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2022ファジアーノ岡山にフォーカス23 新潟vs岡山「魂の鼓動」
2022 J2 第28節 Away
アルビレックス新潟 vs ファジアーノ岡山
『 魂の鼓動 』
全文無料公開。スキーやフォローや、購読などをして頂ける記事を目指しています。一人でも多くの方に読んでいただけると嬉しいです。
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1、新潟への憧れ
近場のアウェイが少ない中で、今まで行けていなかった新潟戦のアウェイに、初めて遠征することにした。
何を隠そう、10番タイプが好きな私にとって、10番タイプの選手の宝庫である新潟のサッカーは、私のど真ん中の好みのサッカースタイルである。
相性が良いからでは?という声が聞こえて来そうではあるが、千明 聖典、矢島 慎也、大竹 洋平、レオ・ミネイロ、宮崎 幾笑のユニを持っていて、10番が変わらない場合は、違う選手のユニを購入することにしている。選択したのが、元7番の伊藤 大介、6喜山 康平、1梅田 透吾のユニフォーム。
今回の新潟戦では、現地にいて、岡山サポーターでありながら第三者視点で、サッカーを楽しんだ。サッカーのプレーで、一喜一憂した(思わず声がでた)のは、22佐野 航大が、ゴールに迫っていた波状攻撃のシーンと、16河野 諒祐のヘッドが、クロスバーに当たって決まらなかったシーンの二度のみで、後は、1つの1つのプレーを追う事に集中していた。
岡山サポーターではありながら、新潟との試合では、両チームのプレーを、一つ一つ見逃さないように、ピッチを見ていた。
本音を言えば、本間 至恩を見たかった。ただ、シャトルバスで、話すことができたアルビサポーターの言葉を借りると、快く送り出し、成功することを心から祈っている。新潟(日本)で、みることができなくても欧州での活躍を信じて応援したいという心境である。
だからこそ岡山のホームで、生至恩を見られたことは忘れることはないだろう。ヨーロッパでも成功してほしい選手である。そして、いつか代表で見たいと心から願っている。ビックスワンで、挨拶をできなかった至恩も、挨拶を聞けなかったサポーターも思う所は多少あっても、恐らく至恩は新潟のJ1昇格を、サポーターは、至恩の成功を願っている。相思相愛の関係は、本当に羨ましく、岡山のユースからもそういった選手が出てきたらと思う。
そして、悪い意味で、狭き門となっている現日本代表ではあるが、確かな実績を残すことができれば、代表に招集される可能性は飛躍的に上がるのも事実であり、色々と思うことがあるが、至恩が代表に呼ばれれば、少し前の代表を観戦する気持ち近い感じで、代表を見ることができる気がするので実現してほしい。それだけ岡山サポーターである私も本間 至恩を評価し、その才能に溺愛している一人である。今後も彼の動向には、注目していくことになると思うが、是非代表のユニフォームを着た本間 至恩がみたい。
まずは、メンバーに触れていく。岡山サポーター視点では、元岡山の20島田 譲と、岡山の高校サッカーの名門高で全国大会でも準優勝したことのある作陽の10番を引き継いでいた経験のある13伊藤 涼太郎の2選手は、特に気になるところ。
新潟サポーター視点では、元新潟の10宮崎 幾笑は、メンバー外であったが、5柳 育崇は、この試合もしっかりメンバーに入ってきたことで、楽しみにしていた方もいらっしゃるかもしれない。
勝手に次世代の岡山の10番は、22佐野 航大ではないかと思い期待している私としては、トップ下として評価を高めている22佐野 航大がスタメンからのフル出場を続けていることは嬉しい。
前後するが、未投稿の試合のフォーカスで、振り返る予定ではあるが、15デュークから入って、状況に応じて、7チアゴを起用していくという形が、特攻系(攻勢を強めて行くことで勝ち点3を目指す形)として定着しつつあり、この試合もそうした形になりそうである。
また、この試合には、44仙波 大志もリザーブ入り、18斉藤 和樹も続けて入ってきているが、38永井 龍は、この試合もメンバー外であった。両SBを入れてきたのは、サイドの攻防を最重視してのことだろう。この辺り、木山 隆之監督は、新潟への強いリスペクトを感じる。
