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空想現実 ある少女 。

私は特別なんだ と思って生きてきたの。
私なら 何でも出来る。何でも。

実際 沢山ほめられたし、
皆が 私は一味違うと言っていた。
苦手なこともあったけど、
大抵は 何でも出来た。

思う存分 生きてた。

私の中には、私しか いなかった。


だけど、何時だったか
気付いてしまったの。

その 特別 が、違う 特別 だったこと。

世界は 私のものではなかった。

その時に、私の中の
何でも出来る が、少し 変わったんだと
思う。私が してはいけないこと。

自分に 規制をかけるようになった。

体が それを覚えてしまったから。
心が それを知ってしまったから。

私は 何でも出来なくなった。

おかしいわよね …

もう 私には取り出せない。
深く深くに しまって、
鍵をかけた …


その 鍵を、あなたが持っていた。


私は 特別 に 生まれてきた。
その 特別 はどっちの特別なんだろうね。



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