Daichi G. Suzuki
翻訳にまつわる記事のまとめ。
意識の研究にまつわる記事のまとめ。
はじめに前回の記事(下記リンク)は、さいわいにも多くの方々にご覧いただけたようで、さまざまな反響があった。そのなかで「翻訳したい本があったときに、実際にどう動い…
【※ 本記事は暫定版であり、検証ののち加筆修正される可能性があります】 「意識」や「心」は科学で解き明かせるのか。もっと踏み込んで、物理学にまで落とし込める(還…
概要・「覚醒」の訳があてられている英単語はいくつもある ・「どの次元(軸)での覚醒か?」について考えると意味がつかみやすい ・wakefulness:目覚めた状態(awake)…
概要・学術書の翻訳は学術の、ひいては文化の地盤を固めるため重要である ・学術書の翻訳は部数が出ない(=儲からない)うえに、 最先端かつ幅広い知識が必要で、専業の…
概要・原語と訳語は一対一で対応しない ・原書で読めば解決するわけでもない ・というか、使ってる本人たちも混乱している?(意図的な場合もある?) ・分野ごとに違う訳…
2020年4月3日 15:16
はじめに前回の記事(下記リンク)は、さいわいにも多くの方々にご覧いただけたようで、さまざまな反響があった。そのなかで「翻訳したい本があったときに、実際にどう動いたらよいのかわからない」という反応もあった。翻訳出版に至る道はさまざまで、場合によりけりだ。だが筆者が理系ポスドクとしてゼロから『意識の進化的起源』を出版した経緯は、一例として書き留めておく意義はあるのかもしれない。しかもこの時、筆者は
2020年2月21日 17:32
【※ 本記事は暫定版であり、検証ののち加筆修正される可能性があります】「意識」や「心」は科学で解き明かせるのか。もっと踏み込んで、物理学にまで落とし込める(還元できる)のか。歴史を振り返ると、「できる派(還元主義)vs. できない派(反還元主義)」で行ったり来たりを繰り返しているように見える。イデア論(観念論 idealism)、唯物論、実体二元論、物質一元論、唯心論(心霊主義 spiri
2020年2月14日 06:30
概要・「覚醒」の訳があてられている英単語はいくつもある・「どの次元(軸)での覚醒か?」について考えると意味がつかみやすい・wakefulness:目覚めた状態(awake)↔ 眠っている状態(sleeping)・arousal:気持ちが高ぶった状態(aroused)↔ 鎮静状態(sedated)・alertness:警戒している状態(alert)↔ うわの空の状態(absent)・di
2020年2月3日 05:16
概要・学術書の翻訳は学術の、ひいては文化の地盤を固めるため重要である・学術書の翻訳は部数が出ない(=儲からない)うえに、 最先端かつ幅広い知識が必要で、専業の翻訳家から敬遠されがち・だから、研究者の参入が求められる・しかし、業績としてあまり評価されないので研究者にも敬遠されがち・しかも、常勤の大学教員は業務、ポスドクは業績稼ぎなどで多忙・業績として学術書の翻訳出版がもっと評価されれば、
2020年2月2日 10:19
概要・原語と訳語は一対一で対応しない・原書で読めば解決するわけでもない・というか、使ってる本人たちも混乱している?(意図的な場合もある?)・分野ごとに違う訳語をあてているから気づく場合もある・それが訳書を読む利点、翻訳する利点になる原語と訳語は一対一で対応しないwater=水?"water" は「水」ではない……ことがある。"hot water" なら「お湯」である。"water"