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大事なことを伝えないで口数の少ない人になってはいけないと思った話

「もう少しこの資料明るくできない?」もそうだし
「もう少しテレビのボリューム下げてくれない?」もそう。

言われた側の2秒後に訪れる「は?!?!?!」という感情。
いや、正式には0.00005秒ぐらいで起きてるか。

でも、これが
「この資料、掲示する場所が他のポスターもあるところだから、目立たせて明るい配色を増やしたらもっとたくさんの人が見てくれると思うんだけど、どうかな?」
だったり、
「大事な話をしているところだから、テレビのボリューム下げれる?」
だったら、
だいぶ状況は変わるんじゃないかなって思ったんです。

私が今回言いたいのは、伝え方の方ではなく(これがむしろ一番大切な気もしますが、この話は非常に数多ありますので)、どうしてそう思ったかを伝えて、選択権も相手に委ねることがとても大切なのではないか、ということです。

今回は特に理由を伝えるという前者の方について書いていきます。

もしかしたら、この時点で「アサーティブコミュニケーション」のことだと思いついた方もいらっしゃるかもしれません。
「な~んだアサーションのことね」と。(ちなみにアサーションは相手も自分も大切にして、相手を尊重しつつ自分の意見を伝えるコミュニケーション方法の一つです)

でも、私は思うんです。アサーションのことは聞いたことがあったり
本を読んだことがあったりしても、自分の日常生活に落とし込めるほど
使いこなせていますか、と。

まあ、これは何を話そう私のことです。私はアサーションの本を読み漁ってきた人間ですので。
そのときは分かった気がして高揚しましたが、気が付けばすっっっかり忘却の彼方でした(涙)

理由を伝えるって本当に大切なことだと思います。
デートにドタキャンされたときも、「悲しい」とだけ伝えるのではなく
「会えることをとても楽しみにしていたから、悲しい」って伝えたら、どうでしょうか。
もしかしたら、「悲しい」だけなら、「ごめん」で終わっちゃうかもしれないけれど、理由を伝えたら「僕も楽しみにしてたから、残念だし本当に申し訳ない。また埋め合わせさせてほしい。」って来るかもしれない。

恋愛も人間関係も小手先のテクニックなんて必要ないけど、こういうことは常に頭にいれておいていいのかもなって思った。
なにより、もったいない。

心の根底にある気持ちを理解しないまま話を繰り広げて口論になるのは、悲しいことだと思う。
「あなたと最高に幸せで楽しい時間を過ごしたいから、同棲のルールをつくるのはどう?」とか
「帰る時間が遅いとどこかで事故にあってないか心配になっちゃうから、LINEいれてくれたら安心する」とか。

ああ、これ全部アサーションに書いてあることだって書きながら思ったけど、私はようやく意味が理解できました。
私は全然できていなくて、お互いよくしたい思いがあったのに理由を伝えず傷つけてとっても反省したので、備忘録として書きました。

それにしても
アサーションって素晴らしいものだね・・・・。


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