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ワーママのリアルな就活&保活体験記⑤~ひとすじの、光~

面接は、案外スムーズに進んだ。

もちろん緊張もしていたが、わたし自身、ワクワクするような期待もあった。

面接に行き着く前に書類選考の時点で落とされることも多く、日々くじけそうになった就活の中で、やっとたどり着いた面接だ。

「わたしはここで働くかもしれない。」

そう思うとすこし背筋がしゃんとしたし、子どもを連れない外出は久しぶりだったので、面接のためだとしてもなんだか解放された気持ちになった。


就活して、面接に挑むにあたって悩んだことが。

「面接時の服装って、どうすればいいんだろう。」

ひとしきり悩んだ後、わたしの場合はオフィスカジュアルを選択した。

(ただ希望先や業種によっては変わってくることもあるので『就活するママ向けの面接』の記事も今度書こうと思います!)

就活自体、とてもエネルギーを要するものだとは思うけど、子持ちの主婦の就活はそのエネルギーを使う対象が多すぎると思う。

就職希望先にはもちろん、失礼のないように。そして採用になるように祈りを込めて。

しかしそれを思うあまり、事実を伝え損ねてしまったら採用が決まった後困るのは自分だ。子どもがいる以上、迷惑をかける可能性は否めない。そこをまず最初にしっかりと伝えた方が、自分も会社にとってもいいパフォーマンスに繋がるのだ。

いままで社会人として過ごし、結婚、出産を経て母親となり、そして今もう一度、子どもを育てながら仕事をしたいということは難しいことなのか。

「子持ち」「主婦」という肩書が自分に加わっただけで、過去の自分とは比べ物にならないくらい体が重くて動けなくなる。(べっ、別に妊娠出産による体重増加とかそんなんじゃないんだからねッ)

しかしその重い身体を引きずって受けた面接は手ごたえも感じた。

久しぶりに話す家族以外の人間にもちろん緊張はしたけれど。

ここからまた、「母親」としてだけじゃない、わたしの人生が始まるのかと思うと胸が高鳴った。


・・・・・数日後、わたしのもとに届いたメールには

「採用」の二文字が躍っていた。



つづく。


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