見出し画像

Episode 038 「難しい事は置いといて、Lの発音はコレで問題なし」

さて、Episode 027より開始した「オーストラリアにいた時(1996〜2010年)によく聴いたアーティストおよびバンドの曲」(併せて、「よく聴いた訳では無いが印象が強く残っているアーティスト及び曲」も含む)、という括りで当時を振り返る試み、今回はアルファベットの「L」から始まるアーティストおよびバンド。

英語を習う際、「LとRの発音の違いは・・・・」なんて話を聞く。極論、「L」の発音は、日本語で言うところの「らりるれろ」の発音と全く同じである。

さぁ、「L」から始まるバンド・アーティスト名、見ていきましょう。

L’Arc~en~Ciel(日本)
上の姉が、そうとう気に入って聴いていたバンドである。98年頃だったであろうか。非常によく記憶に残っている。しかし、バンドとしての共感は全くないが、このバンドの数曲は意外に良いかも、とも思う自分もいる。または、単なるノスタルジックに浸っているだけかもしれないが。

Lagwagon(アメリカ)
このバンドを初めて知ったのは、Fat Wreck ChordsのコンピレーションアルバムであるSurvival of Fattest(1996年)に収録されている「Sleep」を聴いた、1998年または1999年頃だった。このバンドはNOFXのフロントマンであるFat Mikeが彼のFat Wreck Chordsに契約した初めてのバンドとの事である。このバンドが奏でるパンクロックな曲は圧倒的なかっこよさを誇っている。2000年頃だっただろうか、友達のステファンと一緒にRundle St(ランドルストリート)にあるBig Star RecordsというCDショップにて「Double Plaidinum」(1997年発売)というアルバムを購入した、という記憶がある。個人的に、このバンドでもっとも好きなアルバムは、「Let’s Talk about Feelings」(1998年)である。このアルバムは、傑作である。しかし、年月が経った2019年に発売された「Railer」というアルバムも、(このバンドの音楽を)初めて聴いてから20年以上が経っているが褪せることなくパンクロックなサウンドを響かせ、全く古さを感じさせていない。バンドが結成された1989年から35年経った今(2024年)も、ラウドであまりにもかっこいいパンクロックを鳴らし続けているのだ。音楽とは不思議なもので、40歳になった今でも、「Sleep」を聴くと、初めて聴いた当時(約15歳)の気持ちにタイムスリップするのである。まだまだこの先も、Lagwagonの曲には飽きることはなさそうだ。

Lily Allen(イギリス)
このアーティストについては、恐らく2006年頃に良く聴いていたと記憶する。そんなに思い入れがあるわけでもないが、ファーストアルバムである「Alright, Still」(2006年)を何かのタイミングで聴くことになったのだ。アルバムのジャケットがオシャレだな、と思った記憶がある。

Limp Bizkit(アメリカ)
初めて聴いたのは、彼らの3枚目のアルバムである「Chocolate Starfish and the Hot Dog Flavored Water」(2000年)であった。2000年当時、16歳であった私は、このバンドのボーカルであるFred Durstのファッションアイテムの一つであったNew Eraのベースボールキャップが相当かっこいいと思っていた。もちろん、Fred Durst以外にも、多くのミュージシャン(例えばMillencolinというスウェーデンのバンドのギタリストであるEriK Ohlssonなど)はNew Eraのキャップを被っており、2024年の今でも、海外の好きなバンドなどの多くのミュージシャン達は被っている。当時、Fred Durstを真似るべく、New Eraのキャップが欲しかった私は、街で出る姉に頼み、ニューヨーク・ヤンキースの、紺のNew Eraのキャップを買ってきてもらう様頼んだのだった。しかし、買ってきてもらったキャップを見て愕然とした。それは、想像していたNew Era(ブランド名)のキャップではなく、他のメーカーが作ったニューヨーク・ヤンキースの帽子だったのが。そう、New Era特有の、MLBのロゴが付いていない(MLBのロゴの代わりに、NYという刺繍が施されていた)キャップだった。愕然とした思い出がある。尚、大学生を卒業した後だったであろうか、念願のNew Eraのキャップ(今回は、Millencolenというバンドのギタリストが被っていたLAのキャップ)を購入した。そして、時は2013年、アメリカのロチェスター(ニューヨーク州北部)に(ゴルフのPGAの大会だったであろうか。電通での先輩だった石井さんと一緒に行った出張)出張に行った際に、紺のNYのキャップ(New Era)を購入した。また、併せて、再度(2020年6月)、オンラインでLAのキャップ(New Era)を購入したのだった。2021年4月には併せてもう二つ(LAの赤、そしてNYの緑)購入した。その後、追加でBoston Red Soxの帽子(同じくMillencolinのギタリストがこの帽子を被っていたこともあり)及び、黒の帽子で「TOKYO」と書かれた帽子も購入した。当時(16歳)憧れたこのキャップに対して、何か特別な思いがあるのかもしれない。さて、このバンドの曲だが、ミクスチャースタイルの曲が多く、ヘビーなギターの音にラップを乗せるスタイルの、いわゆるNu Metalというジャンルの音楽だった。Dragon Ash がこのバンドの「Faith」(1998年)という曲をカバーしている。尚、Limp Bizkit自身の「Faith」も実はカバーだったということを知ったのはずっと後のことだった。オリジナルはGeorge Michaelというミュージシャンの「Faith」(1988年)とのことである。

