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Episode 037 「キロが10の三乗と知ったのはいつ頃だったか」

さて、Episode 027より開始した「オーストラリアにいた時(1996〜2010年)によく聴いたアーティストおよびバンドの曲」(併せて、「よく聴いた訳では無いが印象が強く残っているアーティスト及び曲」も含む)、という括りで当時を振り返る試み、今回はアルファベットの「K」から始まるアーティストおよびバンド。

因みに、Kというアルファベットが1000を表す事を知ったのは、いつ頃だったであろうか。少なくとも、小学生の時にそう習った記憶は無い。

さぁ、「K」から始まるバンド・アーティスト名、見ていきましょう。

Kemuri(日本)
このバンドは、非常にかっこいい。ハイスクールの10年生(高校一年生)頃だっただろうか、数少ないアデレードでの日本人の友達である予志也君から「77days」(1998年)というアルバムを(姉を介して)借りたのだった。「千嘉千涙」(2000年)もかっこいい曲が沢山収録されていた。尚、このバンドの元メンバーであるギタリスト(南氏)は、現在(2024年)、Ken Band(Hi-StandardのギタリストであるKen Yokoyama率いるバンド)のメンバーである。

Ken Yokoyama(日本)
実はHi-Standardをしっかりと聴き始めた1998年頃、ハイスタは活動休止(詳しくは、AirJam 2000のライブを最後に活動休止)に入る間近であった。しかし、Ken Yokoyama (横山健のソロ活動の際のバンド名)に関してはリアルタイムでずっと発表されるアルバムなどはほぼしっかりと網羅している。初めてこの人がソロの作品を発表したのは2004年。「Cost of Freedom」というアルバムだった。アルバムの最初の曲、「I Go Alone」を聴いた時、この人の決心の様なものをギターの音(そしてもちろん歌詞からも)から感じたのだった。Hi-Standardではなく、ソロとしてやっていくんだ、という決心を。このファーストアルバムからは、他にも「Eight-Hour Drive」や「Believer」の様な、ハイスタの曲に通ずるストレートなパンクロックが中心にありながらも、「I’m Not Afraid When I’m With You」や、「Coming Back To You」、「Longing (A Quiet Time)」の様なアコースティックで静かに聴かせる曲もあり、また「Love Me Slowly」の様にキーボードの音が入っている曲もある。セカンドアルバムである「Nothin’ But Sausage」(2005年)は、後に「Ken Yokoyama節」が固まっていく要素が散りばめられている印象がある。特に「How Many More Times」、「Empty Promises」、「Remember Me」、「Ten Years From Now」などは相当カッコいい。この後、3枚目、4枚目、5枚目、6枚目とアルバムは続くのだった。この人の音楽は、どんな時代でも「嘘がない」と感じる。従って、いつまでも、幾つになっても、そう、こうやって40歳(2024年現在)になった今も、彼の作る曲に魅了され続けているのである。ただ、正直なところ、彼の最も最近のアルバムの2枚である「4Wheels」Lives」(2021年)および「Indian Burn」(2024年)に関しては、少々期待外れとなってしまった(少なくとも個人的には)。前者に関しては、アルバム全体を通して2曲は良かったのだが、他の10曲は、正直心を打たれるものがなかったように感じれしまった。ただ、やはりこの人は永遠のヒーローであることから、やはりこの先も聞き続けることは間違いないと思う

Kiroro(日本)
日本から送ってもらったビデオの音楽番組にて初めて見た。この曲は、素敵な曲だと思う。

KOOLOGI(日本)
元Snail RampのギタリストであったAKIOにより結成されたバンド。Snail Rampは2000年ごろからずっと好きで聴いていたので、AKIOが脱退すると聞いてショックではあったが、新しいバンド(すなわちKOOLOGI)を結成したと知ったので早速YouTubeで聴いてみた。2005年または2006年頃だった。Guilty Way(2005年)のギターリフは、相当かっこいい。


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