見出し画像

外は寒くなるし財布も寒くなる

明日からドンと寒くなるらしい。なんなら今日から寒い。
寒いといえば私のお財布情勢。

仕事をやめて半年間、安定収入がないため、
何も気にせず生活するには危ないのだ。すでに、危ないのだ。
失業保険+再就職手当もちゃんともらったが、
生活費に加えて国保やら年金やら奨学金返済やらで
毎月家賃を超える税金額が何もしなくても飛んでいくのだ。

おまけに引っ越しもしたし家電も買い換えたし、
スクール初期費用やその他にも自己投資が必要だった。
単純に貯金額足りてなかったことに気づいたのは最近だ。

あぁもうこういうことを呟いている時点で
社会的弱者コースど真ん中に存在しているのは確かだ。

思い返せば、自分に明確な目標があればよかった。
たとえば5年後に個人経営パン屋をやる、などあれば
毎日コンビニ飯や酒を買うこともなかったと思うし、
衝動買いもおさえられたはずだ。

何も目標がないから、その日を生きていた。
その日その日を生きて、その日の疲れをビールで癒して、
好きなアイドルを眺め、好きな曲を歌い、好きなものを食べて過ごした。
(このルーティーンは職場の人たちもたいして変わらなかった)

でも、それの何がいけないのか、最高じゃぁないかとも思う。
労働後に摂取するアルコールの、身体中血液中にジュワーっと沁みていく感覚は、最高だった。
全く楽しんでいたんだ。結局。

でも自分の中にもう一人いるんだ。ささやくのよ。
これでいいんか?って。
日頃の体力的しんどさと比例して娯楽嗜好品にどんどん頼っていく自分。
コロナにはいってからさらにお酒の量も増えた。

頑張った分だけお金が出て、ボーナス出たら嬉しくなって。
好きなものに使っていく。満足感はほどほどにあった。

でもうなずいてない自分がおった。
もっと違う生き方もできるはずや。
もっと心の底から自分を誇れるおまえが見たいんじゃ、と言っていた。

私は仕事できるやつになりたい、と願っていても、
根っからの博愛主義で協調型で、
少しでも自分よりできる子がいたらその子に全て託してしまう。
向上心があるようでない。

それじゃぁ稼げるものも稼げないのは当然だ。

だから踏み出した。
自信はなかった。
成功確率は五分五分。
どこかに所属せずに自分だけで生計を立てる想像をしたことがなかった。

30歳、今しかないと思った。
早くも遅くもない、自分がそう思った時に踏み出すしかない。

もう10年、脳の成熟度が早ければこんなことにはならなかったのにと常々思う。
今の気持ちで大学生を過ごせてたらどんなに行動できていたか。
今の気持ちで新入社員時代を過ごせていたらどんなに仕事にきちんと向き合えていたか。
でも違う、それが自分の実力や。
後悔しても仕方ない。今、そう思えたなら今やるしかない。

一歩は踏み出せている。
だから、あと半年、探ってみる。

とりあえず今はお財布が寒いのでもしかしたら痩せるかも。それは万々歳。

借金はしたくないなぁ。
ちなみにリボ払い地獄は経験済み。

つづく。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?