ」にもなります。
本当に必要な情報に素早くアクセスする「飛び道具」にするのか?情報におぼれ「ノイズ」ばかり吸収してしまうのか?扱い方には注意が必要です。
でも、決して誤解だけはしないでください。
スマホの利用がいけないのではなく、スマホを使った情報収集の方法には注意が必要というだけですから。
決してスマホだけに身を任せすぎず、自分が求める情報をどう見極めればよいのかを考えていきたいものですね。
スマホ脳という書籍とともに、スマホとの接し方、インプットへの向き合い方を考えてみましょう。それが思考をシンプルに保つうえで障害要因を取り除くコツになるかもしれません。
というわけで、今回は「スマホ疲れしていないか?」というお話でした。
いかがだったでしょうか?
それでは、またお会いしましょう!(^^)/
著者・思考の整理家® 鈴木 進介
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