Linkin Park(アメリカ)
このバンドについては、あまりにも有名すぎて、気付いたら曲も知っていた、という具合である。従って、具体的にどのタイミングで聴き始めたかは明確には憶えていないが、恐らく2000年頃だったと思われる。尚、最近(2020年5月)、このバンドのリーダーであったMike Shinodaのソロアルバム(Post Traumatic(2018年))を聴いたのだが、非常に素晴らしい内容のアルバムとなっている。Linkin Parkの曲は、今までにないタイプの音楽だと個人的には感じている。Linkin Parkは、Rage Against The MachineやRed Hot Chili Peppersの様、いわゆる元祖ミクスチャーバンドの様な要素はありながらも、それらとは違う何かがLinkin Parkを特別な存在にしていると思われる。恐らくLinkin Parkが「Nu Metal」というジャンルを確立したと思われる。アルバムは全て聴いたが、毎アルバムごとに進化を遂げているのが見受けられる。アルバム制作のドキュメンタリーを幾つかYouTubeで見たが、やはりその(音に対してだったり、曲の構成、歌詞などに対する)こだわりが伝わってくるものがあった。尚、2000年に発売された「Hybrid Theory」というアルバムの売上数は何と全世界で2700万枚とのことだ。

Long Beach Dub Allstars (アメリカ)
伝説的なバンドSublimeのボーカルであったBradley Nowellが亡くなった後、残されたメンバー二人(Eric WilsonおよびBud Gaugh)に併せ、Sublime時代から交流があったミュージシャンが加わり結成されたバンド。この曲は、暑い夏の日に、窓を開けながらアデレード(Episode003参照)の暑い風を感じながら運転した車でよく聴いていた思い出がある。勝手にイメージするカルフォルニアの様子を全て(肌を焦がす太陽、突き抜ける青い空、どこまでも続くビーチなど)含んだかの様な曲である。尚、NOFXのFat Mikeも作曲に参加している。恐るべし、Fat Mike。

Lostprophets(イギリス)
友達の予志也くんに教えてもらったバンドである。「Start Something」(2004年)というアルバムと「Liberation Transmission」(2006年)というアルバムを借りたのだった。個人的には「Start Something」に収録されていた、「We Are Godzilla You Are Japan」という曲には度肝を抜かれた憶えがある。2006年または2007年ごろ、この曲を聴きながら、当時住んでいた家(Glen Osmond)の近くの坂道を駆け上ってジョギングしていた思い出がある。(白と赤と黒のプーマのランニングシューズを履いていた)

LOW IQ 01(日本)
友達のカズ(短期留学でアデレードに来ていた)に借りた、「AirJam 2000」(Hi-Standardが1997年に始めた野外ライブであるAirJam)のビデオで初めて出会ったミュージシャン。確か、2001年頃だったと思われる。このライブは真夏であったにも関わらずこの人はスーツにハット、ステッキ(杖)を持ってステージに立っていた。オシャレだった。「Little Giant」という曲を聴いて、ファンになった。このミュージシャンの曲を初めて聴いてからかれこれ約20数年、今も、この曲は特に大好きな曲である。尚、Low IQ 01はソロになる前は、Super Stupidというバンドを組んでいた。

Lit(アメリカ)
特に何の思い入れもないバンドだが、なぜかこの曲だけは頭に残っていた。

The Living End(オーストラリア)
上の姉が(このバンドを)好きで、確かCDを持っていた。初めて聴いたのは恐らく1998年ごろ。テレビの音楽番組で見た「Prisoner of Society」という曲が彼らとの出会いだったと記憶する。「Picture in the mirror」などが収録されている「Roll On」(2000年)というアルバムはリアルタイムで購入し(確か、ちょうど祖母(母親の母)がアデレードに遊びに来ており、買ってもらった記憶がある)よく聴いた。今でも、やはりこのバンドの曲を聴くとノスタルジックな気分になる。

Lenny Kravitz(アメリカ)
特に思い入れがあるミュージシャンではないが、自然と(売れていたので)耳に入ってきた曲。

Less Than Jake(アメリカ)
どういったタイミングで聴くようになったかは憶えていないのだが「Gainsville Rock City」(2000年)という曲は、テレビ(PVがひたすら流れる音楽番組)でよく見た記憶がある。

Led Zeppelin(イギリス)
「ロック」という類の音楽が好きであるならば一度はしっかりと聴いておかなければ、と思ったのが、恐らく2000年代半ば。このバンドのベストアルバム(リマスター版)を買ったその日、友達の家に遊びに行ったのだが、ふと目を逸らした隙に、その友達が飼っていた犬にアルバムのケース(紙を使用したカバーだった)をボロボロになるまで噛まれてしまった。部屋の床は、噛みちぎられたアルバムケースの紙が散らかっていた。尚、革の財布も(CDと)一緒に置いておいたのだが、見事に財布も噛みちぎられており、ボロボロになっていた。このバンドはやはりギタリストであるJimmy Pageが奏でるリフの数々が印象的である。世間的には、「全てのギターリフは、既にJimmy Pageにより(発見され、発明され)弾き尽くされている」と言われる程である。

Lessies Does(オーストラリア)
アデレード出身のローカルバンド。例えば、国内のビッグアーティストや、海外からのアーティストがアデレードでライブをする際などによく前座として出演していたバンド、というイメージ。彼らのEPである「Place of Harmony」(1999年)は、ハイスクール(Episode022参照)の10年生~11年生あたりによく聴いた思い出がある。


この記事が参加している募集

英語がすき

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?