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最所あさみさんと「note」 | #イベントレポート

こんにちは。金森です。
5/17(木) にnote creator meetup # 1がありました!第一回の登壇者は、フリーランスを経て現在はNewspicksにて活躍されている「最所あさみ(@qzqrnl)」さんでした。ピースオブケイクの社員さんが事前に参加者に取っていたアンケートなどを参考にしつつ、最所さんに質問していく形式でイベントは進んでいきました。「noteを続けるコツ」や「基本のスタンス」、その他Newspicksに入社した理由までいろんな有益な話をして頂きました。

今回は、そんなイベントにて取ったメモをnoteとして残していきます。

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こちらのnoteの初稿は5月に書いたものです。約半年ほど経って振り返って見たとき、このイベントは自分にとって転機となるイベントでした。
自分自身も、かつて「匿名」でnoteを利用していました。勇気がなかったからです。しかし、このイベントを契機に「本名」へとアカウント名を変え、かつ本気で取り組むようになったいきました。本当に背中を押してくれるような素敵なイベントでした。最所さんとnoteには本当に感謝しています。
「もっと色んな方に届けたい」と言う思いから再編集してみることにしました。

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■ 今回のnote 目次
・最所さんがnote始めたきっかけは?
・最所さんって何がきっかけでこんなに有名になったの?
・noteを読んでもらえるためにはどうすれば良いの?
・noteわらしべ長者説
・どうやって会社員をしながら、毎日noteを投稿していた?
・毎日note書いているけど、ネタない時どうしているの?
・継続のコツはプラットフォーム選びにあり?
・最所さんがいつも見ているnoteユーザーは?
・会社員になったらネタ切れしなくなった?
・継続課金マガジンにしようと思ったきっかけは?
・最所さんが思うnoteのいいところって何?
・最所さんが何度か強調していたこと
・NewsPicksに入った理由について
・noteが今後のキャリアに影響を与えるかも?
・最所さんが今後チャレンジしたいこと
・本名を出すのが怖い!最所さんはどうしていた??
・今後の個人のメディア発信どうなると思う?
・フリーランスからNewsPicksの社員になってどう?
・最所さんの初期の頃ってどんな感じだった?
・ 「シェアされたら勝ちゲーム」とは??

最所さんがnote始めたきっかけは?

ベンチャー企業でのオウンドメディア作成することになったのがきっかけ。
オウンドメディアにはわりかし制限があったためモヤモヤが溜まっていた。もっと自由に表現したいと思うようになった時に偶然noteを知った。

最所さんって何がきっかけでこんなに有名になったの?

ちょっとnoteで盛り上がったきっかけは、「"ワンテーマ"の時代」というnoteを書いた時。
※noteを始めて大体、二ヶ月目くらいの時らしいです。

丁度その頃、オウンドメディアを運営している先輩からこんなことを言ってもらったそうです。

「半年間毎日書き続けると結果が出るから我慢して頑張れ」

noteを読んでもらえるためにはどうすれば良いの?

結論!読まれようと思って書かないこと!まずは、「書きたいことありき」が重要。誰からも頼まれていないけど、書きたいことを書くことが多くの人に読まれることのコツ。

【補足:こんなことしても良いかも!】
・タイトル工夫
・図を入れる
・Twitterの引用

ちなみに、どこから有料化するかと言うキャッシュポイントに関して、自分自身でA/Bテストなどをしてどんなコンテンツが受けるのかなどPDCAを回していたそうです。

「バズ」に関して、ちょっとした冗談話に・・・

確実にバズらせたい時は、「早慶とリクルート」について書くそうです。

加えて、バズりやすいものがあります。「自分はこうだ!」と言えるもの。

例えばこういうもの。

「私は〇〇だ!」って自分の意見をTwitterなどで意見したくなるようなコンテンツ。これは比較的良くも悪くもバズりやすいそうです。ただ、これに関してはみんな似たようなコンテンツになってしまうので、自分にしかできない内容に関してnoteを書いた方が良いとおっしゃっていました。

