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【女性インタビューvol.2】東京にこだわらない働き方


こんにちは!インターン生のたかこです。

本日は女性インタビュー第二弾です!先日の第一弾 株式会社Palletの羽山暁子さんのインタビュー記事はこちらからご覧ください!


今回は、仙台を拠点に全国の自治体と協働して事業を推進されているシビレ株式会社 代表取締役 鈴木翠さんにお話しを伺ってきました。”OFF TOKYO”をコンセプトにされている鈴木さん、いったいどんなご活動なのでしょうか?

鈴木さん①

【プロフィール】
シビレ株式会社代表取締役COO 鈴木翠さん
宮城県生まれ。大学卒業後、2000年よりテレビ番組の制作に携わったのち、2007年リクルート入社。住宅情報誌の商品企画を担当、広告出稿数および販売部数減少により継続が危ぶまれていた媒体のV字回復に成功する。 2011年、震災を機に働き方のシフトチェンジを模索。産休、育休を経験。 2014年より地域活性事業に携わる。地方移住専門アドバイザーとして、移住希望者とのキャリア面談、人材紹介、転職セミナーの講師などを務める。野菜ソムリエの資格も持ち、地方産物の選別なども行う。リクルートの同僚だった豊田昌代さんと共にシビレ株式会社を設立。
シビレ株式会社 https://www.sibire.co.jp/


ー実際にどのような活動をされているのですか?


”OFFTOKYO”をコンセプトに、地方で働きたいエンジニアと企業のマッチングを行っています。

「東京じゃないと」と思っている人もいっぱいいると思っているのですが、今はもうどこでも働けるじゃないですか。また、企業さんも本社を東京に置くことが大切と思っている方も多いです。個人の方にも企業の方にも”OFF TOKYO”を伝えていきたいと思っています。私達は、主に自治体と連携しながら仕事をしています。会社を立ち上げた5、6年前は、IT企業誘致みたいなことを行ってる自治体さんはあまりいませんでした。最初は島根県から始まりました。そのほかにもイベント等を行っています。


ーどんなイベントを行っているのですか?


コロナの前は首都圏で大規模イベントを開催していて、自社では年に1回ほど行っていました。去年の12月は渋谷ヒカリエで行いました。また、毎月一回、東京のバーでシビレバーというものを開催していて、オフ東京について話そうというものを行っています。これは青山学院大学の裏にあるバーで行っていて、マスターのご協力のもとやっています。シビレバーは3月からはオンラインで開催しています。そのほかに、自治体とのイベントも行っています。やはり、今年は大体がオンラインになっていますね。

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ー渋谷ヒカリエで大規模イベント、楽しそうですね!どんなコンセプトだったのですか?


OFF TOKYO meetupというイベントです。昨年度はIndustrial Revolution×ITというコンセプトで開催しました。徳島、沖縄、高知、宮城などいろんなエリアからきていただきました。ITで盛り上がっている地方や、今後盛り上がるだろう地方に参加していただきました。各々の取り組みについてプレゼンしてもらったり、協賛として頂いた飲み物を飲みながら楽しく交流しました。以前は東京タワーのふもとで開催したり、大手のIT企業さんにも参加していただきました。


ーそのイベントで、企業さんに地方を知ってもらう目的なのですか?

オフラインだけでなく、オンラインのアプローチも積極的に行っています。イベント前後にオンライン上で発信する情報によって、私達の活動の様子を知っていただくことができます。自分たちの活動の様子がコンスタントに発信されることで、コンセプトが定着していくと考えています。記事をかくとかだけだとイメージとして定着しづらいので。自治体さんからの需要も多く、共同で年に6回くらい行いました。シビレバーのようなものだけでなく、現地に行くツアーのようなものも行いました。今年はオンラインでの開催を検討しています。

鈴木さん②

ー起業されたきっかけは何だったのですか?


共同創業者の豊田はリクルート時代の同僚で、部署は違えど家族ぐるみで仲良くしていました。その時から豊田はいつか会社を作りたいと言っていました。リクルートの、新規事業制度にも一緒に参加していました。私が産休中の時、リクルート時代の先輩が立ち上げた会社を手伝ってよと声をかけて頂きました。その会社はIT企業で、HR領域で中四国をメインに活動していた先輩が立ち上げた会社でした。つまり、人材とITに強い会社でした。当時私は出産し、子連れで手伝いにいっていました。社長の部屋に子供を置いて、同じく産休中の人に子供を見てもらいながら働いていました。そんな時に島根県の事業を一緒にやろうと言われたんです。そのご縁があり、島根のIT人材誘致の手伝いをすることになったのですが、一人では無理だな....と困っていました。その時に、豊田が会社を立ち上げたいと言っていたことを思い出したんです。彼女に声をかけると「やりたい!」と言ってくれたので一緒にやることにしました。これがシビレ創業のきっかけです。


ー育児をしながらの起業は大変ではありませんでしたか?


仕事は楽しいので、全く苦ではありません!さらに、私は産休中にいろいろ副業したのですが、その時の経験から、在宅、リモートでも仕事はできるという感覚はつかめていました。先輩の会社も打ち合わせ等が終わったら帰宅し、子供が寝てから家で仕事をしていました。17時から20時は育児の時間と決めて、自分の中でルールを決めて仕事との両立を計っていました。今は子供も大きくなったので、お手伝いをお願いしています。


ー今後、これをやっていきたい!というものはありますか?

きっと、今行っていることと変わらないと思います!というのも、いろんな仕事をしてきましたがどんな仕事をしていても自分の役割は変わらないと思ったからです。仕事は変わっても、人に期待されることも結局は同じだと最近考えています。私に言えば何とかなる、楽しいことを期待されるけれども実行部隊ではなく、盛り上げる役割になるのかなと思っています。以前は若手だからと思っていたが今でも変わらないので、今後も同じだろうと思っています。このような役割を担えるような仕事をしていたいです。

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お話を聞いてみて|リモート×地方創生


まず、「仕事が楽しい!」とおっしゃっている姿が印象的でした!その姿に惹かれた人が自然と周りに集まるのだろうと感じました。また、私は以前から地方創生に興味があったのですが、このようなアプローチ法もあるのかと驚きでした。

また産休中に自分で時間にルールを設けていたお話は、働くお母さんのリモートワークに参考になるのはと思いました。時間にルールを設けることで、仕事も育児も楽しめることができる。そのために私にできることとして、リモートワークができる環境としてSTUDIO080をもっとひろめていこうと思いました!

【インターン生プロフィール】
菅野貴子(かんのたかこ)
東北福祉大学 福祉行政学科所属。
STUDIO080インターン生一期生。
女性の社会進出や働き方に興味をもつ、キャリアに迷える女子大生。


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