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オマルー2泊旅行記

朝イチのバスで、ダニーデンからオマルーに到着。
時刻は10時前、荷物をホステルに預け、さっそく街を見て回りました。
ホステルの向かい側に、既に白い石から出来た建造物があり、テンション上がりました。

天候にも恵まれ、最高の1日になる予感がしました。
今日は夕方に、ブルーペンギンの見学ツアーを予約してあります。
オマルーでは、世界一小さなブルーペンギンのコロニーがあるので、「これは見ておきたい!」と思い、予約しました。

それ以外の予定が特に何も無く、そして下調べする時間も無かったので、ビジターセンターへ。
向かう道中、白い石の建造物ゾーンがあり、写真をたくさん撮影。

ビジターセンターでパンフレットをもらい、スタッフさんにトレッキングコースを尋ねました。
優しい女性で、地図を見せてもらいながら説明してくれ、最後には外に出て方向を教えてくれました。
「そうそう、ペンギンコロニーのところに、今朝からエレファントアザラシが来てるらしいの!とても珍しいことよ、私も今まで見たことないわ」
「本当ですか!行ってみます!」

耳より情報をゲットしたので、早速向かいました。
海沿いを歩き、ペンギンコロニーへ。
オマルーの海はミルキーブルーで、本当に穏やかで、大好きになりました。

ペンギンコロニーに到着。
すると岩場に、たくさんのアザラシが!!
生で野生のアザラシを見たのは、これが初めてでした。
リラックスして岩場に横たわる姿に、とても癒されました。

最初は柵の目の前のアザラシしか気付かなかったのですが、少し奥に巨大なアザラシが横たわっていました!!
その大きさは圧巻でした。

写真だとイマイチ大きさが伝わりにくいですが、3メートルくらいあったと思います。
巨大な体、可愛らしい顔、のんびりした雰囲気。
全てをしっかり目に焼き付けました。
カメラを手にしたおじさんが、話しかけてくれました。

「僕はここに住んでるんだけど、こんなに大きなエレファントアザラシは初めてさ!とってもレアだよ。周りにいる、普通サイズのはいつも見れるけど」
「そうなんですね!見れてラッキーでした!」

しばらくそこに立って、じっくりアザラシたちを眺めました。
彼らが私に、「リラックスとはこういうことだよ!」と教えてくれているような気がしました。
自分の居心地の良い岩場で、好きなだけ寝転がって、のんびり寝て。
気持ちよさそうなその寝顔が、とてもうらやましくなりました。
「私もこんな風にリラックス出来るようになりたい!」そう思いました。

気が済むまで眺め、ビジターセンターで教えてもらった、軽いウォーキングへ。
坂道を登り、ビューポイントに到着すると、素晴らしい眺めが待っていました。

ベンチに腰掛けて景色を眺めていると、1人で来ていた男性が話しかけてくれました。

「俺たち、今日ここに来れて最高だね!」
「本当、素晴らしい景色ですね!」

その場所から少しトレッキングコースが伸びていたので、少し歩いてみました。
道中、きれいな海の景色が見れました。

マウンテンバイク用のコースに迷い込みながらも、何とか戻ってきました。
時間もまだまだあったので、ブッシュビーチに歩いて行くことにしました。
中心地から徒歩40分程のところにあるビーチで、海が上から見下ろせる短いコースと、実際にビーチまで降りれるコースがありました。

まずは眺めるコースから。
素晴らしい景色!

そして、ビーチに実際に降りてみました。
すると砂浜に、ゴロゴロアザラシたちがいて驚きました!
距離を保ちながら撮影し、愛くるしい寝顔をしばし眺めました。

波打ち際を端まで歩いてみました。
よく見ると、虹色に光る貝殻の破片(たぶんオイスター)が落ちていました。
マオリ族がアートやアクセサリーに使用しているもので、お土産屋さんなどで見かけたことがありました。
それが普通に砂浜に落ちていたので、驚きと、かなり興奮しました!