noteわらしべ長者説

(1) 書きたいものを書き続ける

(2) 投稿という資産がストックされていく

(3) フォローしてくれる人が現れる

(4) シェアしてくれる人が現れる

(5) インフルエンサーの目に止まる、さらにシェアされる

これが、最所さんが提唱するnoteわらしべ長者説らしいです。

この結果、フリーランス時代、noteで発信を続けていたおかげでnote経由で仕事をするようになったとか! (凄い...!)

実は、現在コミュニティマネージャーとして働いているNewsPicksも、noteを見てくれていた現CCOの佐々木さんが声をかけてくれたそうです。

どうやって会社員をしながら、毎日noteを投稿していた?

会社員時代は、週末にまとめて5本書くことをしていたそうです。

それで、予約投稿をしたり、投稿だけ行うみたいなことをしていたんだとか。ちなみに、今は基本的に、前日に書いているそうです。

毎日note書いているけど、ネタない時どうしているの?

自身のTwitter(@qzqrnl)を振り返ると、色々思い出せるらしいです。

また、歩いてるときに何かネタを思いついたときは「テーマ」「概要」だけメモしてネタのストックをしているそう。

■ 最所さんなりのTwitter運用とnote運用の違い
・Twitter:抽象的、一般的なものを書く。
・note:それの具体的な内容を書く。

継続のコツはプラットフォーム選びにあり?

継続するためには「自分が書きたいことを書く」ことと同じくらい重要なことに適切なプラットフォームを選ぶことがコツだそうです。

要は、いかに早く反応をもらうかが大事。

※適切なプラットフォーム:最所さんにとって、「テキスト」の形が一番しっくり来たからnoteを選んだが、喋ることが得意ならVoicyで発信すれば良いし、写真が得意ならinstagramを使えば良いと言った感じ。

最所さんの投稿頻度が上がったのは、"ワンテーマ"の時代という記事で「いいね」が来たという成功体験を経たからだそう。

リーチ数がちゃんと出ると、やっぱり人は頑張れるんですね。

※人と約束をすることもおすすめ!
SHOWROOMの前田さんも本を読むことを友達と約束したそう。そうすると「昨日は何を読んだ?」と友達に聞かれるそう。そうするとある種の「やらなきゃ!」っていう精神が生まれて継続することができ、やがて勝手に読書を継続化することができたそう。要は継続するっていうある種大変なことは、1人でやるより友達とやろうねっていう話。

最所さんがいつも見ているnoteユーザーは?

ワタナベアニさん

エッジが立っているのが良いらしいです。

「ハウツー記事って確かに読まれやすいけど、自分の思ったことや自分の体験を書く人がやっぱり面白い。」


自分の視点で発見したことなどを書くことや、友達に話すテンションで書いた方が実は良かったりするそう。

会社員になったらネタ切れしなくなった?

最所さんは、「仕事の中での不満をポジティブに転換して書いている」そう。こういうと聞こえがあまり良くないですが...。もう少し詳細に言うと。組織に所属するようになると「あっちが立てば、こっちが立たず」っていうことが良くあること。フリーランスも経験されている最所さんにとってそうした組織特有の何らかの刺激や出来事に対して、疑問を感じることもあるそう。

そんな時、最所さんは不満をそのまま書くのではなく、「自分だったらどうするか」って言うスタンスでポジティブに書いているそう。そっちの方が建設的だから。

継続課金マガジンにしようと思ったきっかけは?

