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読書日記~森達也「虐殺のスイッチ」


 映画「福田村事件」を観た帰りに買った中の一冊です。
元々森達也さんの文章が好きだったのと、上映したシネウィンドさんに問い合わせした時の対応に感謝する意味で購入しました。
ライヴの物販をしているので、観たり聴いたりしたことに対する感謝を表すには関連商品を買うのが一番だと思うのです。
勿論、感想を直接伝えてもらったりすることもものすごく励みになりますが、関連商品を購入することは更に深く作品のことを考えてくれることのわかりやすい形なわけだと思うです。
じゃ、行ってみよー。

・森達也「虐殺のスイッチ」(ちくま文庫)

 森達也さんの本を見かけたら買うようにしてましたが、3年半前に実家に戻ってからは買ってないことに今さらながら気づきました。。
これはシネウィンドさんのレジに並んでいたから、迷わずに購入しました。
帰りの列車の中で軽く読むつもりが、森さんの過去作品についても触れていますから、観たばかりの「福田村事件」がオーバーラップしてきてかなり入り込んでしまいましたね。

 本のタイトルのインパクトがとにかくすごくて、「福田村事件」のサブタイトルに使われてもおかしくないな、とも思いました。
この本を読むと「福田村事件」が森監督の過去作品と共通した部分を持っていることがわかりますから、個人的には「福田村事件」を観て、森達也さんに興味を持った人に入り込みやすいかなと思いました。
オウム事件からはかなりの時間が経ってしまってますし、佐村河内守さんの名前を出されてもピンと来ない方々に森さんが何を考えて何を撮ろうとしていたか?がわかりやすく書かれているわけですら。

・森達也「虐殺のスイッチ」の裏表紙と映画「福田村事件」の半券

 この本のオリジナルの単行本は2018年に発売されたことに愕然としてしまってますが、この時期に文庫化を実現させたスタッフの皆さまの頑張りに感動してしまいますね。
「福田村事件」の思い出と一緒に記憶に残る本だな、と思います。

 「福田村事件」のパンフレットについても近いうちに書きたいところですが、森達也監督と水道橋博士のイベントを観てからにしたいと考えております。

 ではまたー。


 

 


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