新潟の方に目を向けると、至恩のいたポジションに13伊藤 涼太郎が入っているが、17イッペイ・シノヅカ、14三戸舜介だけでなく、7谷口 海斗の名前は、そこには、なかった。それでも、33高木善朗、22松田詠太郎というJ2屈指の二列目の10番タイプが、揃っている。ただ、リザーブメンバーに目を向けると、出場機会の少ない選手ばかりで、スタメンとリザーブメンバーで考えると、両者の間の実力差は否定できず、危機的状況であることが伝わってくる。
それでも他のスタメン選手に、3試合連続の複数得点の記録がかかっている9鈴木 考司、20島田 譲の相方である8高 宇洋とのダブルボランチの安定感、不動のSBの25藤原 奏哉と31堀米 悠斗の2選手は、で2列目のアタッカーと良好な関係を築いていて、対人守備と足下の技術を備える5舞行龍ジェームズと50田上 大地のCBコンビ、ハイレベルな守護神争いをしているGK1小島 亨介。スタメンに関しては試合開始前地点で、首位であるのも納得の陣容である。
2、90分間での評価
さて、試合に入っていく。岡山は、主な3つの攻撃パターンを採用している。中央は、15ミッチェル・デュークをターゲットにした攻撃。左サイドは、9ハン・イグォンをターゲットにした攻撃。この2パターンは何れもロングパスを主体にした攻撃。右サイドは、16河野 諒祐と14田中 雄大の連係を交えたサイドアタックが主体である。
この内、機能していたのは、15ミッチェル・デュークへのロングパスの形である。近くでプレーする22佐野 航大になかなか繋がらなかったが、一定の空中戦勝率や相手DFへのプレッシャーをかけることに成功していた。
一方で、9ハン・イグォンは、新潟に完封されてしまった。流石はJ2首位のチーム。それもその筈である練習で本間至恩を始めとしたJ2屈指のドリブラーと対峙して練習してきたのだから自然と対人守備は巧くなる。こうして、9ハン・イングォンは、持ち味の突破力をを発揮することはなく、ハーフタイムに7チアゴ・アウベスと交代することとなった。
右サイドでも同じ現象が起きていた。16河野 諒祐が、高い位置でプレーできれば、クロスまで行く形を多くつくることができていたが、この試合では、その過程で、未然に防がれて逆に逆襲を受ける事が多かった。これも新潟の不動に近い左右のSBとSHの関係性が良い事にある。残念ながら、まだ粗さの目立つ岡山のSBが絡んだ攻撃。特に16河野 諒祐サイドは、厳しい場面が見受けられた。
立ち上がりに唯一優位性を作れていた15ミッチェル・デュークのポストプレーで、14田中 雄大のミドルシュートで先制することができた。ただ、新潟のサイドから中に入っていく仕掛けへの守備対応に終われる時間が長くなる。本来であれば、岡山の武器にしたいサイドの攻防での主導権争いに勝てなかったことで、岡山は、2-1で、新潟にリードを許して終える事となった。
新潟のゴールに目を向けると、前半での新潟の同点ゴールが、23ヨルディ・バイスが完全に抜け出された新潟の選手の手を離さず、一緒に倒れ込んだことで、イエローカードを貰うファールとなったことで与えたFKからであった。岡山もその右足の威力を知っている岡山サポの目の前で、20島田 譲の地を這うFKは、壁がブラインドになって反応が遅れた35堀田 大暉の右を突き抜けたゴールであった。
2点目は、左足でのミドルシュートだったので、再び20島田 譲かと思ったが、13伊藤 涼太郎のしっかりミートされて抑えの聞いた41徳元 悠平の球質に近い(厳密に言うとライナーなので違う)強烈なものであった。少なくともスタメンのメンバーに関しては、J2首位も納得のテクニック的にもフィジカル的にもハイレベルなものであった。
しかし、後半に頭から7チアゴ・アウベスを投入することで、流れは一変する。J2屈指のFWである15ミッチェル・デュークとのコンビは、お互いのマークが分散することで、相乗効果を生み出す。この関係性や連係を機能させることには、かなり時間がかかったが、ここに来て、相手選手に心身の圧力をもたらすことで、消耗させることができるコンビとなってきている。
とは言ってもそれでも新潟との力関係は、この段階では五分に近い状況であったとは思うが、立ち上がりにトップ下からSHに移った22佐野 航大のピンポイントクロスに15ミッチェル・デュークのヘッディングシュートというノーチャンスの同点ゴールを決める事ができたことは大きかった。