1つの答えとしては、オンラインサロンや継続課金マガジンが流行った時期だったから。元々、儲けようと始めたわけではないそう。そもそも、労力に対して効率の良い稼ぎ方ではないんだとか。

最所さんの場合、「ちょっと役立つ話」や「自分が今計画していること」などを有料コンテンツとして発信して自分のホームを作ろうとしている

※参考: 自分の勉強の重しとして、有料マガジンを作成している??
「勉強したいけどなかなか勉強できていなかったこと」があった時、「有料コンテンツとして発信する!」と決めてしまえば勉強せざるを得なくなる。そうやって、お金を取るという重しを自分にかけることで勉強を義務化し、ルーティンにしているそう。

最所さんが思うnoteのいいところって何?

一番は、思想がはっきりしていること。ランキングもない。もっと具体的には、ピックアップが平等であること!フォロワー数は関係ない。いかに良いコンテンツを書くか。加えて、Twitterのnote公式は「要約」がめちゃくちゃ上手いらしい。これは担当の方がnoteの内容をきちんと見てくれているから!

さらに、最所さんが思うに「noteは優しいインターネット」らしい。コメント欄に罵詈雑言が一切来ないし、ユーザーでも愚痴をこぼしていることはほぼ見たことがないらしい。実際、みんなで褒めあってみんなで良いものを作る方が良いですよね。

最所さんが何度か強調していたこと

noteでもしお金を稼ぎたいなら、最初は「無料」で記事をためて読者を掴み、途中から有料にする。焦ってはダメ。

※キャッシュポイントをどこにするか?を自分で決める
noteだけで稼ぐのはかなり大変。月額マガジンだけで生きていけるわけがない。

NewsPicksに入った理由について

NPの現CCO佐々木さんが最所さんを信頼してくれ、最所さんの思想に共感し、尊重もしてくれるからだそう。実は、外部で評価されていると会社内でも評価されるようになり、仕事がやりやすくなることもあるんだとか!

noteが今後のキャリアに影響を与えるかも?

自分の思想を書いて資産を貯めることで、その後のキャリアにもつなげて行ける可能性が十分にあるそう。クラウドソーシングで記事書いて、自分の力を切り売りするよりnoteで自分の思想を発信する方がよっぽど良いそう!

最所さんが今後チャレンジしたいこと

結論は、「書き手を増やしたい」そう。特に、ファッションビジネスやリテールビジネスに関する書き手を。と言うのも、最所さんと同等くらいの目線でこれらに関して書ける人がいないと感じているからだそう。

専門家と言う訳でもなく、広範囲の目線でファッションビジネスやリテールビジネスについて書ける書き手(特に若手)を増やしたいんだとか。具体的には、マガジン購読者はslackのワークスペースに招待し、一緒に工場見学やインタビューなどやりたいそう。

直近ではインタラクティブな場にしたいと考えているんだとか。

※参考:最所さんが「オンラインサロンに思うこと」
コミュニケーションをとるプラットフォームと課金ポイントが別になってしまうことが多々ある。それに比べて、コンテンツと課金が一体化しているnoteはとても良い。コミュニケーションはSlackになるけど、更新したよー!とslackにリンクを投げるだけで完結するみたいなイメージ。いずれにせよ、記事を主体にしたコミュニティを形成したいそう

ここからは、参加者からの質問に対して、最所さんが答えたものです。

質問(1)本名を出すのが怖い!最所さんはどうしていた??

最所さんは、初めから本名&顔出しでやったそうです。というのも、「仕事でやろうとしていた」から。実感値として、本名の方が仕事の依頼がしやすい。実際、イラストアイコンなどの方が仕事が来にくいと考えているそう。

原則、仕事で使うなら本名顔出しをオススメしているが、イラストレーターなら自分の作品をアイコンにして見ても良いと思うと言っていました。
発信内容によって、自分のアイコンも工夫してみると言うことですね。

僕もこのイベントの前までは、元々匿名で細々とnoteを更新していたんですが、本名にしたことによって結果的に明らかにプラスになりました。本名にすることでnoteに対する姿勢が大きく変わったのかもしれません。

質問(2)今後の個人のメディア発信どうなると思う?

