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かつての宝物にさよならを

最近うんざりしていた。家が、汚すぎる。

いくら片付けても片付けても汚い。小さい子どもがいる家庭なら仕方ないと思って自分を励ましてきたけど、どう考えたって汚いのだ。

というわけで、お部屋片づけが始まった。

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まず原因を考えた。どうして我が家のリビングはこんなにもすぐに汚くなるのか?

まず我が家の子どもたちが自堕落なこと!食べたお菓子の空袋や飲んだジュースやコップ、それらが永遠に机の上に乗っかている。使い終わったコップを片付けないので、次に飲むときまた新しいコップを使ってるし・・・。

幾度となく注意はしてきたけれど、なかなか改善されない現実に音を上げてしまいそうだ。一日働いて帰ってきて、その時に一番に目に飛び込む食べた後の残骸は、やけに精神にくる。


そして一番の理由、おもちゃの数が多すぎる!小学生の息子が使っていた数年前のおもちゃとか、遊ばれないおもちゃが大量にある我が家。必要ないとわかっていても「もしかしたら遊ぶかも」とか「あ、これ長男がよく使ってたなぁ」とか考えてしまうとなかなか捨てられなくて。

でもいい加減捨てなくては。このままではどんどん増えていくばかりだ。

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ついに決心したわたし。躊躇することはもうない。

ボンスカボンスカ、ごみ袋に詰めていく。

その瞬間、“かつておもちゃだったもの”はもうゴミに変わってしまう。寂しさはもちろんあるけれど、決意してしまえば案外気持ちの切り替えはうまくできた。

ひとつひとつのおもちゃに、ひとつどころか何個も何百個も思い出はあるけれど、きっと今後も増えていく。おもちゃではなくまた違うものやかたちとしてかもしれない。そう思えばなんだか寂しくはないように思えた。


少しすっきりとしたおもちゃコーナーに、子どもの成長を感じずにはいられない。毎日接しているといくら我が子でも「変化」には気付かなかったりする。いつかは全部のおもちゃが無くなってしまうのかな、なんて、何年後かのわたしを想像しながら、本日のお部屋片づけは終了したのだった。




読んでくださってありがとうございました。

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