その後も時間経過と共にオープンな展開となっていく。新潟は、ここで本来であれば、豊富な2列目アタッカーを投入することで、サイド攻撃を再活性化して、もう1点取りにいくことで勝ちに行きたかったところだが、前述通りここまで出場機会の限られた選手ばかりで、松橋 力蔵監督が、交代を躊躇した側面は否定できないであろう。
対する岡山は、怪我人も少なく、不動のレギュラーという選手は少ないことが示す通り、選手層厚く、試合に応じてコンディションの良い選手を起用してきたこともあり、この試合でも積極的に攻撃カードを切ることができた。
リードをしていた新潟であったが、交代することで流れを変えて、攻守で運動量を高め、クオリティを維持する。そういったことが残念ながらこの試合の新潟には難しいチーム状況であった。そのため岡山が既に3人交代してから遅れること5分の74分に23小見洋太を投入。
同点に追いつかれてしばらく経ってからの投入であったが、23小見 洋太は、前田大然を連想させる躍動感のある仕掛けで再三の決定機を作ったが、決めきれないシーンが続いた。そこで29シマブク・カズヨシと11アレクサンドレ・ゲデスを投入したが、連係不足やチームとの消耗からか、ミスが目立ち始め、ボールロストが増え始める。ただ、それでもどちらがゴールを決めても不思議ではない状況に変わりない。
ただ、試合は予期せぬことで、スコアが終盤に動いた。セットプレーの2次攻撃で、ラインが良く見えていなかった副審がオフサイドを見逃した事で、新潟の選手の足が止まった後の流れからの混戦で、23ヨルディ・バイスが押し込んだというゴールであった。完全に、足が止まっている選手が、新潟に多く、新潟の選手とサポーターにとって、納得のいかない失点となってしまった。ただ、猛抗議する選手の姿はなく、どちらかと言えば、激しい攻防での消耗が響き、脱力感の方が勝っているように映った。
それでも首位の新潟。そこから気持ちを建て直し、最後の反攻に移るもここで切れる攻撃的なカードをきることができない厳しい台所事情もあり、シュートまで行く場面もあったが、岡山のゴールを破る事はできなかった。
確かに、相性もあると思うが、岡山のホームとの試合と違い、前半は、新潟のゲームであり、15ミッチェル・デュークが、フラストレーションをかなり溜めるほどであった。ただ、主軸クラスの怪我人が多くでていたこともあり、後半に積極的に動く事ができず、時間を進める毎に、岡山が徐々に運動量でプレー強度で、新潟を僅かに上回り、岡山が勝利した。
たらればではあるが、もし、本間至恩が残っていて、14三戸 舜介や17イッペイ・シノヅカ、7谷口 海斗がいたらまた違った内容と結果になったかもしれない。そもそもオフサイドの可能性が非常に高かった決勝点の流れでオフサイドを取られていたり、23ヨルディ・バイスのペナルティエリア付近でのプレーがファールを取られて、イエローカードで、退場になっていたりしたら。結果は、また違ったものになった可能性は、十分ある。上位対決に相応しい僅差の内容とスコアでの試合となった。それだけに誤審(の可能性が非常に高いゴール)が、勝負を分けてしまったのは、残念であった。
この結果、5位であった岡山が1位の新潟に勝利して、仙台に長崎が勝利したことで、横浜FCこそ勝利したが、自動昇格争いをしている3チームの内、2チームと少しだけ縮まった。射程圏内には、まだまだ遠いが、今後の結果次第では、まだまだ分からない。そう感じることができた試合となった。新潟としては、得意としていたホームでの連敗は、痛恨の極みではあるが、補強を含め、勢いを取り戻すことで、自動昇格でのJ1昇格を可能とする選手が揃っている上で、岡山にない武器を持ったサッカーができるチームであることは疑いの余地は無く、下を向く、材料だけではなく、前を向いて、J1昇格を手にしたいところであるだろう。
3、岡山と新潟の違い
では、両チームのサッカーの違いについて触れて行こうと思う。
前半の45分間で、新潟が試合を優位に進める事ができた理由は、どこにあるのか?それは、やはり「攻撃のスイッチ」と、「仕掛けるポゼッションサッカー」の2点にあるだろう。
まずは、「攻撃のスイッチ」であるが、アタッキングサードへの入れて行くパスの回数や、スピード。ここの差が、そのまま攻撃時間となった。岡山が、縦に入れて行くのが、ロングパスに頼っているのに対して、新潟は、あらゆるポジションから前の選手の足下に速く正確なパスを通す、技術と視野を持った選手が揃っており、また受け手の選手もそのパスをしっかり収める技術は、ほぼどの選手もできる。
