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誰でもなる!うつ病になってしまった私の体験談

これまでちらほら記事に記載しましたが、表題の件で少し詳細を記事にまとめてみたいと思った。

sukemaruは忍耐だけは強いと思って今まで過ごしてきた、仕事だってストレス耐性もあり「うつ病」とは無縁だと思っていた。確かに仕事はハードワークで以前していた広告業界では残業は当たり前だし、仕事は山のように多かった。

その時の記憶は振り返ると吹き飛ぶほどの思い出しかない(笑)でもそこで出会えた仲間は今でも繋がり、飲みにも出かけ互いの近況報告をしている。いい意味で今でも関係が続く「戦友」と呼ぶべき人たちができたのが宝物だ。

その会社で自分の成長がすごくできたしやりがいも見つけることができた。多分人生で一番大切な社会人のキャリアを過ごしたと思う。

人も仕事もとてもよくそれに見合った成長ができたので環境にも満足でした。

30代を過ぎ転職活動をしました。

理由は前職の契約社員としての雇用期間満了だったため、新たに挑戦をしたいと思っていたからです。

次は年収も上げてよい転職をしたいと思っておりました。誰しも考える事ですよね!今よりも好条件で転職先を探すということは!

私も転職活動をした際に某転職サイトで「スカウト機能」というのがあり、その機能を使い今の会社へ転職するキッカケをもらいました。

募集要項には以前の会社の営業ノウハウを活かして率先して募集を行っている事やなぜそのような背景でスカウトをしたのかが書かれておりました。

そこで私は募集内容に対して前職の経験が活かせると思いました。

🔳入社後のギャップ

あたり前ですが、実際に入ってみないと分からないのが転職や初めての就職で感じる「違和感」です。

私も当初それを感じました。以前は営業だけに集中できる環境でしたが、今の会社は受注から広告掲載指示まで一括して営業がやります。何かと社内調整が必要な部署でした。

クライアント毎にサービス内容が違い毎回稟議を上げて金額調整し、掲載の申込書内容や掲載指示などいい意味ですべて自分がやらないといけないということでした。

以前は提案して申込書を作成してそれをクライアントから回収するというこの部分だけでした。もちろん初回の広告掲載する内容のヒアリングなどは受注する際に一緒に考えてヒアリングして申込書と合わせて回収しており非常に効率的でした。

申込書も手書きで作成するので、商談しているその場で申込書をいただくこともできました。もちろん掲載内容の契約プランや料金表を共有して承諾をいただいている事が前提ですよ(笑)

それが今の会社では親会社からのシステムやサービスを使う広告代理店という立場なので、定価金額から値引く場合や契約期間を変更することはできますが、その都度あたり前に稟議があります。

しかも3営業日という営業経験者ならば思う、長すぎる稟議期間。その間に他の会社との契約が決まってしまうケースもありますし、クライアントからはすぐに対応ができないことに不信感も持たれてしまいます。

それはされて置き、何が言いたいかというとすべて今までやっていた営業リソースの負荷を感じることが多々ありました。稟議や申請など上長へのお伺いなどを立てるという行為が非常に煩わしいと感じてました。

🔳起こってしまうケアレスミス

30代になると社会人キャリアから見て「出来てあたり前」とみられるので、今までやってこなかった稟議や承認申請などに手こずる日々でした。金額の細かな申請や日割り計算といった今までやったことがない作業に苦戦しました。

前職では定価もしくは決まったプランを受注するシンプルなプランだったので効率もよくやりやすかったんだなーと思います。

クライアント毎にカスタマイズできる商品になり個社毎に料金設計や提案プランが変わることに慣れなかったため、30代のオッサンは自分への劣等感を感じるようになりました。

「こんなこともできないのか」誰から何か言われたわけではないが、自分自身が心の中でつぶやいていました。

「もっと自分はできる」以前転職をする際に持っていた自信やチャレンジ精神みたいなものが自分の中で消えていくのが分かった。

初めての作業だし失敗して当然と言われればそれまでだが、自分自身は結構当たり前の基本的な作業と思っていたし、そこにツマヅクとは思ってもみなかったし、尚更自分を責めてしまった。

