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家族2022

去年と同様に今年も姉・兄・私の3人で実家の栃木に帰省。

家族5人で年越しとお正月を過ごした。

父と母は張り切って手作りのお餅やお蕎麦、たくさんの料理やお雑煮、父お手製のお節料理を作ってくれていた。

豪華な料理が並び皆で乾杯。
たくさん食べてたくさん飲んでたくさん話した。

テレビも付けていたけど、ほとんどテレビを見ることもなくワイワイと皆で楽しい時間。

私の家族は皆不器用なタイプ。
酔っ払うとやっと本音が言える。

父と母は1番兄の事を気にしていて(兄は仕事の部署移動&転勤&離婚&コロナで子どもと合えない状況。ストレスで酒とタバコがすごくたぶん病んでる)、兄に仕事の事や自分の子どもと連絡は取れているか等色々と聞いていた。

兄も酔っ払うと饒舌になるため、その質問に色々と答えていた。

なかなか普段はそんなに答えてくれない兄だから、父も母も聞きたいことを聞けて嬉しかっただろうな。

そして、父が兄の仕事の大変そうな話を聞いて
「もう無理だってなったらデスクひっくり返して辞めて帰って来いな」と言い皆で笑った。笑


しかしそんな楽しい時間の途中、、

1ヶ月くらい前
私が兄が病んでいることを友人Aに話す
(色んな話の流れの中で)
 ↓
Aの姉に伝わる
 ↓
Aの姉と兄が飲みに行った時に私がAにそう話していたことが兄の耳に入る
(Aの姉と私の兄は同級生)


という出来事があり
「お前Aに話しただろ!」と私に怒り出した兄。

私は笑いながら「あー少し話したかも。ごめんごめんー。」と言って終わりにするつもりだった。

が、姉がすかさず
「心配してるからじゃん!○○(私)は何回も○○(兄)の様子見に行ってあげてたじゃん!」とフォローを入れてくれた。

(実際、兄が不眠状態になっていた時には何回か家に行ってご飯を作ったり、ひどそうな時には泊まったりもして一緒に過ごすようにしていた。)

確かに、兄のプライドを守るためには私の友人に話すべきではなかったのかも知れない。

けれど実際、兄の精神状態を気にかけてくれる人が増えるのはありがたいことだとも思った。
しかも、AもAの姉もとても信用のできるとても素敵な人達。

Aも姉と仲がいいため、単純に心配して話してくれたのだと思う。


姉のフォローの言葉で私は号泣してしまった。

姉とは、兄のことでケンカになったりもして2人で泣いたこともあったから、その事も思い出した。

姉も私も、兄に元気でいて欲しいのだ。
もちろん父と母も。

母はそんな3人のやり取りを見て
「そんなことがあったの~」と話に入り始めた。
が、すかさず父が「いいんだよお母さんは入らなくて。若い者達で話してるんだから!」と薪ストーブの薪を取りに行くふりをして席を外してくれた。笑

兄は姉の言葉を聞いて「確かに、そうだよな。」と何度も言い、
号泣する私を見て「ごめんな。」とこっそり言ってくれた。

私は言葉が出ず
兄の目を見て、うん、と頷くのが精一杯だった。

そしてまた号泣しそうになったので、トイレに行くふりをして席を立った。


その後は普通にまた皆でワイワイと飲んで、結局2時近くまで飲んでいたんじゃないかな。
父は途中から寝ていたけど。笑

姉は、プライドを捨てることができず、仕事に忙殺されて生き辛そうな兄に対して、プライドを捨てる生き方をした方が良いとか、「何のための仕事なの?」等と問いかけていた。
兄はそれに対して「俺は人の上に立ちたい」とか「俺のレベルでこれ以上の会社には入れない」とか、そんな事を言っていた…。