この試合ではそこまで目立たなかったが、そういったパスが入った時にトラップがズレてしまいチャンスが潰れるというのは、実は、岡山はかなり多い。そのポジションにいて、そこに走れているという点で14田中 雄大のトラップミスが目立つシーンが多いが、他の選手でも前線の選手の細かいミスは、どうしても散見される。
こうした出し手と受け手の差を見ても、新潟が、前半に主導権を握って、実際にリードできたのは、ある意味納得せざる得ない面もある。
ただ、新潟の強さは、これだけではない。「仕掛けるポゼッションサッカー」という点で、それは、その前線の選手に入った所で、ドリブルで、中に切れ込んで行くということができる点にある。スタメンの13伊藤 涼太郎、33高木 善朗、22松田 詠太郎の3選手がまさしくそうで、ドリブルで中に仕掛けて行くというのは、簡単ではない。実際に、ドリブラータイプの選手は、年俸や移籍金が高くなりがちで、揃える事が難しいタイプの選手である。それをこれだけ揃えることが出来ている新潟が強く、その選手にパスをしっかり出されてしまうと、主導権を握るということがいかに難しいかは、前半をみると深く感じるところではあるだろう。
さて、逆に岡山の前半の良かった所。これは、分かり辛いというのが、正直な所。22佐野 航大のロングシュートや15ミッチェル・デュークの高さや、26本山 遥の縦横無尽の守備など、個人レベルでの良い所がなかった訳ではないが、やはり、組織としては、あまり機能していなかった。唯一、上げるとしたら、それでも得点ができてしまうのが、岡山の強みであるだろう。
良く言われるが、ボール支配率やシュート数を競う競技は無く、ゴールの多さを競う競技である。シュート1本で、20本打たれても1本決まれば、勝利できてしまうのが、サッカーである。
岡山が、その辺り、シュート数を増やして、勝利を目指すという工夫をしていたのは、間違いないが、前半に関しては、新潟の良さの方が上回っていた。岡山の強みとして本来掲示したいサイド攻撃やセットプレーでは、なかなか好機を作れなかったといった前半であった。
ただ、後半に関しては、チーム状況の差が、明暗を分けた。その理由について既に述べているが、正直、前半のクオリティを新潟が、維持できていたら、岡山が攻撃的なカードを切ったとしても決定的な3点目を決められて、守備固められて、そのままクローズされた可能性もある。
とはいえ、立ち上がりの15ミッチェル・デュークの得点に関しては、新潟がハーフタイムから交代カードを切る内容と展開ではなく、防ぐ事の難しい失点の可能性は高い。7チアゴ・アウベスが、投入(出場)してすぐにスコアが動く事が多く、岡山が一番得点の可能性高い時間帯であり、22佐野 航大のクロスの質の15ミッチェル・デュークの高さ。この言葉だけでも完璧なゴールであった事が伝わって来る。
ただ、2-2のスコアに後半の早い時間帯でなったとしても、繰り返しになるが、前半のアタッカーのクオリティを新潟が維持していたとしたら、岡山が耐えきった自信は、全くないだろう。
しかしながら新潟としては、怪我人の多さと、本間至恩の抜けた穴の大きさは、痛いほど感じた試合となったのも事実で、少なくとも本間 至恩の抜けた穴を補う補強の必要性を強く感じたのも事実であるだろう。もし90分間のクオリティの維持ができなれば、後半に盛り返されるという試合も増えてくるのは間違いなく、仮にこの試合で、岡山に勝っていたとしても不安を覚えていた新潟サポーターが、一定数いても不思議ではない。実際に、私が観戦したエリアでは、そういった声が聞こえてきたのも事実である。
しかし、そういう様々な想いが有る中での、試合後の選手が来た時のエール。良く反響するスタジアムであることもあるが、その声が出ていなくても強く響く、その鼓動は、選手の力になることは間違いないだろう。こういった新潟サポーターの温かさや優しさ、強さ。ホームのサポーターのあるべき1つの理想像がそこにあった。声が出た時のパワーは、計り知れないものであることは間違いない。同時に、新潟の強さは、監督・選手・サポーターの結束力によって生み出されたものであると強く感じた試合後の光景であった。私は、岡山サポーターであるが、新潟のサポーターの姿勢には、強く感銘を受けて、「魂の鼓動」というレビューのタイトルにした。
4、試合雑感(岡山のみ)
