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高校物理に役立つ実験講習会

こんばんは🌃
先日、実験の講習会を麻布高校で2日間に渡って受けてきました。

歳を重ねるにつれて教員歴だけやたら長くなってきて、座学で教えたり問題を解いたりする技術はそれなりにつきました。
でも実験はとても苦手です。
加えて、面倒くさい。
準備や予備実験に時間がかかるし、長年の歴史でごちゃごちゃした理科室から物を探すのも大変なのです。
実験も片付けも、少しずつやってはいるんですけどね。
自分が高校生の頃、物理の実験は演示実験のみでした。
大人になってから教科書や様々な動画を見て、見様見真似でやってみて。
加えて同僚と話し合いながら、実験をやるようにしています。

そんな感じなので、実験に苦手意識があります。
2日連続の講習で休みが潰れるなぁ…と迷いましたが、実験の講習会はなかなかないので、参加を決めました。
写真は撮ってもいいけどSNSにはNGとのことでしたので、文章で軽くまとめていこうと思います。

実験のラインナップは以下の通りです。
1日目
①波
ウェーブマシンの基本的な使い方、綺麗な波の作り方、音の干渉

②はんだごてを使用した電気回路と可変抵抗器の自作
自作できるようになると、安価な費用で欲しいものが手に入るようになります。

③スマホアプリphyphoxを使用した自由落下や音の速さの観測

スマホアプリphyphox
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④運動の法則
昔ながらの記録タイマーやばねの弾性力を使った実験や最新機器を使った実験を行いました。
最新機器は早く終わるし、グラフをパッと出せるところがやっぱりいいなって思いました。
生徒には昔ながらの実験をさせて、時間がなくなったら最新機器での演示実験と使い分けている先生もいました。

⑤力学的エネルギー保存則
振り子を作って、beespiという機器で速さを測定し、力学的エネルギー保存則が成り立っているかを確かめました。
振り子を安定して振らせるための工夫があり、勉強になりました。

2日目
⑥ブラウン管運動の観察と比熱の測定
薄めた牛乳をスライドガラスにのせて顕微鏡で見てみると、ブラウン管運動が見えました。
比熱の測定は、カップ麺の容器や紙コップ、割り箸を使用して簡単に行えるような工夫がされていました。
よく問題集で見る実験はやるのがめんどくさそうですが、工夫が凝らされた実験をやってみるととてもお手軽で、それなりの実験値がでることにとても感動しました🥹

⑦静電気
ストローを使用し、静電気力を体感できる簡単な実験や、箔検電器を使用した実験を行いました。
特に箔検電器の考え方や光電効果の実験は面白かったです。

⑧レンツの法則
オシロスコープを用いた測定等

1日目の終わりには懇親会があり、こちらも参加しました。
インストラクターの方はほとんどが中高の先生方で、研鑽に励まれながらこのような会では皆を引っ張っている様に脱帽です。
関東勢や東北勢の様々な先生方と交流をすることができて、本当に貴重な機会をいただきました🥹

まだ整理ができていませんが、写真と資料を整理して勤務校に還元していきたいと思います。

実験はやってみれば楽しいということに、生徒の立場になって新鮮な思いを感じることができました☺️
また来年もぜひ参加したいと思います。

読んでいただき、ありがとうございました♪

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