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ポモドーロテクニックを活用した健康維持増進活動について

さまざまな業界や企業で推し進められている働き方改革。

かつては特殊な働き方であったともいえるリモートワークや在宅ワークは、もはや一般的な働き方になりつつあります。

そして、働き方の変化に伴い注目されているのが「時間管理術」

現在、多くの時間管理アプリなどが提供、販売されていることから時間管理術への注目の高さが伺えます。

そこで、今回は時間管理術を活用した健康維持増進活動を提案したいと思います。

1.新型感染症予防対策としての働き方改革

新型感染症の予防対策の一環として、リモートワークや在宅ワークが浸透、普及しつつある状況の中で、ビジネスパーソンの働き方が大きく変わろうとしています

従来までの働き方は、オフィスに行き、そのオフィス空間で仕事をするというものであり、オフィス空間においては勤怠管理を含めて企業によって時間規律が定められていました

しかし、リモートワークという働き方は、いつでもどこでも仕事ができるため、勤怠管理を含めた時間管理や規律は個人の裁量に委ねられることになる訳です。

これまでのような企業が勤務時間などを管理する働き方ではなく、個人の裁量によって勤務時間などを管理しなければならない働き方に変化していく中で、今、注目されているのが「時間管理術」であるといっても過言ではありません。

特に「タイムトラッキング」は、リモートワークにおいて重要な手法であり、どの仕事にどれだけの時間を費やしたのかを追跡し記録することで、勤務時間の管理や業務パフォーマンスを客観的に評価することができる手法として注目されています。

実際に、多くのタイムトラッキングアプリが提供、販売されており、タイムトラッキングアプリを活用しリモートワークに従事しているビジネスパーソンも増えているのではないかと考えます。

そして、時間管理術の1つとして、改めて注目されているのが「ポモドーロテクニック」と呼ばれる手法です。

2.改めて注目されている「ポモドーロテクニック」

ポモドーロテクニックとは、簡単にいえばワーキングタイムとレストタイムを設定し、「ワーク&レスト」セットを繰り返すことで効率的かつ集中的に物事に取り組むというテクニックです。

現在、タイムトラッキングアプリだけでなく、多くのポモドーロテクニックアプリも提供、販売されていることがポモドーロテクニックの注目の高さといえるでしょう。

いずれにしても、個人の裁量によって勤怠管理をしなければならないリモートワーカーの間で、タイムトラッキングに合わせて業務パフォーマンスを上げるための1つの手法としてポモドーロテクニックが注目されているという訳です。

ただし、ポモドーロテクニックはリモートワーカーに特化した手法ではないため、今後、多くの企業が業務パフォーマンスや業務効率を高めるための手法として注目し、ポモドーロテクニックを勤怠管理の一環として採用、導入する可能性を秘めているのではないかと考えています。

そこで、このポモドーロテクニックに関連し運動指導者としてビジネスパーソンや企業に1つの健康維持増進方法を提案させて頂きたいと思います。

3.ポモドーロテクニックを活用した健康維持増進方法

ポモドーロテクニックは、基本的に25分間のワーキングタイムと5分間のレストタイムを1ポモドーロ(1セット)とし、4ポモドーロ(4セット)繰り返したら15分間から30分間のレストタイムを設けることで、集中力を高め作業効率を向上させるテクニックです。

ポモドーロテクニック

そのポモドーロテクニックにおけるレストタイムをリフレッシュタイムと位置づけ、レストタイムに簡単なリフレッシュアクティビティ(リフレッシュ運動)を実践してもらうべく介入していくことで健康維持増進を図っていくというものが今回の提案です。

ポモドーロテクニックを活用した健康維持増進活動

リフレッシュ運動といっても、5分間のレストタイムにおいては、目の体操といった座ったままでも取り組める簡単なアクティビティを想定しています。

また、4ポモドーロごとに設定される15分間から30分間のロングレストタイムには肩を大きく回したり、腰周りをほぐすような運動といった積極的なアクティビティを想定しています。

もちろん、リフレッシュアクティビティを実施するしないも個人の裁量によるものではありますが、ポモドーロテクニックを利用した、このような介入は有効な健康維持増進手段になると考えます。

上述した通り、基本的なポモドーロテクニックは、25分に1回の頻度でレストタイムが訪れるため、多頻度で健康維持増進に関する介入が行われることになり、ザイオンス効果によって健康維持増進に関する意識変容や行動変容に結びつく可能性が高くなると考えられます。

さらにいえば、ポモドーロアプリなどと連動し、レストタイムにリフレッシュアクティビティをパソコン画面上にポップアップ表示させるといった介入をすることで、より効果的な健康維持増進活動になるのではないかと考えています。

新型感染症の影響も相まって、現代社会における運動不足は深刻化している状況だといえます。

そして、運動不足はさまざまな健康課題を生みだします。

超高齢化社会ともいわれる現代社会において医療費の増加は大きな問題であり、その問題を解消するために運動不足による健康課題を防ぐことは国民1人1人のテーマであるといっても過言ではありません。

そのためには社会の中核を担う働き世代が属する多くの企業を中心とする健康維持増進活動が急務であると私は考えます。

そこで、企業が取り組む健康維持増進活動の1つとして業務効率を上げ従業員の健康維持増進を促すポモドーロテクニックを活用した健康維持増進手法を提案させて頂きました。

もし、この提案に関して興味がありましたら何なりとご連絡頂けたら幸いです。


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