44仙波 大志が、ついに岡山デビュー。止める・蹴るという基礎技術のレベルの違いだけではなく、引き付けての展開や繋ぎが巧い選手であると感じた。バイタルエリア付近で、プレスを受けて、ボールロストするシーンが、岡山は、どうしても目立つチームであるが、ここで、しっかり収めてラストパスやサイドに展開できるかどうかは、シュートに行けるかどうかに大きく関わるため、終盤にディフェンシブサードを固める相手チームに対しての攻略の糸口となる可能性を感じた。苦手な、ゴール前を固めるチームに対してのプレーを今後も見てみたいと思った。
22佐野 航大が、トップ下と存在感を増している中で、8ステファン・ムークとの関係性や起用法は気になる所である。SHに回る事となると思うが、未だに出場機会のない38永井 龍の起用を含めて、選手のフル活用を如何にしていくのかというのは、今後の重要なポイントとなる。起用法の予測が難しかった中で、ここに来てパターンを固定できているのは、チームとして良い傾向で、昨季の有馬ファジの時の終盤戦のような必勝系の確立できれば、横浜FC、町田、長崎、仙台の上位陣に対しても十分勝機を見出すことはできるだろう。ただ、自動昇格するためには、大型連勝必須で、その点では厳しい立ち位置であり、新たな選手の台頭や復活を含めて、総力戦で、J1昇格を成し遂げて欲しい。
5、新潟遠征記
今回は、新幹線での遠征。
岡山の西口パーキングに車を駐車し、そこから新幹線で、東京経由して新潟に向かう。
岡山→東京、東京→新潟。
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そこから駅直結のホテルにチェックイン。
荷物の整理と休憩をしてからスタジアムに向かった。
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シャトルバスについて、新潟のサポーターの方に尋ねた所、そのまま一緒にスタジアムにつくまで、お話することができたので、20分程で着く距離でしたが、あっという間でした。
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新潟の知り合いのサポより、お勧めのスタジアムグルメの情報を事前に伺っていたので、そのフーズを購入した。
加えて、現地の新潟サポーターより、半額の美味しそうなお弁当があるとも聞いたので、そちらも購入した。
ただ、この時、困ったのが、入場ゲートが分からず、一周してしまったことである。大きなスタジアムであったので、かなり大変であった。ただ、その分、数か所で、写真をとることができた。
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スタジアムもお勧めのスタジアムグルメを買うために、席から少し移動。
本当は、一周したかったが、この日は、売店の所まで行って、スタジアムグルメ購入後に、元の席へと戻った。
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席から売店に移動する途中に見えるスタジアム内の様子は、本当に圧倒されるもので、素晴らしいスタジアムであった。
電光掲示板が、新しかったので、もう1つは、改修中で、2台体制を目指しているようである。電光掲示板が、2台あるのは、ゴール裏サポにとっては非常にありがたいはずである。
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試合途中に、豪雨が降ったが、試合後に止んで安心した。
スタジアムに帰宅する際に、撮影したビックスワンは、とても奇麗であった。
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次の日は、シャトルバスで、新潟サポーターにお勧めされた観光地は、断念することになったが、新潟市水族館 マリンピア日本海に行き、イルカショーを見て、帰宅の途についた。
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新潟→東京間では、流石に疲れがでたが、駅弁を食べながら岡山まで新幹線で休みつつ、最後は車で帰宅してこの遠征は、終了した。
観光バスなどは、一日に自由に乗り降りできる券が、お得であり、新潟市近辺を観光するのは、非常に助かる。新潟遠征(旅行)される方は、是非、ご利用されてはいかがでしょうか?
