23歳が倒産寸前の会社を立て直した話 第2話 #キャッシュフローの可視化
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23歳が倒産寸前の会社を立て直した話 第2話 #キャッシュフローの可視化

杉山やすたか
病院へ勤務しながらずさんな経営管理状況の家業の立て直しを決意した私ですが、帳簿も収支報告書もない状態では現状の把握すらできません。そこでまずはキャッシュフロー(お金の流れ)を把握することから始めました。

現状では帳簿も収支報告書もなく黒字なのか赤字なのかすらわかりません。

毎年確定申告で税金を納めている以上黒字ではあったのでしょうが、領収書と請求書を税理士に丸投げし申告をしてもらっているようではその正確性もかなり疑わしいものでした。

そこで私はまず経営状況を把握するため、キャッシュフロー(お金の流れ)を可視化することから始めることにしました。

財布の二分化

父は事業を個人事業主として営んでいました。すなわち、事業で得られるすべての利益は父の収入となるわけです。

しかし、それをそのまま鵜呑みにして利益すべてを生活に充ててしまうと、事業の思わぬ出費や年末の税金が足りないなんてことになってしまいます。おそらくこれが原因で消費税が支払えない、という状況に至ったのかと思います。

そこでまず私は「事業のお金」と「生活費」を分けることにしました。

具体的には、事業によって得られる売上が振り込まれる口座と生活費を引き出す口座を別の口座にしました。さらに、生活費の口座には事業用の口座から毎月決まった金額を月末に移動させることにすることで、事実上父を給与制とみなすことができるようになりました。

これにより、事業にかかる経費を把握し売上不足や無駄の把握が容易にできるようになりました。

現金出納帳の作成

財布の二分化により事業性のお金と生活費を分けることには成功しましたが、何が売上で何が経費、利益なのかはまだわかりません。

そこで次に着手したのが「現金出納帳」の作成です。

現金出納帳とは・・・「現金」がどのように入出金しているのか記録する帳簿。日付、勘定科目、摘要、収入または支出、差引残高からなる。

現金出納帳を作成することで事業性の現金そのものがどのように動いているかを把握することができるのです。

通常、現金出納帳は会計ソフトを用いて作成することが多いかと思いますが、当然使用料金がかかります。なるべく経費削減をしたかった私はExcelで出納帳を作成することにしました。私の場合は別の業務でMicrosoft Officeを使用していましたから、現金出納帳を作成するのにかかった費用は実質ゼロです。

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預金出納帳の作成

これで現金の流れを追うことはできるようになりましたが、現代は現金以外のお金の流れも少なくありません。むしろ、キャッシュレス決済などが盛んに行われるようになった今は現金の動きのほうが少ないかもしれません。

掛け売りやクレジット決済など預金から直接お金が動く場合は現金出納帳には反映されません。そこで登場するのが「預金出納帳」です。

預金出納帳とは・・・「預金口座」からどのように入出金しているのか記録するための帳簿。項目は現金出納帳と同じ。

またExcelで入力するのか・・・。と思いましたか?

うれしいことに預金出納帳はその必要がない場合が多いです。なぜなら、ほとんどの銀行がネットバンキングなどで入出金状況をExcelで出力できるようにしているからです。

これにより預金出納帳に入力する項目のうち勘定科目以外は一瞬で手に入ります。あとは一つ一つ勘定科目を入力していけばよいだけなんです。

発覚した衝撃の事実

預金出納帳も作成することで事業性のキャッシュフローを可視化することに成功した私ですが、これにより父の事業に起こっている衝撃の事実が発覚するのです。

続く

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失敗をする。しかしそれが人生の1番のターニングポイントだと思う。
杉山やすたか
どのようにして売上を3倍以上UPさせたのか?なぜ経営学も学んだことのない若者が会社を立て直すことができたのか? 「23歳が倒産寸前の会社を立て直した話」を連載中。起業や副業に興味委のある方、そうでないかたもぜひご覧ください。