酔っ払っていたけど、本音なんだと思う。

離婚して自分の価値が仕事にしかなくなってしまったと思い込んでいる兄。
見ているのは辛いけれど、そこに幸せはないと自分で気付くまで見守るしかないのかな。

私はあまり口を出せずに、「自分の幸せは何なのかを考えてみたら?」と言うことしかできなかった。


もうさすがに寝ようとなった時、父が全く起きないので私が兄に
「お父さん寝室に連れて行ってあげて」と言うと

兄が父を介護するように起こし、両脇に手を入れて運ぶように寝室まで連れて行っていた。

兄はもとから父より背が小さいのだけど、その時は父のがいつもよりとてもとても小さく見えた。
兄が父を介抱してあげていて嬉しいのと、父の老いを感じて悲しいのとで感情がごちゃまぜになった。

その後姉もリビングで寝始めていたので、私が「お兄ちゃん、お姉ちゃんも運んで!」と言うと
兄は姉を軽く叩きながら「ここで寝る?上に行く?」と優しく声をかけた。
しかし、姉は起きるのを拒否。笑
「ここで寝るでいいの?」と聞き姉も「うん」と言ったので姉はそのまま布団をかけて放置することに。笑

兄が父と姉に対して優しくしてくれている所を見られて嬉しかった。

普段は素っ気ないけど、兄は本当は優しくて繊細な人なんだと思う。


そんなこんなで、久しぶりに家族揃って飲んで食べて話した年末年始。

家族の前で号泣してしまうとは思わなかったけど、皆がそれぞれ思っていることや本音を話せてとてもいい時間だったと思う。


私は家族の皆が好きだ。

もちろん
イラッとすることも多々ある。笑
「なんでうちはこうなの?!」となることも。
他の人には見えない色んな問題もある。

けれど、皆一生懸命生きている。
生きようとしている。
不器用だけど優しい。


私の家族は、だんだんと家族になっている感じがする。

子ども達3人が大人になって
やっと少しずつ精神的にも大人になり始めて。


どこの家族もそうなのかも知れないけど
そんな風に思えるのが私はとても嬉しい。


これまでも家族。
これからも家族。
ずっと家族。


家族皆が好きって当たり前な事ではないから。

だから私はこれからも家族を大切にしたいな。

まずは私が元気で幸せでいることが家族を大切にすることにも繋がる。

だから2022年も
自分を大切に、自分をたくさん喜ばせて元気で過ごそう。


毎年父母が手作りしてくれるお餅。
父の手打ちそば。
母のお雑煮とお汁粉。
父のお節料理。
母の数々の美味しい料理。

あと何年この2人の手料理を食べれるのかな。
2人の料理を頬張りながらふとそんなことを考えてしまった。
そして父の老いをとても感じた年末年始。

けれど、
だからこそ

『今を大切に。今を楽しむ。』

それしかない。

そう思った年末年始。


今日は兄以外の4人で近くのデパートに初売りに行った。(兄は仕事の準備があると都内に戻った)
父のくれたお小遣いで洋服を何着か買った。笑

とっくにお小遣いをもらう歳でもないのに。

けれど父にとっては私はずっと末っ子の娘。
もちろん自立はするけど、時には親に甘えて親に喜んでもらうのも親孝行かも?なんて。笑


去年もとても良い年末年始だったけれど
今年もとても良い年末年始だったな。

家族っていいな。


最近そんなことをよく思うようになった。
そんな風に思えることが幸せだ。


私達家族の歴史はこれからも続く。

2022年
家族の皆にとってどんな年になるだろう。

2022年
私にとってどんな年になるだろう。


どんな事があっても皆で支え合えたらいいな。

2023年になる時もまた
家族皆が揃って
笑って乾杯して
美味しい物をたくさん食べて
たくさんたくさん楽しく話せますように。


いつもながら長くてまとまりのない文章。笑
もしもここまで読んで下さった方がいましたら
本当にありがとうございます。
noteの世界の方々、本当に優しい方ばかりで優しい世界だなって思います…(´;ω;`)

あなたにとっても
2022年が良き年になりますように!


2022年 1月2日









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