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我が家を占領する「3つのモノ」について

みつばちまぁやさんの記事を読んでいたら、自分の家はどうだろうと改めて考えるいい機会になった。

ぼくが今住んでいる家は、祖父母が住んでいた空き家の一軒家。祖父母が反物屋をやっていたこともあって、とにかくモノが多くて遺品整理(処理)が大変だった。いまでも、まだたくさんの遺品が残っている。

ぼくだけの意志で動かせるならとっくのとうにすべて廃棄しているのだけれど、母親がいわゆる「捨てられないタイプの人」で、何度交渉しても「また今度ね……」とにごされる。

一体ここにいつまでも保管して、なんの意味があるんだろう。思い入れがあるようにも思えないし、さっさと断捨離してスッキリしたいと毎日100回くらい思っている。でも自分の所有物でもないので勝手に捨てるわけにもいかない。

「捨てたいけど自分の手では捨てられないもの」があると、これもなかなかのストレス。
まぁそれはさておき、今回は自分自身が所有している3つのモノにフォーカスを当ててみたい。

今、ぼくは妻と2人で暮らしている。妻は所有欲や収集心があまりないのか、荷物が少ない。この家に引っ越してきたときも、部屋一つ分に収納できるくらいコンパクトだった。

一方でぼくはというと、ややコレクター気質があり、収集心も高い。でも、ミニマリズムや断捨離の良さを中途半端に知っているという微妙な状態だ。

その結果、僕が大好きなもの、見ててワクワクするものだけは思う存分集めよう、それ以外は持たないようにしようと考えるようになった。

ぼくの所有するモノで多くを占めているのはずばり、「本」「酒」「服」だ。

本について

本は大きいラック2つ分に収納されていて、数えてないからわからないけどおそらく200~300冊くらいある。数年に一度、定期的に一気に処分してまた書い直すというサイクルを繰り返しているんだけど、今は結構多いほうだ。

個人的に本棚を眺めている時がとても好きで、これだけはいまのところ所有していたいと思っている。もちろん、電子書籍の良さや地震のリスク、断捨離観点からみても今の時代本棚ってどうなん?と思うかもしれないけど、今の自分にとっての楽園がここにある。
ぼくの叶わなくても良い夢のひとつは、「自分の図書館をもつこと」なので、気を許したら蔵書が永遠に増えてしまう。なので今は持つべき蔵書は大きいラック2つ分におさめると決めている。

酒について

そして2つめは「酒」。
もともとバーテンダーをしていたり、ソムリエだったこともあって、とにかくお酒が好き。正確に言えば、お酒のボトルがきれいに揃ったのを眺めながら飲むのが好き。つまりは、バーのカウンターで飲む空間がとてつもなく好き。
だからワインやウィスキーなど、ついつい揃えてしまう。これも永遠に買ってしまうので、ワインはワインセラーに入る分だけ(60本分)その他蒸留酒はバックヤードの倉庫に入る分だけ(これは未知数)と決めている。
これも本と同様、「眺めながら飲む」という楽しみがある。

本だって「背表紙ばっか眺めてないで読んでおくれよ〜」
酒だって「ラベルばっか眺めてないで飲んでおくれよ〜」
と嘆いているかもしれない。
こういうと総バッシングを食らいそうだけど、「見ているだけでワクワクするから十分」的な気持ちもある。(もちろんちゃんと読むし飲みます)

お酒も本も、消耗品だし、所有していてもなぁ......という気持ちもある。それでも今は、本と酒を眺めていたい。(なんだそりゃ)

服について

そして、最後に、服である。
おしゃれするのは好きなので、昔は古着屋さんをまわったり、いろんなものを買って着回しを楽しんでいた。それでも長期で旅に出る経験をしてからは「丈夫で軽くてコンパクトな服」ばかり求めるようになった。ようはアウトドアブランドの服だ。

本当は上質な良いものだけをちょこっとずつ所有して何年も大切に着たいんだけど、どうしてもファストブランドで取り急ぎ揃えてしまうことがある。

服に対しての執着は本や酒とくらべるとまったくないので、快適に生きていけるだけの量をキープしつつ、お気に入りだけを残していけるようにしたい。
服に関しては「眺めていたい」みたいな気持ちはわかないので、もっと量は減らせるかなと思う。

総括:眺めてうっとりするものだけ所有。それ以外は持たない

お片付けのプロであるこんまりさんは「ときめくものだけを残す」的なことを言っていた。(うろ覚え)

本当そのとおりで、「これは見ていてワクワクするか」という観点でモノをみていくと、あっという間に部屋が片付いていく。

これからもぼくは、本と酒と服はMAX量を決めた範囲内で楽しみつつ、かつそのクオリティをあげて、引き続き眺めながらニヤニヤしていたい。

(本棚の前でワインを飲んだり、ワインセラーの前で本を読んだりするのが至高の一時なんだけど、だれか同志はいないだろうか……。)

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