勉強や仕事にChatGPTを使ったらダメなの?
昨年末より盛り上がってきた生成型AIのChatGPTですが、ますます他社のAIも参入が増え、さらに進化しそうな風潮が出てきました。
そこで、出てきた議論が子供の勉強にAI活用はルール違反では?教育にならないのではないか?
仕事にAIを使っても、偽情報やいまいちなアウトプットしかできないのに頼るのは危険ではないか?
はい、でました!僕の嫌いな二者択一の思考パターン。
なんで、みんな何でも白黒つけてどちらが正しいのか?決着をつけたがるのだろう?白黒つかないことの方が多いはずだし、現実の世の中はグラデーション的に進化し、是々非々で判断していかざるをえないのに。。。
例えば、勉強面で考えてみましょうか。
確かに、暗記型の勉強や簡単なレポート作成であれば、検索とAIで全部できてしまうので教育効果がなくなってしまうように思えます。
であれば、暗記型や定型の文章作成を前提にしたアウトプットを求めなければいいだけでは?(もちろん、すぐにそのような形式に移行できるとは思っていませんので基本的なスタンスの話です)
それでは、テストでも検索とAIを使えば常に満点がとれてしまうのはどうしたらいいの?とツッコミを受けることでしょうね。
いや、だからそれも検索とAIで答えが出せてしまうテストが悪いのだから、変えていくのはテスト形式だと思うんですよね。
辞書でも検索やAIの持ち込み、使い込みは全部OKにした上で、何を教え、何をテストで問うのか?そのために、今何をなすべきか?
議論を整理すると、この流れが順当だと思うのは僕だけでしょうか?
仕事に関しても同じです。
AIを使っても大したアウトプットができないから過信はいけないという論調。過信はいけないという点は僕も同感です。
ただね、それは利用者の使い方の精度が低いことと、AIの習熟度が本日現在では希望に至ってないというだけのことです。(特に日本語の過去情報からでは内容により習熟度は異なる)
AIは進化していきますので、今の時点だけをみてその是非を議論して白黒つけることに意味はないし、半信半疑になることも意味はないと思うのですね。
たまたま今日使ってみたら、思うようなアウトプットがAIでも作れなかった。だから、「AIは使えねー」というのは少し安易な決めつけです。
15年前のGoogle検索と今の検索では精度がまったく違うのと同じですよね。
そもそもAIは固定的な情報しか持ち合わせていない辞書ではないし、プログラムされたことだけでしか動けない機械ロボットでもありませんから。
と、ここまでダラダラとお話してきましたが、言いたかったことはAIの是非ではまったくありませんよ。
何でも2つの選択肢だけで白黒つけるような思考法は良くないといっているのです。
白か黒かと2つにキレイに分けられる世界ばかりではないからです。
これは僕たちの思考パターンも同じで、何でも二者択一的に白黒つけると、他人が聞いてもイメージしやすいし、自身も頭がスッキリするから決着をつけたくなる心理はよく分かります。
ただね、世の中グラデーション的で是々非々で進化していくことが多いとしたら、「二者択一思考」は固定観念につながっていくリスクがあるということです。
固定観念に陥ると、自身ではストレスが重なり、第三の選択肢に気づけなくなり、新たな発想もできなくなります。また、人の意見が受け入れられず、分断を生むリスクさえあるのです。
だからこそ、安易に二者択一で思考せず、「今、何が大事か?」「他に方法はないか?」など複眼思考を持つことで、固定観念を防ぎ、思考の混乱を防ぐことにもつながるのではないか?
AIを例にとった、僕なりの勝手警鐘でした。。。<m(__)m>
おしまい。
さて、今回の内容は
いかがだったでしょうか?
少しでもお役に立てば幸いです。
それでは、また会いましょう!
著者・思考の整理家® 鈴木 進介
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