ビーチを満喫した後、一旦チェックインをしにホステルへ。
ピアノが地下にあるということで、ペンギンウォッチングまで時間があったので、早速弾きに行きました。
古いボロボロのピアノが置いてありました。
弾いてみると、鍵盤を押しから音が鳴るまで、少し間があるように感じました。
しかし、意外といい音で響きも良く、驚きました。
鳴り辛い音もいくつかありましたが、楽しく弾けました。
全然ピアノに触っていなかったのに、指が曲を覚えていてくれました。
やっぱりピアノ大好き!と、心の底から思いました。

そして、ペンギンコロニーに向かいました。
ブルーペンギンは日の出前に狩りへ出て、日が暮れた後にコロニーに戻ってくる習性があるようです。
人口的に作られたコロニーに、ペンギンが帰ってくるところを見れる、というわけです。

受付をし、席に着き、時を待ちます。
午前中に見たエレファントアザラシは、まだそこに居ました。
普通サイズのアザラシたちも、まだまだそこでくつろいでいました。

そしてついに、ポツポツとブルーペンギンが戻ってきました!
最初の大きなグループが帰ってきて、皆で頑張って岩場をよじ登り、ラスト陸地を一斉にヨタヨタ駆け抜けていく姿が、とても可愛かったです。
個人で帰ってきたり、群れで帰ってきたり。
合計40匹程のブルーペンギンを見れました。
時期的にかなり少ない方らしいのですが、私的には大満足でした。

ホステルへの帰り道、少しコロニーから離れた場所に帰ってきてしまったブルーペンギンを数匹見かけました。
彼らは無事に帰れたんでしょうか。
たくさんの人が集まってカメラを向けたり、見守っていました。



2日目、今日は晴れるのは朝だけの予報だったので、早起きしてカフェで朝ご飯をテイクアウトし、ボタニックガーデンへ。
人気も少なく、居心地の良い公園でした。
ワーホリ中、心に残る出来事があった時に絵日記も書いているのですが、ノートと色鉛筆を持ってきていたので、公園の景色をスケッチしました。

曇ってきたので、公園内をぐるりと周り、近くのトレッキングコースをさっと歩きました。
雨が降ってきたので、ホステルに戻ってピアノを弾きました。

雨が止んだので、再びペンギンコロニーに行ってみました。
エレファントアザラシは、姿を消していました。
昨日見れて、本当に運が良かったんだと実感しました。
普通サイズのアザラシたちはたくさんいたので、またしばらく眺めてから、中心地へ戻りました。

おしゃれなカフェで、遅めのランチを食べました。
健康的でボリューミーなランチで、とても美味しかったです。

その後、お土産屋さんや本屋さんを見て、寒かったのでホステルに戻りました。

オマルーの古くからの町並みも素敵だったのですが、私はダニーデンのような、ヴィクトリア調の方が好きみたいです。
ヨーロッパも旅行したい!と夢が膨らみました。

オマルーは小さな街ですが、意外と住宅も多く、割と栄えている印象でした。

そして何と言っても、海とアザラシ。
オマルーの水色に輝く海は、唯一無二だと感じました。
あの海は一生覚えているだろう、と思います。

そして大切なことを教えてくれた、アザラシさんたち。
本当にありがとう。


次の目的地は、カイコウラに決定しました。
オークランドにいた時、ホエールウォッチングに行ったのですが、イルカしか見れず。
イルカも初めてでとても興奮したので満足だったのですが、クルーズのスタッフさんが「カイコウラなら確実にクジラが見れる」と言っていたのです。
その時から気になっていた、カイコウラ!
ようやくタイミングが来ました!

丸1日かけて移動するので、1日目は移動だけで、2日目にホエールウォッチングを予約しました。
カイコウラは、2泊の予定です。

どんな旅になるでしょうか。
まだまだ旅は続きます!





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