君と黒板アート①
こんばんは🌃
私のクラスに、芸術に秀でている生徒がいます。
高3で卒業生。
だけど黒板アートを描きたいと彼は言いました。
担任の私は教室の装飾と黒板をどうするかで困っていたので、快諾しました。
ただ彼は計画を立てることが苦手です。
一つのことに一直線に没入していくタイプ。
8時間かかると言っておきながら、下校3時間前に来る始末。
だけど彼の一途な芸術への想いを汲むことにしました。
みんなを驚かせたい。
黒板アートは初めてだけど、描いてみたい。
下校1時間前。
案の定終わらなさそうな気配を察して、見かねた私は黒板アートを手伝うことにしました。
絵を描くことは、手が疲れるんだな。
君は毎日何時間も、手が疲れながらも、芸術と向き合っているんだ。
あぁ、高校生活の最後を送る君と絵を一緒に描くのは、なんて貴重な時間なんだろう。
自分が味わったことのない青春を、君を通して体験させてもらっている。
そんなことを担任は思いながら、無言でチョークで色を塗りました。
ですが完成せず、翌日に持ち越しです。
翌日は卒業式。
みんなが来る前に間に合うのか!?
to be continued...
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読んでいただき、ありがとうございました♪
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