最近、写真の話がしたくなります。
街の木々も日増しに青々としてきて、深呼吸したくなる季節になりましたね。
なぜかこの時期になると、
写真の専門学校の時に、仲良くなった同級生と夜通し写真について話したりしたことを時々思い出します。
最近お仕事で大きな公園に行くことが多くて、
学生時代よく授業の撮影実習とかで公園で写真を撮っていたので、
ちょっと懐かしい気持ちになっているのだなぁと。
スタジオカメラマン時代は、
接客の仕方やお子様のあやし方、お衣装のコーディネートのことなどをスタッフにお話しさせていただく機会があり、勉強会をしたりしていましたが、
それとはまた別に、
以前仲良くなったスタジオの同僚と、写真集を見ながら、
こんな風な写真を撮ってみたい!これってどうやって撮ってるんだろう?
次の撮影、こんなイメージで撮ってみたいなぁと、
営業後にお茶しながらお喋りをしていたのが最高に楽しかったので、
久しぶりにお話ししたくなりました。
独立して一人になり、
最近写真の話をしていないなぁと寂しくなってしまったので、
(このご時世的に会って写真集見ながらお喋りもなかなかできず…)
こちらで少し好きな写真や写真家についてお話ししていきます。
◎一番初めに自分で買った写真集
ダイアン・アーバスがとても好きなんです。
初ボーナスで初めて買った写真集。
彼女の撮る写真の被写体の目がとても好きで、
被写体に正面姿勢で真正面から撮影する彼女のスタイルも一本芯が通ってて素敵です。
被写体が変に着飾ったり、他人に自分を良く見せようとする部分をすべて取っ払って、真のその人を写すことはなかなかできないことですね。
以前ダイアンに憧れて二眼レフを買おうかと本気で悩みました。
でもきっと使いこなせないからと断念…
◎定期的に見る写真集
絶版になっていている、映画監督タルコフスキーが撮ったポラロイド写真集。
写真を見る時、まず初めに写真の中の光に目がいきます。
もちろんお仕事の時も光を意識して撮るんですが、
このポラロイド写真の光はとても優しい。
光は余白だと思っていて、余白は見る人が自由に考えていいものだと思っています。
人によって受け取り方は様々で、同じ写真を見ても違う感じ方をする。
見る人によって、あたたかい写真だったり、ちょっと寂しげに感じたり。
できたら自分は、子どもたちとご家族の思い出をあたたかい写真で残したいなと思って、時々この写真集を見返しています。
◎個人的に大好きな写真集
全ページに可愛いが詰まっている!!
お仕事で子どもたちの写真をセレクト、編集しているときもずーっと独り言で「かわいい!最高だわ!」を連発する私ですが、
これも読み終わるまでずっと言ってた。悶絶。
未来ちゃんがのびのび生きてるのが良い。
どの写真も好きなんですけど、金魚鉢の写真はいつ見ても笑っちゃいます笑
お仕事では、子どもたちが笑っている写真を収めることはもちろん大切で、
撮影時も絶対笑顔のカットはおさえるようにしていますが、
ぎこちない笑顔じゃなくて、その子が本当に笑っているところを撮るために、遊びながら、楽しい雰囲気を作れるように心がけてます。
「笑って!」って言われても大人でも固まってしまいますからね。
いつか未来ちゃんみたいな、お子様に密着した写真を撮りたいです。
お付き合いありがとうございました!
また時々好きな写真や写真家についてお話しできたらなと思います。