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読書日記~石ノ森章太郎/サイボーグ009別巻009 a la“cult”編。

 立川のアパートを引き払って、実家に戻るのに色々ありまして、メチャクチャ時間がかかったのですが、ある程度は丁寧にCDや蔵書を持って帰ることに成功したと思っています。
マンガの単行本は冗談抜きで一万冊以上持ってましたし、音楽雑誌にしても数千冊ありましたから、どう考えても全部は持って帰ることなんてできません。。
当然、読み返さないであろう本は処分したり、部屋を整理することをお願いした業者(本を処分することを前提にかなりの額を値引きしてもらったため)さんに託しました。
業者さんにはどの本や雑誌を買取に持ち込むといいかなどをアドバイスした私です。

 昔、石ノ森章太郎さんの作品をとりあえず読むことができればいいとコンディションを無視して買った本が相当数あったので、泣く泣くそれらを処分してしまいました。。
メディアファクトリーの大判コミックスが多かったです(日焼けがすごかったという)。

・石ノ森章太郎「サイボーグ009別巻 009 a la“cult”」(秋田文庫)

 そんな中、これだけは忘れちゃいけないと大事に持ってきたのがこの本です。
「オトナな石ノ森」というアンソロジーもありますが、あちらは徳間文庫だったかな?

 少し前には単行本未収録作品やあるテーマに沿ったアンソロジーはマンガだとちくま文庫が多かったんですが、今は色々な出版社から発売されてますよね。これはいい傾向だと思います。

 この本は後書きによりますと、当初の目論見は単行本未収録の「サイボーグ009」関連の作品をまとめることだった模様で、この件に対する石森プロの脇山文男さんの回答~単行本自体の解説がとにかく素晴らしいので、是非読んでほしい内容です。

 掲載されている作品は石ノ森章太郎さんの傑作とされているものが多いので、「サイボーグ009」別巻というよりも、「石ノ森章太郎傑作選」という色合いが強いように思います(あくまでも個人的感想です)。
「サイボーグ009」の小説版「神々との闘い」辺りは知識としては持っていても、こうした形でまとめて読める意味が重要なのです。

 えー、アンソロジーという意味では音楽の方がビジネスとして確立していたのかもしれないとか考えてしまうわけですが、それは今後電子書籍にある程度移行した場合は作品ごとの単価だったり、商品としての分量の問題が解決したなら、また全く違った模様になってしまうかも?とか考えてしまった私です。

 紙の本、フィジカルで発売するとページ数がある程度存在しないと売りようがないわけですから、その問題を解決できる電子書籍は単価の問題はあるにしても、具体化しやすくなるように思うわけです。
まー、とにかくデバイスを早く入手して、電子書籍をなんとかしなければいかんですね。
電子書籍を購入しないで頭の中だけで語るのは違うかな、と。そんな感じです。

 ではまたー。






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