私が女性性を解放できた話⑥太る理由編
ありがとうの実験+愛していますの実験を初めてから私は本当に変わりました。
仕事が変わり、住んでいる場所がかわり、なにより宇宙の真理や引き寄せがあることを本当に心の奥底から理解、納得しました。
それでも、私の体重は増え続けとうとう75kgになりました。身長は163cmです。
身長からいえば、75kgは決してあり得ないと驚かれるような体重でないことは理解していました。
でも、私の中でそこだけは超えてはいけないボーダーラインだったんです。
体重計を目にしたとき、容易に想像がつきました。このまま過食とダイエットを繰り返せば100kgになるのも遠い未来ではないと思ったのです。その75kgという数字を目にした時、恐怖で涙が止まらなくなりました。
このまま太り続けたら私は一生恋愛できない。
誰にも愛されない。むしろ拒絶される!!
そう思った時、胸が苦しくなって何かが詰まっているような吐きそうな感覚におそわれました。
しばらくそのまま泣いていると、胸の奥からなにかがせり上がってくるような感じがして本当に苦しくて目を閉じました。
そして突然胸のつっかえが取れたかと思うと、ある考えが浮かんだのです。
「拒絶されるために太っている。」
この一文を言語化できたとき、すべての謎が解けた気がしました。
私は幼い頃に兄にも姉にも拒絶されました。
でも、その理由が分からなかった。
何か悪いことを言ったわけでも、したわけでもない。ただ、可愛くないからという理由で拒絶されました。
幼い頃の私は可愛くないから拒絶されているということに耐えられなかったんだとおもいます。
私が私だという理由だけで可愛くないと拒絶されるというのは耐え難い苦痛でした。
妹と同じように大人しくしても、妹と同じように振る舞ってみても、妹を真似してみても拒絶され続けると、自分自身に愛されない理由があるんだと考えるようになりますよね。
でも、自分が自分であるだけで拒絶されるって耐え難い苦痛です。どれだけ努力しても、話しかけても、自分が自分であるだけで拒絶される。
それがあまりにも辛くて、拒絶される理由がどうしても欲しくなったんです。
私が私であるから拒絶されるのではなく、私は太っているから拒絶されるんだと思うほうが、納得できました。
太っている人を許さない家系だったから、拒絶されていた私は自分を納得させるために一番許されない方法をとろうとしたんですね。
兄に抱きしめてもらえなくても、姉に手をはらいのけられても、私は太っているんだから嫌われるのは仕方ない…と思えば諦めがつきました。
諦めるために、これ以上のぞまないために拒絶される理由がどうしても欲しかった。
私が私だから可愛くない(価値がない)のではなく、太っているから可愛くないんだと、太っていることが悪いんだ!と思うことで自分を守ろうとしていたんです。
なんということでしょう!!
私が物心ついたときから、太りたくない!
痩せたい!!と強迫観念のように思い続けていたのは、太りたいということのあらわれだったのです。
潜在意識には〇〇したい。という形しかありません。〇〇したくないは存在しないのです。
そんなことは理解していたつもりだったのに、まさか痩せたいが太りたいの裏返しだったことには気づけませんでした。
私は自分を守るために太ることを必要としていたんだ。もう太ることを拒絶されることの理由に使うのはやめよう。痩せるとか、太るとかの以前に自分を拒絶するのをやめたいと思ったんです。
だって21歳の時、突然自分を好きになることが大切なんだと分かったようなつもりでいたあの時から私はなにも変わっていませんでした。
素晴らしい素敵な人を目指してそこが満たされても、自分のことを可愛いなんて思ったことは本当に一度もなかった。いつも自分の外見が嫌いでした。
なんちゃって自己肯定感に隠れて何も変わっていなかったことに気づいてからは、拒絶されるのが怖いなら、まずは自分が自分を拒絶していることを認めるべきだと本気で思いました。
つづく。
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