(i) 自分にしか出せないものを出す

(ii)「組み合わせる」

※ 参考「組み合わせる」について
書くだけじゃダメ。動画だけじゃダメ。
例えば、動画はリッチコンテンツだけど、見る障壁がかなり高い。
テキストは動画に比べると見る障壁がかなり低い。そのメディアにとってどっちの方が適切かと言うことを考える必要性がある。

誰に読んでほしいかを考えた上でチャネルの戦略を立てることが必要だそう!

質問(3)フリーランスからNPの社員になってどうだった?

NP社員になって関わる人が増えるほど、自由度は減るが使える資産が増えるので社会的インパクトが増えると言うのは実感しているそう。

※参照記事:「ヘルシーなスケールを考える。」


● フリーランスでの経験は生きる!

自分の権限で実験をしたことを、社員として働いたときにも反映できる。
何故なら、「自分がやったときはこうだった」という経験があるから。

※余談:副業がダメという会社はやめた方が良い!発信する力や市場に出る力をつけられないのは「死」に近い。
自分の市場価値を知らずに年だけ重ねるのはかなりキツイ。
(結構、しっかり目に強調されておりました。)

最所さんの初期の頃ってどんな感じだった?

12PVとかだった。みんな、最初はそんなもん。
最初、周りからちょっと小馬鹿にされるかもしれないけど気にしないでやり続けることが大事らしい。

 「シェアされたら勝ちゲーム」とは??

最所さんは「この人にシェアされたら勝ちでしょ!」と言うゲームをしているそう。どう言うことか。

まず、「届けたい人を決める」、そして「その人」に届けるためにはどうすれば良いかなどを考えるそう。ハッシュタグやタイトルなどを活用したり、その人のTwitterを見て誰のどんな記事をリツイートしているなどかを調べ仮説を立てて検証するそう。

振り返ってみると、(読んでもらうORシェアしてもらうために)チャネルをその人の目線に立って考えるっていうのはかなり良い訓練になったんだとか。どんなこともそうだが、昨日の自分より今日の自分がアップデートされたことっていうことが大事。

1コンテンツにどれくらい時間かけている?

今は、1コンテンツに40分〜1時間くらいだそう。幻冬社の箕輪さんも言っていたが「量は質を生む」と最所さんも考えているそう。

※「量は質を生む」
量を書いているとコツが分かるし、自分のリズムがわかる

抽象で書いて具象、また抽象、具体、最後抽象で締める!みたいな。
人にはには人なりのフォーマットがある。
量をこなさないとフォーマットは絶対できない。
つまり、フォーマットができるくらい量をこなすことが必要。
いろんなフォーマットを駆使して自分のプラットフォームとフォーマットを見つけることが大事になる。

※自分のフォーマットを見つけたきっかけは?
人に言われたから。書き癖があるんだとか。
でも、その「書き癖がバレる」には「めっちゃ書いてて」「めっちゃ読んでくれている人がいる」からこそ。つまり、まずは量を書くことが大事になる。他のことにも言えて、写真とかもそうで、凄い人は「自分の勝ちパターン」みたいなものができているんだそう。

以上、今回は最所あさみさんが登壇されたnote meetupについて取り上げてみました。

このnoteは一度2018年5月頃に書いたものを、2018年の10月に自分で再度編集してみたものです。当時は「noteの書き方のフォーマット」と言われても、「何だろうなぁ??」くらいにしか思っていなかったですが、今なら自分にもある程度のフォーマットが出来てきたので納得できる部分もあります。そして、noteわらしべ長者説も「確かに。」という気持ちになっています。

半年間ほどnoteにまぁまぁ注力してきて、間違いなく良かったと個人的に思っています。そして、このイベントがあったからこそ、今もこうしてnoteを書き続けています。このイベントを開催してくださったピースオブケイク社の皆さんと、最所さんにはとても感謝しています。

それでは、最後までお読みいただきましてありがとうございました!


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