留学経験者が教える英語上達法(日本では教えてくれない英語勉強法教編)
1、英語を習得する前の心構え(英語は学問じゃない)
日本では英語を学問として捉える傾向にあります。
日本の学校の授業では机に向かって英語の読み書きをすることが多いので仕方がないことです。
しかし突然ですが皆さんは日本語をどのように習得しましたか?生まれた時から机に向かって日本語の読み書きの特訓を受けてきましたか?
ほとんどの日本人は幼少期の頃、そんな訓練は受けていないはずです。
では我々はどのように日本語を習得したのでしょうか?
我々は両親が話す日本語を真似するうちに日本語を習得したのです。
いくら数学や科学ができない日本人でも日本語はできますよね?日本で生まれ育った日本人は他の勉強ができなくても日本語はできます。
つまり英語を習得するためには学問領域で学ぶのではなく、日本語習得と同様に英語のネイティブスピーカーの真似をすることから始めれば良いのです。
英語も日本語と同様に言語です。1つのコミュニケーションツールにしか過ぎません。
英語を習得するには英語を学問として捉えるのではなく、自らが日本語を習得したように英語に取り組む姿勢を心掛けることが重要です。
2、留学当初、ネイティブの先生から教わった英語上達法
僕は半年間オーストラリアのインターナショナルスクールに通いました。そこでみっちり英語習得を行いました。そこでは英語を第1言語としない日本人を含め韓国や中国の留学生が英語の習得を行います。
しかし彼らにとって英語を習得する上で1番邪魔なものがあります。それは彼らの第1言語です。僕が英語を習得するにあたって邪魔なものは日本語でした。
我々は英語を理解する時、日本語に1回置き換えて英語を略してしまいます。しかしそれは当然のことです。留学当初の中国や韓国人も彼らの第1言語に1回置き換えて英語を略しています。
だが英語を完璧に習得するためには日本語に1回置き換えるという過程をなくす必要があります。なぜなら英語の解釈に時間が掛かってしまうからです。
ではどうやってインターナショナルスクールに通う留学生は英語を習得しているのでしょうか?
その方法はたった1つです。ネイティブスピーカーが話す英語を聞く、真似して話す。ただそれだけです。
最初は意味を理解しようとしなくても良いです。ただ毎日聞く、そして真似をして話す。最初は意味も理解できないし、発音も良くありません。
しかし時間が経つにつれて英語が1単語1単語聞き取れるようになります。そして発音もネイティブスピーカーみたいになっていきます。
僕の通っていたインターナショナルスクールではほとんど読み書きはやりません。ただ英語を話す聞くを繰り返し行う授業ばかりです。
こうして留学生はネイティブスピーカーのような英語を身につけているのです。
3、四技能を満遍なく勉強する必要はない!
言語には話す、書く、読む、聞くという四技能があります。
日本の学校で行われているように本当に読み書きをすることが英語習得に近道なのでしょうか?
この議題を考えるときも自分が日本語を習得したプロセスを思い返してみてください。
第1章でも書いたように我々は日本語を習得する時、両親の言葉を真似することからスタートしました。
読み書きを学び始めるのは話す聞くことができるようになってからですよね?そうなんです。読み書きからスタートする日本の教育は言語を習得する最短ルートに削わっていないのです。
まずは英語を話す聞くことからスタートしてみてください。
僕は留学当初、”日本人は読み書きができるのに話す聞くはできないよね”とオーストラリア人の先生に言われたことがあります。海外暮らしをしていると日本人は英語ができないよねと言われることが多々あります。日本人は英語ができないという印象が外国人には植え付けられているのです。
言語は人とのコミュニケーションを取るための物です。その目的は会話することにあります。
第2章でも力説したように最短ルートで英語を習得するためには読み書きよりも話す聞くことから始めることが重要なのです。
4、日本で英語を話す、聞くから逃げられない環境を作るには?
日本で24時間英語に触れる環境を作ることは難しいですよね?
そこで第4章では日本にいてもネイティブスピーカーの英語に触れられる環境の作り方を3つ伝授します。
1、Youtubeの活用
ネイティブスピーカーの英語講座に関する動画が無料で観れる時代になりました。
オススメは1時間以上のリスニング動画です。ただひたすらネイティブの英語が流れる動画を聞き続けてみてくだい。たまに真似をしてみたりするのも効果的です。
日本人が日本語で英語の講座をしている動画を見るのではなくネイティブスピーカーの英語にたくさん触れてください。
2、SNSの活用
ネイティブスピーカーの人と会話できるアプリがあります。例えばHello Talkはオススメです。世界各国の人々と無料で会話することができます。もちろん通話機能も備わっているので色々な人と通話してみるのもオススメです。
僕も留学当初Hello Talkを利用して、外国人とメッセージや通話をたくさんしていました。ネイティブならではの言い回しやスラングをたくさん知れました。
3、英会話サービスの利用
有料にはなりますがネイティブスピーカーと話せるサービスを展開している事業もあります。本気で英語を上達させたいと思っている人はこうゆう事業を使ってみるのも良いかもしれません。
5、まとめ
英語を習得するためには話す、聞くことの重要性を力説してきました。
そうなんです。英語を習得するためには読み書きなんて必要が無いのです。まずは英語を話す、聞くことから始めてみてください。
きっといつの間にかネイティブスピーカーの英語を聞き取れるようになっています。発音も流暢にできるようになっています。単語の意味も理解できてきます。
しかし、言語を習得するためには数年かかります。日本語を習得するのにも2、3年はかかりましたよね?そのため英語を習得するためには多少の時間がかかるでしょう。
そこは辛抱強く頑張りましょう。
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