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うつになる前④【自分のこと#4】

30代前半にうつと診断され、現在50代。
40代入ったあたりから、一応無事に生きている高校教員です。
「自分のこと」を、たまにお話しさせていただきます。お時間あればお付き合いください。



前回は「自分」が無いまま、高校時代が過ぎていった、というお話をさせていただきました。


そんな私ですから、進路がはっきりせず、大学受験も上手くいかず(私の能力が低いだけですが…)、結果的に、浪人することになりました。

浪人時代、某大手予備校に通っていました。

「はあ…。大学、どうすりゃいいんだろう…。」と悩んでスタートした浪人生活。

しかし、始まってすぐ、悩む私に衝撃が走ります。

ある予備校講師との出会いです。

その先生は、その後、業界では大変有名になった方で、当時ブレイクする直前ということもあり、200人ほど入る教室は、いつも満席で、席の奪い合いが起きるほどでした。

1回目の授業から、心を鷲掴みにされた私は、その先生の講義を毎週楽しみにする生活となりました。

その頃、人生で初めてと言っても過言ではないくらい、本当に楽しい生活でした。

ただ、楽しくて仕方なかったため、その教科ばかり勉強し、他の教科がおろそかとなり、なんと再び受験はうまく行かず…。

仕方なく、滑り止めの滑り止めくらいの大学へ行くことになります。


入ってからというもの……全く楽しくない。サークルにも入らず、バイトもせず、悶々とした日々。


実は大学に入っても、やはり「自分」が無く、路頭に迷っていたのです。

実は、そこで初めて、気づいたんです。


「自分」がなきゃダメだ、と。


大学まで行かせてもらってて贅沢なことを…、と思われる方も多いでしょう。
批判は承知の上です。

でも、ようやく「自分」をちゃんと探し出そうとわかった時、ある意味、うれしかったのを覚えています。


そこで、自分は何がしたいんだろうと、生まれて初めて真剣に考えました。
(ようやくです。情け無い…)


その結果、出てきたのは「教員になる」ということでした。


自分の好きな分野を大学で存分に勉強して、その分野の教員になり、楽しかった予備校時代の、あの先生のように活躍したい…。


初めて「自分」が生まれました。


そこで、なんと…通っていた大学をやめてしまいました……。
(親には怒られました…。当然です…。)
もう一度、その分野が学べる大学・学部に行くために浪人しました。
(さらに、情け無い…)

その後、第一希望の大学ではありませんでしたが、学びたいことが学べる大学へ入ることが出来ました。

あとは、そのまま教員に…。


となるところだったんですが…、まだ、あります。
ホントにダメな私ですね…。
いまだに、この頃のことは、正直引きずっています。


そのダメな大学時代を、次回の「自分のこと」でお話しします。


お読みいただきありがとうございました。

中学・高校・大学受験の過程や結果が後々、メンタルに影響することもあります。是非、ご相談ください。
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