tikiriliya ティキリリヤ

圧倒的勤労意欲の低さと、サーフィンへの熱意を生きる原動力に変えている。暖かいところが好…

tikiriliya ティキリリヤ

圧倒的勤労意欲の低さと、サーフィンへの熱意を生きる原動力に変えている。暖かいところが好き。日本ををでて18年目だけども、日本の良さを伝えるための、草の根的ロビー活動を世界中で積極的に行う愛国者。

最近の記事

ボリウッド入門

絶賛戒厳令中のスリランカにて、恐らくほとんどの人と同じように、私もネットフリックスさまのお世話になっている。 あるのかどうか知らないけど、ネットフリックスの株を買っておきゃ良かったよ、と思うぐらいに、全世界レベルで加入者が増えていると聞いた。そらそうだろう。わかりみでしかない。例に漏れず、私もひたすらダラダラとシリーズものを見まくっているのだが、私の彼氏ババちゃんに付き合って、最近ボリウッド映画を観始めた。で、これが面白いのだ。 ボリウッド映画と言えば、おそらく私たちのイメ

    • 五月、スリランカ より愛を込めて。

      コロナの影響でタイに帰れなくなり、引き続き、スリランカ生活を送っているわけですが、前回記事をアップした時と違うのは、今はホテルではなく、家を借りて日常生活を送っているということぐらいでしょうか。 これが快適なんですよ、ええ。 まず台所がある。ホテル生活の時は、宿主であるラッキーくんの母が作るご飯を頂いていたのですが、もちろん全部、スリランカカレーです。とっても美味しいです。美味しいですけど……そりゃやっぱり、たまには他のものが食べたくなりますよね?そういうわけで、ありがたいこ

      • 試されるカップル③

        前回は、ロシアとスリランカの国際カップルの喧嘩を「文化的違い」の視点で考察してみたが(よほど私は暇なのか、と思われそうだが)今回は、もっと単純に「男と女」の関係として考えてみたい。 今、誰も彼もが将来がわからない不安な状況が続いてて、それでも毎日は過ぎていく。お腹も減るし、眠たくもなる。 どれだけ自分一人が頑張ったところで騒ぎは収まらないし、戒厳令も解かれない。 家にずっといて、時々サーフィンする、これだけである。(まあ地元の男の子たちはこっそり友達の家に集まって遊んでいる

        • 試されるカップル②

          前回の流れで国際カップルの亀裂について、まあカルチャーの違いを考察するいい機会なので書いてみたい。 スリランカ絶賛戒厳令のため、私のサーフコーチでスリランカ チャンピオンでもあるラッキー(21)が家族経営するホテルから一歩も出ていない私にとって、 こんなゴシップがどこから提供されるかというと、もちろん内部でしかない。 そう、ラッキー本人とそのロシア人の彼女(年齢は言えないが、まあ私と数個しか違わない)のことである。 コロナのせいで、観光客相手に商売していた二人は、図らずと

          試されるカップル①

          直近の話題が全部コロナ関係になって、まあそれが日常のトップの話題だし、人間が今までの行動が出来ない故、話題もなくなる。 毎日家にいるだけの生活で、何の事件も当然だけど起こらない。むしろ、自分の国に帰れなくなったということがすごい事件なのだが、これを会話にしても着地点がないので、この件のストレスに関しては自己処理である。 デート相手たちに話しても、「まあ辛いのは君だけじゃないし」と言われてしまう。至極正論なのだが、何となく「アフリカの貧しい子のために食事を残すな」と言われた気分

          試されるカップル①

          スリランカ戒厳ライフ2

          まず、クレジットカードが使えるところを必死に探す。ここからしてハードルが高いんだけど、やっと見つけたところも、「食事は提供できません、自分で用意してください」としか言わない。これがまた不可能に近い状況にあった。 明日戒厳令がオフしている時間にスーパーに並べばいいじゃないかと言われるかもしれないが、その日は無理であった。 なぜなら、タイに帰るための最重要事項「コロナフリーの健康診断書」を発行するために、医師に会わなくてはいけないのだ。3時間もスーパーに並んでる暇はない。 いつで

