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読書日記~曽我部恵一「昨日・今日・明日」編。

 お久しぶりの読書日記です。前回が7/31ですから、やっぱり一ヶ月ぶりになりますね。
最近、水道橋博士の生誕祭に行くための準備やら、実際に観に行ったりとかで、じっくりとは本読んでないんですよね。。
ま、雑誌は色々読んではいますが。

 部屋の整理というか、掃除を延々とやってまして、まだまだほぼ片付いていない状態の中、時々は読み返したくなるものが出てくるのには変わりがありませんで、そんな中で出てきた1冊の本の話です。

・曽我部恵一「昨日・今日・明日」(角川書店)

 この本はリアルタイムで買った本じゃないですね。
21世紀に入って結構経ってから買った記憶があります。既に立川駅前の某大手新古書店があったから、そこで間違いなく買いました。
そして、今更なんですが、帯は松本隆さんなんですよね。

 曽我部さんの文章はかなり好きで、印象に残っているのは、東芝EMIからURCのカタログが再発された時のライナーが好きだったんですよね。
当時の愛読誌「ロック画報」の曽我部さんと小田島等さんの連載も最高でしたし。
サニーデイサービスはMIDIレコードからデビューしたこともあって、割と注目していた存在でしたね。

 初めて曽我部さんを見たのはロフト・プラス・ワンでの人気イベント「日本のロック未発表テープナイト」のゲストに出た時でした。
サミー前田さん、湯浅学さんに黒沢進さんが司会だったかな?
当時の友達が結構失礼な質問をしたのに、真面目に答えていて、好感度が上がった私です。
その日、偶然私の隣で見ていたのが、北沢夏音さんだったという。
ステージ上から何かを北沢さんに話しかけたので、隣に座っていたのが北沢さんだったとわかったのです。
ま、それだけの話ですから特に進展はしなかったのですが。。

 サニーデイはカーネーションや遠藤賢司さんと対バンしたりで、何度かライヴを拝見したり、テレビでP.V.やライヴを見た程度でしたね。懐かしい。。

 それから10年程度過ぎて、村松邦男さんの再発をお手伝いしていました。
もう時効だから言ってもいいと思いますが、村松さんの再発記念ライヴのゲストの候補に曽我部さんが上がっていたんですよ。
が、確かオファーした時点で既に曽我部さんのライヴの予定が入っていたので断念しました。
もし実現していたら、「ためいきばかり」と曽我部さんがhalさんに(変名の丸木戸定男名義で)書いた「もう青い鳥は飛ばない」を演奏してほしいとオファーするつもりだったとか思い出しました。

 その数年後、高浪敬太郎(当時)さんと西村郁代さんのarcorhymeのライヴ後に曽我部さんとお話しする機会があったんですよね。
村松さんの件は結局話さなかったのですが、曽我部さんの対応はとにかくジェントルで感動しながら帰った記憶があります。

 この本を読み返すと、色々な思い出や、そこに書いてある音楽の素晴らしさがよみがえってきます。
現在はちくま文庫から文庫化されているので、中古でしたらかなり入手しやすいはずです。

 曽我部さん絡みの本にハズレなし!なので是非ひとつ。

 明日も読書日記の予定です。本の整理で何が見つかるのか?私も楽しみです。

 ではまたー。


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