~STORIAのプロボノ活動日記~オンラインショップ・プロジェクト“りゆひま”
みなさん、こんにちは。認定NPO法人STORIAでプロボノとして活動している池田尚弘です。今回は、STORIAの非認知能力向上プログラムで、子どもたちが取り組んだ「オンラインショップ・プロジェクト」について書いてみました。
~非認知能力とは~
学力テストなどで計測できる認知的スキル以外の、数値化することが難しい心の動きのことです。以下のような能力が非認知能力と言われています。
・目標の達成(責任感、自己抑制)
・感情のコントロール(楽観性、ストレス耐性)
・協働性(共感性、協調性)
・開放性(好奇心、創造性)
・他者とのかかわり(社会性、積極性)
・複合的な能力(批判的思考、自己効力感)
出所:ベネッセ教育総合研究所
~オンラインショップ・プロジェクト“りゆひま”~
STORIAでは、子どもたちがやりたいことを大人がサポートするといったカタチで「非認知能力向上プログラム」を行っています。
このプロジェクトは、女の子3人組が「トートバッグのオンラインショップをやってみたい!」と言い出し、「やってみよう!」ということになったようです。
子どもたちの挑戦は、いつも本気です。
「デザイン、商品企画、仕入れ、製造、プロモーション、販売後のオペレーション」等も子どもたちだけで考えて、オンラインショップ“りゆひま”はオープンしました。
~大人の関わり方~
STORIAではいつも、プロジェクトは子どもたちに任せて、スタッフ・ボランティア等の大人は、できるだけ介入しないようにしています。
子どもたちが分からないことが出てきた時には、調べる方法を提示するのみに徹することで、最初はすべてを聞こうとしていた子どもたちも、スタッフのスマホやパソコンを使って自分で調べるようになるそうです。
~販売開始!~
「子どもたちがオンラインショップをオープンしました!」
そんなお知らせが「STORIA SUPPORTESグループ」で発信されました。
私はパンダが好きなため、パンダのデザインされたトートバッグを購入。しばらくすると、自宅にパンダのトートバッグと御礼のお手紙が届きました。
その後「STORIA SUPPORTESグループ」には、トートバッグを購入したみなさんから、トートバッグの写真や感想が次々とアップされ、子どもたちのトートバッグと思いが、全国各地に届く様子とあたたかさが伝わってきました。
~販売後の子どもたちの様子~
一方の、子どもたち。
トートバッグが売れたという画面通知を見て、スタッフに一言。
「どうしよう、嬉しい。あとね、こわい。」
自分たちが楽しくて創作したトートバッグに、お金を払って買ってくれた「お客様」の存在を知り、お金を払ってもらったことへの緊張感、プレッシャーを感じたようです。
子どもたちの気持ちを聞いて、本当に良い経験だなあと感じました。
~失敗も成功もない!全てが貴重な経験!~
STORIAの「非認知能力向上プログラム」では、失敗することも奨励しています。
プロジェクトの成功にこだわり、大人が考えるやり方で導いたり、成功や達成することだけに囚われて、子どもがやらされるプロジェクトにしないためです。
子どもから「教えて欲しい」「相談したい」と言われた時にも、「一意見として」というスタンスで話すようにしています。
子どもが主体的に考えて、決めて、行動したことは、成功も失敗も含めて、子どもの非認知能力向上と自信や成長につながります。
~「クラウドファンディング」に関するご案内~
STORIAのプロボノチームは、2022年11月18日(金)~2023年1月6日(金)までの期間、クラウドファンディングに挑戦することになりました。
今回、書いた「オンラインショップ・プロジェクト」以外にも、いろいろなストーリーを紹介しておりますので、是非、下記サイトをご覧ください。あたたかい気持ちになれると思います。
よろしければサポートお願いします!いただいたサポート費は子どもたちの支援に大切に使わせていただきます!