月報Okishima Life 2023.8 理想の島暮らしを見つめ直す
ペースダウン&改めて理想の島暮らしを見つめ直す
この時期になると暑すぎるので、漁は無理せず潔くペースダウン。(と言っても、早朝の漁から団子作りまでの昼前後までは、やりきる。)
そのぶん、改めて理想の島暮らしに着目してみた。
やはりこの島暮らしには自分の好きなモノやコトを詰め込んでいきたい…!
とりあえず、”個人的必須アイテム”であるハンモックを部屋に設置してみることに。
最高か。
そして泳ぐコトは、自分にとってはやはり欠かせない夏の習慣の一つ。そこにプラスして、夏には欠かせない缶の炭酸ジュースを持参した。
泳いでからプシュッと開栓して、グビグビっと!
やはり、炭酸ジュースは最高だ!
これだけで充足感が爆増。
理想の島暮らしは案外シンプルなもんだ。
独立1発目の台風への対応
この時期くらいから台風が発生し始めるわけだが、タツベにも大きく影響が及ぶ。そのまま仕掛けたままにしておくと、浅瀬にあるタツベは風の影響をもろに受けやすく、こんがらがるのはもちろん、ひどい場合流されてしまうこともあるらしい。(タツベ1つ1つにはそれなりに重さがあるので、やはり台風は凄まじい。。)
なので、台風の最新情報を常に仕入れつつ、比較的風の影響が少ない場所へ移動したり、船に乗せたままにしておく。
今回も2日前くらいまでは様子を見ていたが、熱帯低気圧に変わりそうな様子もなく、むしろ衰え知らずで近畿直撃ということで、さっさと場所移動。
そして、台風通過後...
恐る恐るタツベを上げてみると、泥は少し入っているがタツベ自体は全く問題なし!さっそく仕掛けて、翌日から通常運転で再開。
沖島自体も想定していたほどの雨風被害がなかった今回の台風だったが、今後はさらに影響の及ぶ台風が来る可能性は十分にあるので、その都度しっかり対応していきたい。
団子のニオイ強化 今シーズンの完成形
前回の記事では、溶けにくい団子への改善を無事行い、残す課題はニオイの弱さのみだった。ただこれに限っては、材料の違いが明確だったのでさくっと変えてみることに。
予想通り、蒸しあがりのニオイが格段に良くなった。
ひとまず今シーズン中に最低ラインの団子まで仕上げることに成功したので、ほっと一息。
日々出てくるメンテナンス
ペースダウンしつつも、日々でてくるメンテナンスは欠かせない。簡単なものから、複雑でまだまだ自分では対処できないことまで。
ただ、着実に経験としての積み重ねはあるので、メンテナンスが出てくる度、まだまだ一年目の自分には儲けもんだと思っています。
船の近くに雷が落ちた翌日、GPSがいつも通りの動作をしないのには焦った、。笑
モラ取りの取付
隙間時間にコツコツやっていた沖引き準備も残すところ、あと少し。残すはモラ取りの取付。
モラ取りとは: 藻や流木など魚以外にもいろんなモノが網に入ってくるので、それが網の奥まで入ってしまわないように防止するため、網の入口付近に取り付ける荒目の網。
主な取付理由としては、①網の損傷を最低限に留められるように②それ自体を簡単に取り除けるように③なるべく魚と混在しないように
開始早々の時期は、藻や流木などいろんなモノが比較的入りやすいので、取り付けておかないとひどい目に会うことも。。
昨シーズンで、穴が開きすぎて使い物にならない状態だったので、今回は取替をしました。
たまたま使い古された網に付いていたモラ取りが綺麗だったので、それを使わせてもらえることに。
この作業自体はひたすら縫っていくだけなので、空いた時間に少しずつやって、無事完了。
あまり破けないように祈るのみ。
これで沖引きに出れる準備は整ったので、あとは、沖引きへ切替のタイミングを見計らうのみ!
冷蔵庫に琵琶湖の魚がいると安心する
久々にマジカを頂いた。タツベシーズンは、魚が手に入らないので、すごく嬉しい、。
さっそく帰って、捌いて冷蔵庫に保管。冷蔵庫に琵琶湖の魚がいるだけで、なんだかほっとします。
美味しく頂きました。ごちそうさまです!
8月はイベント盛りだくさんでした
初琵琶湖横断遠泳大会のスタッフ
毎年この時期に行われる、チームで琵琶湖を横断するというなんとも想像しがたいスケールの遠泳大会に、今年は自前の船もあるということで、初めてスタッフ側で参加。
沖合いで人を乗せることや漁師以外の仕事をすることに正直不安でしたが、天気にも恵まれ、無事終了。そして、良い経験をさせて頂けました。
それにしても、琵琶湖をまた別の形で楽しんでる方々と時間を共にできて、とても楽しかったなー。
東京出張、住めばびわ湖
久々の東京。今回は、滋賀県の移住セミナーでゲストとして呼んで頂きました。離れた場所で改めて話をすると、自身に新たな発見もあったりして、良いひとときでした。
帰りに立ち寄った小田原の漁港では、ちょうど祭りが開かれていて、お客さんは老若男女問わず大賑わい。地元漁師さんたちの熱気もあり、会場はとても盛り上がっていました。
地域をも巻き込んだ熱気のある漁港は、すごく居心地がよかった。
今回はここまで
これからいよいよ、沖引きへの移行期に突入。
この時期の沖引きは3、4月とはまた違った難しさがあるので、タイミングを見計らいつつ、慎重にやっていきたい。
ちなみにっ!
個人的定番の一品、スジエビのから揚げがシンプルに美味しいので、今後出店してみたいなと妄想していたりしていなかったり…。
では!
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