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トマム滞在記

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死(派遣労働)の家の記録
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記事一覧

トマム滞在記(XXVI)

 寮の中を歩いていてふと、妙な静かさに気を取られた。僕も入寮してそろそろ一か月になるが、…

んねんれ
3年前

トマム滞在記(XXV)

体力完全消失

んねんれ
3年前

トマム滞在記(XXIV)

 何か集中して物事をなそうと努力する時も、ふとした瞬間に頭の中でお喋りが始まってとまらな…

んねんれ
3年前

トマム滞在記(XXIII)

 久しぶりの休日だった。いつも朝8時から働いているのですっかり早起きの習慣が身についてし…

んねんれ
3年前

トマム滞在記(XXII)

 疲れていたりおなかがすいたりしていては文章を練ることはできない。引き続き休むことにする…

んねんれ
3年前

トマム滞在記(XXI)

体力完全消失

んねんれ
3年前

トマム滞在記(XX)

 気が付くとブログの更新は20日連続で行われていて、途中で計画を投げ出す名人の僕にしては珍しいことだ。だが継続的な発信は同時に長期間恥をさらしていることを意味している。20日間も何をダラダラと書き綴ることがあったのか。過去の記録をざっと眺めてみた。僕は決して空疎な思弁をひけらかしているわけではないのだけれど、やはり人生経験も大した困難克服も積んでいない人間の文章は、つかみどころがなくふわふわしているなと思う。こんな内容でも目を通してくれる人がいるらしい。ありがとう。当然じっく

トマム滞在記(XIX)

 社会が陥穽に満ちているのに間違いはないが、落ちた穴を穴と思わず悠然と生活している人の存…

んねんれ
3年前

トマム滞在記(XVIII)

 やはり人間、朝食はちゃんととったほうがいいらしい。今朝自販機で北海道限定カステラを二つ…

んねんれ
3年前
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トマム滞在記(XVII)

 『カラマーゾフの兄弟』の中で、ゾシマ長老のもとを訪れた客が予言めいたことを述べる。人類…

んねんれ
3年前
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トマム滞在記(XVI)

 北海道での労働期間も折り返し地点に差し掛かったらしい。それにしてはメンバーの中でも圧倒…

んねんれ
3年前
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トマム滞在記(XV)

 派遣バイトはそもそも短命であるから、二週間も働けばもう中堅労働者くらいの扱いになるのか…

んねんれ
3年前

トマム滞在記(XIV)

 名大に突如現れた、社会科学研究会を中傷するタテカンの画像を見た。たちまち怒りが込み上げ…

んねんれ
3年前

トマム滞在記(XIII)

 毎日しんどい作業をしていると、ふと休みの日が舞い込んできたときかえって違和感を抱いてしまう。今日は一日中暇をもらったので、午前は環境構築、午後からトマムのカフェに赴いて電磁気学と格闘していた。本当に毎日こういう作業だけしていたいものだ、せめて学生の内は。  しかし一日「お客さん」になる権利を獲得して、こんなことを思った。仮に一人の人間、仕事も気晴らしも取り上げて、リゾート地に閉じ込めるとどうなるのだろう。3日くらいは彼はのんびりのどかな時間を過ごすだろう、だがそれが一週間、