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切り取りたい一瞬は。

子どもが生まれるといろんなものが増えていく。

家族が一人増えただけで、こんなに世界が変わるのか。そう思ってしまうほど、「子どもがいる生活」はすべてを塗り替えていく。


「写真」ってすごく素敵。

子どもが生まれてそう思うことが増えた。

どんな一瞬一瞬も、ひとつひとつが愛しくてかわいい。

もちろん頭にきたり、疲れて一人になりたいと思うこともたくさんあるけれど、写真を見返すだけで口元が緩んでしまうから不思議だ。

子どもが大きくなって大人になり自分のもとを巣立っていったとき、こうやって「写真」を見返して笑ったり泣いたりするんだと思う。



しかし!!!!!!

わたしには不満があるのだ!!!!!!!!!


“夫の撮る”写真に!!!!!!!!!


例えば公園に遊びに来て、わたしはベンチで休憩していたとして。

公園で遊んでいる子どもと旦那を見ながら「いいな」「しあわせだな」と思った瞬間にシャッターを切る。

すごく自然な笑顔が、ほんとうに一瞬の世界を切り取ったようで、それだけでじわりとあたたかな写真が撮れる。


・・・そう、わたしが撮ったときは。


基本うちの夫は、子ども単独や自分と子どものセルフショットは撮るけれど、わたしと子どもの写真を積極的にとることはない。だからわたしが「ねぇ、写真撮って!」とお願いをして、やっと撮ってくれる。

でもこの撮影方法だと、どうしても“作られた”世界になってしまうのだ。

夫と子どもが写った写真はすごく自然で温かな写真なのに、わたしの写る写真は目線がカメラに向けられたものばかり・・・。


そう!!!!!!!

もっと自然な写真が欲しい!!!!!!


「はい、チーズ」で止められた世界を切り取るんじゃなくて、幸せで満ちた一瞬をシャッターで切り取ってほしい。


この気持ち、わかります??


ぐぬぬ。

欲しい。

輝く太陽と青空の下、カメラのことなんて気にも留めずに、満面の笑みで笑っているわたしと子どもの写真が

欲しくてたまらないよ!!!!!!!!!


・・・だからわたしは週末、家族会議を行おうと思う。

何を言ってるんだ?って間抜けな顔した夫と、

そんな夫を険しい表情で見つめるわたし。

そしてそんなわたしたちを気にするそぶりもなく、晩御飯にかぶりつく子どもたち。


切り取りたい瞬間は、いつだってそんな何気ない日常の中にあるのだから。





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