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話すのがうまい人がこっそりやっている、たったひとつのコツ

『なんであの人は、いつ話を振られても上手に話すことができるのだろう』

そう感じる人、身近にいませんか?

きっと天性の能力なのだろう。そんな風に片づけてしまえばそれまでですが、ちょっと待ってください。
実は、話すのが上手な人は、話すのが苦手な人がやっていないちょっとした行動をとっているのです。
今回は、この行動についてお伝えします。

朝会やちょっとしたスピーチの機会に、「なぜ急に話すように振られて話せるのだろう?きっと、あの人はもともと話すのがうまいのだ。」そう感じているあの人は、実はあることをしているのです。
それが、

いつでも、どんな時でも話せるようにネタを仕込んでいる

ということ。

メモを取る

これが話が上手な人の種明かしです。
具体的にどういうことかというと、

自分が感じた『面白い』『驚いた』という経験を言語化し、様々な人に何度も話してみる

ということを行っています。

例えば私は先日、野池にブラックバスを釣りに行きました。
そして、5匹のブラックバスを釣ることができました。
これだけだと、ただの事実ですよね。これに枝葉をつけていきます。例えば、

・誰といったのか
・どこに行ったのか
・何時に行ったのか
・なぜうまくいったのか
・とっておきの秘密は何か

このあたりの情報を付け加えていくのです。
実際に今回の私の釣りを例に情報を加えていくと、

・誰といったのか
⇒ 中学生バスケットボール部の後輩と
・どこに行ったのか
⇒ 山奥の農業用貯水池。ただでさえ人がいない池の更に奥へ、ボートで出撃
・何時に行ったのか
⇒ 朝4時に起床、5時に池に着水。とにかくスピード、早朝狙い
・なぜうまくいったのか
⇒ 誰もいない時間に、誰もいない場所で、誰もやっていないことをやったから
・共有したい学びは何か
⇒ 釣り竿がいいとか、ルアーがいいとかは関係ない。どこで戦うかという市場が9割。勝てる場所で戦えば、誰がどうやっても勝てる。これはビジネスにも通じる

このように組み立てます。
そして、これをストーリーに仕立てて何度も誰かにアウトプットします。noteでもいいですし、家族や友人に口頭で伝えてもいいです。Twitter、Facebookでもいいでしょう。何度もアウトプットすることで、どのように伝えると聞き手にウケるのかが見えてきます。そして、

『お、このネタは使えるぞ』と思ったら、自分のネタコレクションに追加します

ここがめちゃくちゃ重要。使い込むと、使えるネタとそうではないネタに分かれるので、いいネタは自分のお気に入りトーク集に追加していきます。
ネタを忘れてしまう人はメモアプリにメモし、繰り返して体に記憶させていきます。

例えば、今私があなたに対して、
『最近一番面白かったことについて聞かせてください!』
とお願いしたら、話せそうですか?
もし、少し自信がないとしたら、今回お伝えしたネタの仕込みを実践してみて下さい。
飲み会、同窓会、友人との食事など、思っている以上に、急に話さなければならないケースは多くあります。
どうせ話すのであれば、うまく話したい。そう感じている方は、ぜひ実践してみてください。

■今回のPOINT

話すのがうまい人は、何の準備も無しで話しているわけではない。「この話は、こう伝えたら面白い」「この話はあの人に教えてあげよう」こんな風に、事前にネタを仕込んでおく。この積み重ねが上手さを作る。



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