🔳キッカケは小さな出来事

子どもの成長程目まぐるしく変化成長することがない大人ですが、やはりほんの小さな出来事に大きく心身状態は影響を受けます。

しかもこれって自分の気づかない場合もあるので非常に厄介です。

私が経験したうつ症状の初期は小さな出来事の積み重ねでした。ケアレスミスをすることで自分自身こんな作業もこなせないのかと自分に対してガッカリしてしまいました。

良くない連鎖が始まりました。ケアレスミスが連発してしまい、自分でも嫌になる負の連鎖です。着任したばかりで頼れる人もいなく自分でどうにかするしかないという変なプライドというか意固地になってしまっていた。

よくうつ病は「真面目な人」「責任感の強い人」がなりやすいと聞いたことがあるが、自分自身どちらも当てはまらない人間だった(笑)

🔳人柄ではなくなりやすい状態というのが正しい認識

真面目でも責任感がものすごく強いわけではなかったが思い詰めてしまうという点ではこれに該当しそうで該当しない気がする。

真面目な人はイメージだが不器用な気がする!人にこんな事相談してもいいのかな?とか責任感が強い人は頑固なイメージだ。プールで息ができないのにいつまでも水面に顔を出さず自分自身と一生懸命戦っている気がする。

こんなイメージでうつ病を解釈した私は誰しもがなってしまうものだと思った。

「真面目な人」「責任感が強い人」という人柄ではなく、人間関係や自分の頑固さから引き起こしてしまう状態だと思う。

現に私も真面目でも責任感が強い訳でもないが、周りの人へ相談が出来ない、上手くいかないという状態から周りの人の力を借りる事や使うことを怠ってしまい結果的に自分一人で思い詰めてしまう状態になってしまった。

