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『社会性とは?』学校に行くことが本当に必要なのか、正直よくわからない。

誕生日の息子は朝からソワソワです。

プレゼントを貰うこと。
友達が来ること。
ケーキがいつ届くのかということ。

全てが楽しみで仕方がないよう。

待ちきれなくて先にプレゼントを見せてくれと言う息子。
何が貰えるのか知ってるんだから、どうぞどうぞと見せる私。

「授与式これで終わりでいいの?」『いや、みんなが来てからがいい』
まだいらんのかい(笑)

自分の誕生会のビジョン・イメージトレーニングはバッチリな模様です。



学校とは『社会性を養うため』に通うところ?

社会性とは?
集団を作って生活しようとする、人間の根本的性質。
2 他人との関係など、社会生活を重視する性格。また、社会生活を営む素質・能力。
3 広く社会に通じる性質。社会生活に関連する度合い。

学校に行っていない我が子たちですが、突きに突き詰めて最終的に残った[親の心配事]としては社会性を育むという部分です。

学業は今の時代なんとでもなるし、学校に関する制度やシステムがこれからどんどんと変化していく。

その中から自身で興味のある方向に繋がっていけばいい。
というか、すでにもうそういう状態だから、仕方がない。


『学校に行くことがいかに大事なのか』そんなことを教育者でもない私が、低年齢の子どもに説こうとしたところで、子どもに納得させることができるとは思わない。

強いて言うなら『好きな友達と遊べること』

でも、学校も忙しいじゃないですか。
次々授業があって、座って静かに受けないといけない。

「行間(休み時間)が短いんだよ!全然遊べない!」と不登校前によく息子は言っていたものです。

それでも、登下校に仲良しグループで帰ってくることを楽しみに行っていたけれど、学校に行けなくなってからは、それも登校する理由にはならなくなってしまいました。


教室に入れない(入らない)小1のムスメも、どうも友達を求めていない。
仲良しの友達は、脳内の中ではきっとまだ友達なのだけれど、その子に会うために教室に入るという選択には至らない。

今はほぼ親子間・兄妹間だけの関係だけで生きている。
それでは『社会性』は育たない!

と思うでしょうか?


本当にそうかな?


他の大人との関係を築くことができたら、それで良くない?

誕生日に遊びに来てくれた友達と庭で遊んでいて、ボールが隣のお家の庭に入ってしまった。

「ママ入っちゃった!」『ピンポン押して、取らせてくださいって言ってから入んなよー』

これに反応して、うちの兄妹と友達兄弟がぞろぞろ向かう。

友達兄弟は小3・小5の男子です。
親戚の子だからって部分もあるけど、小3の子は息子と同じクラスだし、お互い友達だと思っている。


ぞろぞろ向かった集団の先頭は誰だと思います?

そう。

そう聞くってことは、一番年下の小1女子
うちの学校に行かないムスメが先頭です。

ピンポン、、
「となりの〇〇です。ボール取らせて下さい!」


ピンポンは少し高い位置にあるのもあってか、小3の息子が押しました。
これも以前なら考えられない。
だって、隣には息子と同じクラスの女子が住んでいる。


分かってもらえますか?


普段、子どもと子どもの接触がないのに、成長していることを。

知識や心が大人びているのかもしれないけど、同じ年齢の子どもと関わることだけが、必ずしも必要ではないのではないか。


その交流を本人たちが望めば、もちろん学校には行けたらいい。
ただ、それを今必要としていないのならば、無理に行くことはしなくてもいい。


そう思ってしまう。


就職したら、会社って40歳も年の離れた人と一緒に働くんですよね?

自分も20年会社に勤めてきました。
仕事場では男女も、年齢も関係ないじゃないですか?
同年代や年下だけでなく、年上の人を指示して動いて貰ったり、うまく丸めてその場を収めたり。

むしろ今はそんな力が必要じゃないですか?

これから多様性がもっと進んで、子ども達はそれに対応していくんだから。
たくさんの知識よりも、もっと鍛えないといけない事がある。
それを今の学校は教えてくれるんだろうか?

別に先生や学校は責めてません。
息子の担任も、子が元気になってきていることに職員室で大喜びをしてくれたそうです。
先生も頑張ってて、気にかけてくれて、感謝しています。


だからね。

学校でもいいんだけど、学校でなくても『社会性』は育つんじゃないかってこと。

生きる力は、どこに居たって本人たちの力で学び取っているんじゃないかと感じた、子どもの誕生会なのでした。



人生の坂道が楽しくなったら人生は面白くなる

ゲッターズ飯田

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