          スリランカ戒厳ライフ2

          スリランカ戒厳ライフ1

          不思議なもので、タイの自宅にいる時は、2−3日外に出ないなんてこともザラにあった。 全部デリバリーで済ませて、一日中ダラダラ過ごすなんて、普通だった。 しかし、このスリランカでの戒厳令で、そんなものは全て「自分には自由がある」という大大大前提があるからこそだったのだと、改めて思い知った。 「いつでも出れるけど、自分の選択により出ない」のと、「出るな、選択肢はない」と言われているのでは、もう全くの別物である。ソフトな刑務所である。 一度こっそり抜け出して海に行ったが、帰りに警察

          スリランカ戒厳ライフ1

          コロナでスリランカから出れなくなるの巻。

          タイトルそのままである。帰る予定の日からすでに11日経過している。 断っておくが、今日本で絶賛吊るし上げ中の「こんな時期に海外旅行に行ったバカ」ではない。 そもそも日本在住ではない。私が帰るところはタイ王国だ。 そして私はかなり早い段階からスリランカにいる。一回用事でタイに戻ったことを抜けば、12月の半ばからいる。 まだ世の中が「中国大丈夫かよ」と対岸の火事みたいにしていた頃で、 1月の終わりごろから中国人への風当たりが,ここスリランカはウェリガマでも若干強くなってきてはいた

          コロナでスリランカから出れなくなるの巻。

          feel it, own it, and take care of it

          感情を処理する上で、私が一番大切にしているのが、このタイトルの言葉。日本語にするなら「とことん感じ切って、大切にする」という感じかな。(英語は英語として理解しているので、時々日本語にするのが難しいこともあるのですが) これがどういうことかと言うと、とてもシンプル。自分に湧いてきた感情は全て自分の声とし、絶対に押し込めない。ネガティブでもとことん感じ切って、自分がもっと楽になるため何でもしてあげる。こう書くととっても簡単なことなんだけど、実は意外と出来ないんだよね。かくいう私

          feel it, own it, and take care of it

          困った時の宝石商

          世界中を気が向いた時にフラフラする(本人はそのつもりはないけど)私、海外生活も早20年弱。覚えてる限りでも何度か「これはヤバイな」と思うことがあった。命にかかわることも何度かあったが、旅先において、すべてのことはやはりお金が解決する。しかし、お金に関するトラブルが発生した場合。これは危機度合いがかなり高い。場合によっては予定を繰り上げて帰国する必要もある。 幸運なことに私は一度もお金を盗られたことがない。スリには二度、ローマとロンドンでやられたけれど、どちらも財布ではなく、

          困った時の宝石商

          クジラ

          海外にいて、大体の場所で自分が唯一の日本人という暮らしをしていると、その場にいる人たちから勝手に日本政府のスポークスマンみたいな扱いをされ、意見を求められる。いや、意見を求められるだけならまだ優しい方で、糾弾されることもしばしばある。こういう場合は、大体欧米人や、そこで教育を受けたアジア人がいる時で、アジア国内純粋培養の人間同士でいると、こんな張りつめた展開にはならない。 しかし、私も糾弾されて大人しく黙っているタイプではないし、日本政府に頼まれたわけではないが、ロビー活動

          野良サーファー、タイに戻る。

          毎回毎回、ブログを書こう!と意気込んでは、派手に自分のSNSで告知して、最初の数回はノリノリで、その後最初考えていた(誰も気にしていないであろう)「方向性」みたいなものを見失い、どうでもよくなって、辞める。これの繰り返しをずっとしてきたため、私にもかろうじてある学習能力が、何か書きたいな、と思うたびに「やめとこうぜ、どうせ続かないし」とストップをかけてくる。それでも、文章を書きたい病は定期的に襲ってくるし、インスタグラムのストーリーでぶつくさ言うのも面倒くさくなってきたので、

          野良サーファー、タイに戻る。