そして、私は、お酒は、飲まないですが、新潟は、お酒と魚が美味しいので、お酒を飲みに行くのも良さそうですね。
今回の旅は、新潟の魅力の一部を感じることができた遠征となりました。新潟県は、とても広い県で、ホームでも一泊しての観戦になってしまう層が多い事にも驚いた。それでも足を運ぶサポーター。アルビレックス新潟が改めて、サポーターに愛されているクラブであることを強く感じることができた。本当に満足行く遠征で、機会があれば、また行きたい。そう強く思えた。
今季での新潟との対戦は2試合とも消化しましたが、共にJ1を目指すライバルとして、残り14(15)試合を戦い抜き、来季は、J1の舞台で戦いたいですね!対戦有難うございました。
文章・写真=杉野 雅昭
text・photo=Masaaki Sugino
ファジ造語
チアゴ・タイム
7チアゴ・アウベスのプレーの一つ一つにサッカーを楽しむという遊び心があり、そこに技術が伴った左足の凄さを称えて「悪魔の左足」と、呼ばれている。その左足を活かして、何処からでも何時でも狙っていて、7チアゴ・アウベスが出場している時間帯は、岡山の大きな得点源と言える。
本山丸(イメージは真田丸)
大阪の陣で、大阪城に迫る徳川の軍勢に対して、真田丸は、大阪城の弱点を補う出城として築かれた。23ヨルディ・バイスと5柳 育崇の弱点は、釣り出されたときや、スピードであるが、26本山 遥かが主に、そういった守備対応をすることで、3選手の良さをお互い引き出すことで、守備が安定して、堅守を構築に繋がっている。
参考
2022ファジにデータでフォーカス2
「中盤の真田丸(本山丸)」
2022 J2第2節 岡山 1-1 徳島 レビュー
は、こちら(別サイト:SPORTERIA)。
URL:https://sporteria.jp/blog/sugi8823/6905499896963403777
ヤバス要塞
語呂を意識して、5柳 育崇の「ヤ」と、23ヨルディ・バイスの「バとス」の二文字を抽出して、「ヤバス要塞」と、表現した。防衛において重要な地点の砦。砲台もある砦のことも指す。高い対人守備だけではなく、ロングパスの精度やセットプレーの得点力があり、まさしく要塞と言える。攻守で強みを発揮できる「ヤバス要塞」として、難攻不落を目指す。
梅田アウォール
ファジの最後の壁。ファイアウォールに比喩した表現。戦術や個の力、連動性といった攻撃で、ゴールを狙ってくる様々な攻撃をシャットアウトする。そして、バックパスの受け手として、フィードや組み立てる一人として、パス交換(情報通信)。後方からの冷静なコーチング(情報の発信)。多くの情報を整理し、最的確な決断ができるGKである1梅田 透吾の良さを表現したファジ造語。
0バックシステム
攻撃的で積極的なオーバーラップや得点力のあるCBである5柳 育崇や23ヨルディ・バイスのCBの2選手と、SBが本職である26本山 遥といった流動性のあるDFラインを形成することで、攻守において、自由に動くことで、攻守での手厚い状態を作り、数的不利になりがちな局面で、数的有利の攻撃シーンを演出し、守備でも積極的なアクションで、事前にピンチの芽を摘み、流動性から生じる集中力と緊張感から、カバー&フォローで、リズムを作り出す戦術システムのファジ造語。
木山ファジVer1
2022シーズンの開幕からトライした新システムの4-3-3。超攻撃的なサッカーで、7チアゴ・アウベスを軸とした、自由と個の力を前面に展開していく。選手のコンバートやルーキーの積極起用で、勢いと爆発力があった。攻撃だけではなく、前からの守備でも効果的で、嵌める・奪うから得点に繋げることのできた試合もあった。ただ、対戦チームの対策が進む中で、勝ち点3が遠く、順位を下げて行く中で、4-3-3の戦術的アップデートの一時中断からの路線変更を余儀なくされた。
