全力を出しきって、大失敗した経験

どうも、ハタガミです。

今回は正直、思い出したくない苦い失敗談を話そうと思います。そしてそこから学び、感じたことを皆さんに紹介いたします。

好き放題に書くと、かなり長引いてしまうと思うので、早速私の失敗談を話します。

その1 受験失敗

まずは受験の失敗談です。
ありがちな話ですが、私は高校受験を経験しています。その際、私は私立の難関校……それも日本でトップクラスの難易度を誇る難関校へ受験をしました。名前は控えますが、駿台模試で偏差値60以上の難易度と言えばお判りでしょうか。

元々勉強が好きでもなく、頭がよくなかったので塾に通って受験に挑みました。両親も応援してくれて、私のために夜食を作ってくれたりもしました。
私ももちろん努力をしました。『好きでもないことに対する努力』という意味では、恐らく人生で最も大量の努力をしていたと断言できます。
毎日9時間は自主勉強をしていましたし、塾での授業時間は本当に集中していたと思います。

もちろん私以上に努力をした人からすれば、努力が足りていないという単純なことに思えるかもしれませんが、私にとってあれほど大嫌いだった勉強に対して、本当に心から努力していたと感じます。

そんな受験勉強を3年続けました。その塾には小学校6年生の終わり頃から通っていたので、実際は3年と少しでしょうか。とにかく頑張りました。
しかし受験の結果は、惨敗。あっさり落ちました。試験の採点結果を見て驚きましたね。自分はこんな実力しか無かったのかと。
恐らく実力が足りていないどころか、そもそも本来の実力を発揮してすらいなかったのだと思います。それほど悲惨な結果でした。

3年の頑張りが合格点の半分にも届かなかったという、失敗談です。

その2 新人賞1次落ち

もう一つあります。私はラノベ作家を目指していて、自分のラノベを新人賞に応募して送りました。

受験のときと大きく違う点は、『自分の大好きなことへの努力』ということです。大嫌いな勉強とは違い、好き好んで全力を注ぎました。
毎日自分の作品について本気で考えて、何度も誤字や脱字が無いか確認して、作品を完成させました。3か月ほどかかりました。

作品の構成については何度も書き直しましたし、初めてラノベを手に取る人にも作品にのめり込めるように難しい設定は避けたり、主人公のキャラクター性を何とか親近感を持ってもらえるように試行錯誤したり。
とにかく自分が納得できるまで、何度もやり直しました。
そうしてできた作品だったので、愛着も湧いています。

そして、結果は一次審査で既に落ちていました。
ちなみに説明すると、一次審査で落ちるのは文章として成立していなかったり応募要項の形式から逸脱していたりと、作品の中身よりも文章そのものに不備があるようなものが落とされます。

私の渾身の作品が、そもそも文章としておかしいと評価を下されたのです。

得たもの

この二つの経験に私が得たものは、正直ありません。
死ぬ程悔しいし、一つの可能性をで潰してしまった以上、何を得ようとも、プラマイで換算すると圧倒的にマイナスです。
それだけは、どうしようもない事実でしょう。

ただ、そのときに感じたものは今も私の心にこびりついています。
それは『努力とはそういうもの』という当たり前の現実です。
どれだけ大好きだろうが大嫌いだろうが、どれだけてきとうに努力しようが全力で努力しようが、その努力が報われるかとは別問題だということです。
学力が無ければ受験には受かりません。文章力が無ければ作家は務まりません。当たり前のことです。
頑張ったからどうにかなるものではないのです。

私は今、諦めきれずに文章の仕事をしたいと思い、noteで執筆しています。
もちろん新人賞にも何度も応募しています。

失敗の経験が私を助けているかというと、正直分かりません。ただこの二つを経験してから、頑張ることが昔より気楽になったように感じます。現に、思ったように反応が貰えなくても、私は気楽にnoteを執筆できています。
よく言えば、プレッシャーを感じなくなった。
悪く言えば、情熱に欠けてしまった。
と言ったところでしょうか。

要するに皆さんに伝えたいのは、失敗しても実はそれは当たり前のことだということです。
私のような経験をしてほしいとは一欠けらも思いません。こんな経験はさっさと忘れ去りたいです。本当に。

ただもしも、失敗したときに「終わった……」とか「才能が無いのかな……」とかいちいち落ち込むことが無駄だと気づけずにいるのなら、この記事のことを思い返して、「まぁ、当たり前か」と切り替えてさっさと再挑戦できるようになってください。

そうすれば、私の失敗もほんの少しだけ、報われる気がします。

やっぱり長くなってしまいましたね。すいません。
少しでもあなたのお役に立てたら、幸いです。

それでは次の記事でお会いしましょう。
では。

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