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「 待ち合わせ 。」

「 待ち合わせ 。」

待ち合わせは 9時50分
少し遅かったか、早かったか。

あなたはいつも遅刻をする。

たっ とん (時計の音)

待ち合わせは 10時50分
少し早かったか、遅かったか。

あなたはいつも遅刻をする 。



待ち合わせは 8時50分
少し早かったか 、遅かったか 。

あなたには 8時30分と伝えた 。

教室 。

" 孤独 " なんだよ

人がいる程 生きづらい

誰も信じられない

大人しくするからさぁ
何もしないから



僕を 消してくれ
存在なんか いらない

見つけないでくれ

見ないでくれ
みじめになるだけだから …

分かろうとしないで いいよ

助けなんて いらない
どこかに 消えてしまいたい

何もいらないよ …

お願いだよ


さようなら …







(…あ

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僕は ここにいる 。

僕は ここにいる 。

僕は ここにいる 。

何が 起こったって 、
何も 無くなったって 、

誰が 泣いたって
誰が 叫んだって

ひどい目に あったときも
幸せな 一時も

僕だけ 取り残されても、

確実に 、僕は ここにいる 。

何が 出来るだろう 。
何が 分かるだろう 。

何が したいか
何が 出来るか

聞かれて 、初めて 考える 。

ただ 、必死に 過ごしていた
毎日を …

自分で 考えなけ

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空想現実 人生 返信 。

空想現実 人生 返信 。

僕は 特別に生まれた。
神様は、意図してか意図せずにか
分からないが、僕を つくった。

世界は残酷だった。
僕は 何も出来なかった。

初めから、父親という存在は
知らなかったし、母親はいつも
家に居なかった。

毎日 薄暗い 部屋の中で過ごした。
そこしか 知らなかった。

誰もいない 部屋に1人。

僕の中には 僕しか居なかった。

だから、僕は 僕の中に
もう1人 僕をつくった。

そいつ

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空想現実 ある少女 。

空想現実 ある少女 。

私は特別なんだ と思って生きてきたの。
私なら 何でも出来る。何でも。

実際 沢山ほめられたし、
皆が 私は一味違うと言っていた。
苦手なこともあったけど、
大抵は 何でも出来た。

思う存分 生きてた。

私の中には、私しか いなかった。

だけど、何時だったか
気付いてしまったの。

その 特別 が、違う 特別 だったこと。

世界は 私のものではなかった。

その時に、私の中の
何でも出来

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「 私の 頭の中の 話です 」

仕事に 弁当を持って行かず、買って食べるということが 増えた。休憩が近付くと 何を食べようかと 考えることも多くなった。

今日は 何を食べようか …
あれでもない 、これでもない 、どれでもない 。

そう 考えていると、私の中に 1人の女の子が現れた。
(女の子と言っても背が高く だいぶ成長している。だが女の人と言うには少し違う気がする。)

その子は お金持ちの家の子なのか、何でも持っていて

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人生の発表会 。

人生の発表会 。

「 星の数 。」という記事。

これを 書いたあとに、出てきた言葉。

人生の発表会 。

広い部屋に、沢山 並んだ椅子と机。
まばらに座っている人達。
大きなスクリーンの横で、自分の過ごした
人生を 1人1人 発表していく。

何てことない 平凡な 人生でも、
言葉に出来ない 苦しみも、喜びも。
たんたんと 説明していく。

人生が終わった後、
私も その部屋に入り、自分の番が来るまで、座ってそ

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ふいに 思い出す 顔 。

ふいに 思い出す 顔 。

彼の 腕の中に 戻りたくなった。

ただ 一緒の時間を 過ごしたかった。

あなたと一緒にいる
あの子は 可愛くて

私なんか 敵わないわ ね

消してしまいたく なるわ。

こんな卑屈な 私は
あなたとは 釣り合わない。

それでも あなたは

私の気持ちなんか 知らないで、
ただ 笑ってくれるのでしょう?

あぁ、いつまでも 幸せで
いれば良い。あなたなんか。