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愛と笑いの昼と夜もしくは音盤&活字中毒生活。

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基本的に思いつきで書いたことを一つに纏めることが適切かどうか?考えてしまうのですが、高校生の頃から私の趣味嗜好はあまり変わっていないことを毎日更新することで実感しております。 お…
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2022年1月の記事一覧

泉谷しげるポリドール・イヤーズと「ミュージック・ステディ」と。

泉谷しげるポリドール・イヤーズと「ミュージック・ステディ」と。

 泉谷しげるさんの1980年代の作品というと、加藤和彦さんプロデュースの『80のバラッド』と『都会のランナー』を思い浮かべる人が多いんじゃないかな?
実際、「翼なき野郎ども」や「デトロイト・ポーカー」、「裸の街」に「褐色のセールスマン」とかあの時代の代表曲はその2枚に入っているわけだからね。でも、実はその2作は1978年と1979年の発売なんだけど。

 この前、水道橋博士のツイキャスを見ていたら

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ブレバタ・パーティー~ブレッド&バターの編集盤。

ブレバタ・パーティー~ブレッド&バターの編集盤。

 ブレッド&バターこそがシティ・ポップの元祖というわけでもありませんが、日本のポップス&ロックで重要な位置にあることは間違いないと思います。

 ブレッド&バターのベスト盤は本当に大量に発売されているので、今回は私の所有分から簡単に説明してみることにしました。

 ついでに以前書いたブレッド&バターの歴史にリンクを貼れば、ちょっとわかりやすくなるかなと判断したわけです。
とりあえずやってみましょう

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茅ヶ崎メモリー~堀江美都子さん三枚の編集盤。

茅ヶ崎メモリー~堀江美都子さん三枚の編集盤。

 日本で実績、実力ともにトップの女性歌手といえば、まずは美空ひばりさんを思い浮かべる人が多いんじゃないかな?
それには「ちょっと待った!」と言いたい私です。
堀江美都子さんを忘れちゃいませんか?
堀江さんのアニメ・ソングは学芸扱い(通常のレコードとは税率が違って定価が安かったり、色々な事情がある模様)でチャート・インしていないものが多いのですが、「キャンディ・キャンディ」や「ボルテスⅤ」に「サザエ

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太陽とシスコムーン Let's Start。

太陽とシスコムーン Let's Start。

 Twitterのトレンドに便乗してしまいますけど、太陽とシスコムーン大好きだったんすよー。
当時、仲がよかった大ちゃんと「ASAYAN」にはまっていて、日曜の9時前に必ず電話で話してからテレビ見てましたね。私はモーニング娘。デビュー前から大好きだったけど、大ちゃんはモーニング娘。以降の「再起する芸能人」(とかなんとか言うシリーズ)が大好きだったような。

 太陽とシスコムーン結成前にはWINKの

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レイニー・ドライブ。

レイニー・ドライブ。

 甲斐バンド関連の本は面白い。甲斐よしひろさんのトークも間違いなく面白い。
甲斐よしひろさんの「サウンド・ストリート」を熱心に聴いたのは中学生だった頃からですね。
シングル「HERO」がヒットしたのは中学に入る頃だったかな。
中学に入ってから好きだったのはオフコースでしたから、甲斐バンドはそんなに好きじゃなかったけど、「サウンド・ストリート」はよく聴いてました。なぜかというと、他の曜日より日本のロ

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ボーイ・ミーツ・ガールあるいはDisney Boy。

「裸足で散歩」ミニ・アルバム『ボーイ・ミーツ・ガール』収録曲。
ポップなポエトリー・リーディングといえば彼らがまず頭に浮かんでしまう私です。
メンバーは作詞・ポエム・リーディングの尾上文さんと作曲・編曲のアーリータイムスストリングスバンドの今井忍さん。
 坂本龍一さんの番組(FM東京「不思議の国の龍一」)にデモ・テープを送った結果入賞し、MIDIレコードからデビューすることになったらしいです。
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読書日記~伊集院光「球漫」と米沢嘉博「戦後野球マンガ史」もしくはBaseball Crazy・後編~大瀧詠一氏に捧げます。

読書日記~伊集院光「球漫」と米沢嘉博「戦後野球マンガ史」もしくはBaseball Crazy・後編~大瀧詠一氏に捧げます。

 実は伊集院光さん「球漫」(実業之日本社)は久々に読んだのですが、出だしの部分では案外野球漫画以外のことも語っていますね。その理由は元々は雑誌「コミック伝説マガジン」の連載を伊集院さんに依頼したことから発展したからとのことです。私はそれなりに雑誌、マンガ雑誌好きなんですが、「コミック伝説マガジン」は見たことも聞いたこともないですね。すみません。隔月刊誌かー。

 伊集院さんといえば1967年生まれ

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読書日記~伊集院光「球漫」と米沢嘉博「戦後野球マンガ史」もしくはBaseball Crazy・前編~水島新司氏に捧げます。

読書日記~伊集院光「球漫」と米沢嘉博「戦後野球マンガ史」もしくはBaseball Crazy・前編~水島新司氏に捧げます。

 水島新司さんの訃報に接した時、引退したのはこういうわけだったのねとようやく納得しました。
パ・リーグのご意見番的存在だったのに、近年はコメントが発表されることがなかったことも気になっていました。まずは水島新司さん、R.I.P.

・「新潟日報 2022年1月18日 1面より」(新潟日報社) 以前、FPM(ファンタスティック・ピッチング・マシーン)中嶋勇二さんと「あぶさん」話を延々とした時、「日

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We Love Cellophane!(まとめ編~画像をタップすると関連記事に行けます)

We Love Cellophane!(まとめ編~画像をタップすると関連記事に行けます)

 現在、むさしのFM(78.2MHz)の火曜日23時(午後11時)から放送されている、双六亭の「囲碁お見知りおきをラヂオ」という番組がとにかく面白いのです。
現在、双六亭はギターのニシイケタカシさんとドラムスの中原由貴さんの二人で活動しています。
ちなみにニシイケタカシさんがデビューしたのがセロファンというバンドで、中原さんは活動休止前にサポートとして参加していたのです。
で、そのセロファンという

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「笑芸人」VOL.4&VOL.5(白夜書房)。

「笑芸人」VOL.4&VOL.5(白夜書房)。

 雑誌「笑芸人」の版が大きい時代、つまりVOL.1~5がようやく揃って(版が小さくなってから=VOL.6~17までのも残り1号となりましたが)、ひとつこの機会に版が大きい時期のことを、それも以前から持っていたVOL.4とVOL.5について書いてみたいと思います。

 最初に購入した「笑芸人」はVOL.4でした。ほぼリアルタイムで購入してますね。
表紙を今見ると、非常に感慨深いです。

 間違いなく

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午後10時のラジオ生活~1980年代編。

午後10時のラジオ生活~1980年代編。

 ムーンライダーズの記事を書いていたら、色々と1980年代のことを思い出してしまいました。
受験したり、試験勉強するということで部屋に籠って何をしていたかというと、中学~高校生男子ですからね。あまり大きい声じゃ言えないことですよ。

 で、ラジオを聴く習慣が始まるのは中学生の頃なんですよね。記憶によると。

・石川優子「夢色気流」(ワニブックス) 石川優子さんがコルゲンのCMに出ていたのを見てファ

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