木山ファジVer2
10節という節目で採用された4-4-2。4-2-2-1-1とも言える形で、4-2-3-1とも言えるが、ダブルボランチを採用することで、攻守での安定感が高まった。有馬ファジの4-4-2とは違い攻撃的な選手と、ロングパスの得意な選手が多く、速攻を主体として、速さ・強さ・高さを前面に出して、ゴールに出したことで、今季のメンバーに寄せた4-4-2。効果的なサイド攻撃やカウンター攻撃は切れ味鋭く、中央ラインの強固さで、J2屈指の堅守となった。
ヤバスギタ山城
柳の「ヤ」、バイスの「バ」と「ス」、喜山の「キ(’’)」、堀田と梅田の「タ」、そして本山と喜山の「山」。まさしく攻略の難しい山城。そしてセットプレー=飛び道具が効果的な組み合わせとして、岩政 大樹時代を彷彿させる高さと強さを感じる。今後も色々な選手や形を試して行く中で、より強固にして欲しい。
木山ファジVer2.5α
現状の個の力に赴きをおいたサッカーに組織力を強化することで、攻守でのより高みを目指す。特に重視するのが、「主導権を握るサッカー」。ただ、現状は、後で回すだけに留まり、プレスを受けてしまうことやパスコースが限定される中で、前線の選手の自由が制限されてしまうことで、パスがカットされたり、ゴールに向かってシュートに行く前に奪われたりと、逆にカウンターを受ける事が多くなってしまっている。もしかすると、別の形を模索することとなるかもしれないが、現状は明確な方向性のサッカーを体現できていない。
木山ファジver3
前半は、15ミッチェル・デュークを軸としたサッカーを展開し、7チアゴ・アウベスの投入を皮切りに、パスに赴きを置くサッカーに展開して行く中で、22佐野 航大のプレーの変化や15デュークと7チアゴの連携、SBの関与、セットプレーの回数を増やす事で、ゴールに迫るスパークをかけることで、90分間での得点機会増に繋がっている。ただ、自分達が主導権を握るサッカーという点では、依然として課題が残っている。そこを残り約10試合で、カバーできるかどうか。
筆者紹介
某ゲームから野球派からサッカー派へと移籍。当時チーム名が、ジェフユナイテッド市原であった現ジェフユナイテッド千葉に興味を持つ。オシム(監督)と阿部 勇樹(選手)を中心にJリーグと代表をチェックしてきた。2008年より地元クラブであるファジアーノ岡山のサポーターデビュー。そこから、多くのファジの試合を見てきた。忘れることのできないエピソードが年々増え、シーズンを重ねる毎に想いは強く深くなり、2021シーズンは、初めて号泣。心からサッカー好きで、戦術の奥深さや、プレーの凄さなど、サッカーの本質での攻防にフォーカスを当てて、客観性と冷静さを意識した文章を投稿している。そのレビューへと突き動かす原動力は、サッカーへの情熱。熱さと冷静さを兼ね備えたフォーカスを今後も目指して、投稿を目指していくことで、サッカーの魅力の発信と、サッカーを通じた交流による、感動の共有と縁の繋がりが、楽しみ。ただ、たまに調子に乗り過ぎて失敗する悪癖もあるので、治したいとは思っている。そんな私ですが、noteやSNS、スタジアム等で、交流できたら嬉しく思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。
代表作
2021ファジアーノ岡山にフォーカス46
J2:第42節:ファジアーノ岡山 vs ジェフユナイテッド千葉
「有難う有馬さん、有難う椎名さん、有難うファジ」
は、こちら(別記事)。
URL:https://note.com/suginote/n/n511a1b501907
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自分の感じた事を大事にしつつ、サッカーを中心に記事を投稿しています。今後とも、よろしくお願いいたします。