🔳公私ともに起きた人生のターニングポイント

仕事では転職をしてプライベートでは結婚をしたり結構この3年間は色々あったことが重なったと思う。

転職してすぐ仕事にツマヅキ、転職後にお付き合いした彼女と去年9月に入籍し、10月に式を挙げて年明けに子どもを授かり自分でも目まぐるしく変わる環境の変化もあった。

これがすべてではないが、色々重なると自分自身も日々の出来事に追いつこうと必死になったり、受け入れられないことも噛み砕いて呑み込もうとすることがあったのだと思う。

幸いにも奥さんには正直に色々と今の自分の状態や気持ちを伝えた。こーゆー当たり前の信頼関係や絆ができたのが夫婦として非常に良かったと思っている。

この3年間は人生のジェットコースターの一番盛り上がるところに来ていたと自分でも思う。そのこともあり上手く気持ちの整理やコントロールができていなかったと感じる。

🔳周りへの働きかけや環境を自ら作る

以前書いた記事でモテる為にした事などでもわかるように元々が人見知りだった私は周りの人間との距離感がうまい具合に分からない人だった。

30代でそれなりにキャリアを積んできて、新たな転職先で挑戦したいと意欲的だったが、それに対してセルフケアができてなかった。

以前の職場と今の職場での違いがあって当然だし、前にできてたことが今はできない環境だったり、その変化に気付き自ら働きやすい環境作りをすればよかったと今は思う。

以前はハードワークでしたが、仕事終わりの飲みやご飯で今日一日の仕事をした分、気持ちのリセットがしっかりできていた。

着任当初そんな仕事終わりのリセットができず、日々起こってしまうケアレスミスに自分を嫌いになってしまっていたし、それを次に立て直す気持ちの準備ができていなかった。

🔳気付かない心身ストレス

セルフケアができていなかった私は、だんだん周りとのかかわりも煩わしくなって業務を終えたらすぐに帰宅する日々を送っていた。

あるとき会社で用意されたリーダー研修へ参加させてもらった。こんな状態でも中間管理職として頑張ろうと思っていた。

その中でコーチングを学んだ。部下が上司に対して自己開示して自らの考えや思いを整理し、公私ともにメンタル的なサポートを行う研修だった。

コーチにより参加者も想定とマインドについて勉強し後半は実践するという大変ありがたかった。この時初めて自分自身の精神状態に気付けたし、何よりコーチに相談もできた。

とても辛い時に5分くらいの電話で気持ちが整理された。

私は研修を通じて思ったことは誰しもなるが誰しも気を付けることができるし、上手く心身的なストレスをコントロールすることができると感じた。

🔳心身ストレスのコントロール

よく「ストレス発散」という言葉を聞くと思う。カラオケに行ったり好きな映画を観たり、爆買いしたり(笑)これはうつにならないための皆さんのセルフケアです!

私がうつ病になったときは飲みでした!飲むことでその日の大変だったことや共に働いた戦友を労い明日への活力を養って家に帰るというルーティーンがありました。

ただの酒飲みと思うかもしれませんが、ご飯を食べて帰る日もあるので、厳密には自分の気持ちを人と会話して心をリセットしている行為が「飲み」だったと後で気づきました。

皆さんがお持ちの趣味やストレス発散方法はこの気持ちのコントロールです。私は単純に周りとのコミュニケーションをすることで気持ちをリセットするという手法だっただけです。カフェ巡りをする。本を読む。Youtubeを観るなどもそうだと思います。

以前のガス抜きが今はできなくなっていた事を知り、戦友へ連絡を入れたのを覚えています。それに気づくのに8ヶ月かかってしまいました(笑)

自分ではなかなかストレス状態にある事に気付かない場合が多いです。実家暮らしならば親が気付きます。顔色や声のトーンにしぐさなど親ってすごいですよね。電話一つで体調が悪いことを察知したり(笑)

とにかく単身者で人と関わり合いのない生活だと自分自身に鈍感になっている可能性があるので、定期的に人と話したり好きなことを思いっきりすることをお勧めします。

🔳私のうつ病の解消方法

これは個人的見解なのですべての人に当てはまるわけではないですし、数ある中の一つの方法として思っていただきたいです。

私は当初自分のストレス状態やそれを発散させる方法が飲み以外分からず、さっき書いた研修でやったことを実践しました。

◆日記を書く

日記と言っても今日あったことをつらつら書くとかではなくて「今どう思ってる?」っと質問をポンと書いてそれに対して回答してきます。素直に思ったことを書きます。

書いた答えに対して「なぜそう思うのか?」「どうしたい?」を軸にさらに思い浮かぶことを書いていきます。これを繰り返していくと今の自分の気持ちや次にどうしたらいいか?何をしたいのか?どんどん気持ちが軽くなってきました。

◆記事を書く

仕事から離れて私は記事制作について勉強し記事依頼をいただき、書くことをしました。調べたことを自分なりにまとめて人に伝えていく。

元々教えることは好きだったし、知識欲も強かったので、競合の記事を観てポイントをまとめ、自分の体験や言葉で誰が呼んでも分かりやすく共感を持てる内容に仕立てる。

仕事であるが仕事と思って気負いすることなくできたのが良かった。書いているうちに自分の気持ちや感情が高ぶったり、落ち着くことが多くて非常に有意義な時間だった。

以上のように自分と対話すること、または気持ちを解放していくことが大切だと思う。ちょっと聞いてるとスピリチュアル風に聞こえてしまうかもしれないが、これをやるかやらないかでは大きく結果が違ったので自分は今でもこれを続けている。

その一つのツールとしてこのnoteを書くこともそうだ!日々の自分の感じたことや仕事の事や自分が書き残したいと思った経験や体験を他の方へ共有することで、自分自身の考えや気持ちも新たにリセットできる。

そして、この体験や経験を発信して同じように悩む方が少しでも前進できるキッカケになればと思う。

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